2014年11月24日配信「週刊0510のおススメ展覧会」












2014年11月22日配信「週刊0510のおススメ音楽会」












2014年11月21日配信<週刊0510archives>「『牝鶏之晨鳴』――みんなの党、参院選神奈川選挙区候補者選定めぐる渡辺代表と江田幹事長の激突の背景に“猛妻”の存在!?」<政治>



 みんなの党・渡辺喜美代表にとって江田憲司幹事長は、2009年1月の結党以来、同党を第三極の中核に育て上げた“同志”であり、また、「反霞が関」を掲げる渡辺代表にとって、元経産官僚でその裏表を知る江田幹事長は、貴重な“知恵袋”でもあり、これまで同氏の意向を大切にしてきた。
 
 だが、このところ日本維新の会との連携、党選挙対策人事などを巡って意見の対立が目立ち、ギクシャクした関係が続いてきた。
 
 そこに“勃発”したのが、次期参院選神奈川選挙区の公認候補問題だった。
 
 みんなの党の県地方議員の段階では、前神奈川県知事の松沢成文氏と元県議の菅原直敏氏とが、有力候補として名前が挙がっていた。
 
 本来、知名度でいえば松沢氏が抜群だが、松沢氏は東京都知事選を目指して県知事の座を放り出した過去があり、昨年末には再挑戦しながら猪瀬直樹氏に大敗、政治家としての“読み”の甘さと人気のなさを露呈した。
 
 そんな「神奈川県民をバカにしたような松沢氏を応援したくない」という地方議員がいるのも当然で、衆院神奈川8区選出の江田幹事長もそうだった。
 
 そうした地元の“調整”が出来ていない段階で、渡辺代表は「神奈川選挙区は松沢氏で決めたい」と独断専行した。
 
 話を持ち出したのは、5月14日、国会内で開かれた党役員会だが、その場で江田幹事長は、「神奈川に大きな亀裂が走る。極めて遺憾だ」と、怒りの声を露わにした。
 
 渡辺、江田の両氏の対立が深刻化、内紛の様相を呈している背景には、才女の誉れも高い渡辺代表の愛妻・まゆみ夫人の存在がある。
 
「渡辺代表のスーツやネクタイはもちろん、髪形から眼鏡などに至るまで、すべてまゆみ夫人が決めています。それだけなら妻の役割でしょうが、最近は、自分の好き嫌いで党人事に口を出し、逆鱗に触れて地方に飛ばされ、辞表を提出したスタッフも少なくありません。
 また、日本維新の会との連携に、反対の立場をとっているのが渡辺代表で、賛成しているのが江田幹事長なのですが、代表が反対なのは、まゆみ夫人の意向だといわれています」(みんなの党関係者)
 
 彼女の猛妻ぶりは、離婚騒動を報じた週刊誌などで明らかだが、人事や政策などにまで口を出しているのが事実なら、所属国会議員との間に亀裂が走り、渡辺代表の求心力が低下するのも無理はない。
 
 まゆみ夫人に関しては、ネットの時代には珍しい「怪文書」まで流され、その核心部分が当たっているだけに、永田町でも評判になった。
 
 そこに書かれているのは、代表の父である先代の美智雄元蔵相の時代から献身的に仕えてきた2人の元秘書と、結党以来、『代表付』としてマスコミ対応も行ってきた元秘書が、相次いで辞めた経緯である。
 
 前出の関係者が続ける。
 
「怪文書には、代表付秘書が旭川の北海道支部に飛ばされ、その前には前事務局長が、宇都宮事務所に異動させられ、両名とも『夫人の逆鱗に触れたことが原因』とされていますが、いずれも事実です。ふたりに何か“落度”があったわけではなく、まゆみ夫人は好き嫌いが激しいうえに、一度、こうと思ったら、やらないではいられない性格なのです」
 
 これでは所属議員はもちろん、職員や秘書に至るまで、たまったものではない。
 
 渡辺代表の父親譲りのパフォーマンスのうまさと、「反官僚」「反原発」のぶれない姿勢を支援する有権者は少なくなく、それがみんなの党の党勢を高めてきた。
 
 しかし、不倫疑惑の離婚騒動以来、渡辺代表は、益々まゆみ夫人に頭が上がらなくなり、それが「党務への口出し」となり、江田幹事長らの反発を招いている。
 
 家庭で夫人の尻に敷かれるのは勝手だが、税金が注ぎ込まれる公党の党首が、“出しゃばり妻”の党務への関与を許していいわけがない。
 
「哲婦傾城」――そのだらしない状況を、代表自ら断ち切らなければ、今や衆議院18人、参議院13人、2009年以来手塩にかけて育ててきた党をいずれ“分裂の危機”に追い込むことになりかねない。【晄】 <2013年5月22日配信>



2014年11月20日配信「衆院選目前!――東京地検特捜部が捜査中の『小渕・渡辺・松島事件』の行方?」<事件>


逃げ切りセーフ?(wikipediaより)


 解散・総選挙で永田町が浮き足立つなか、東京地検特捜部による小渕優子・前経済産業相の関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件の捜査が、着々と進んでいる。

 特捜部は、数多くの不明朗会計のなかでも、最も問題が大きく、金額も大きい東京・明治座の「観劇会」に関して、主催した「小渕優子後援会」(群馬県中之条町)の女性部事務局長を初め、各地区の責任者の事情聴取を行っている。

 毎年、参加者から2400万円前後の会費を受け取っているが、2009〜12年分の会費収入は約742万円に過ぎない。

 これが正しければ、過少申告で政治資金規正法違反の虚偽記載だが、「2400万円を受け取っていた」というのが誤りなら、安い会費で有権者を観劇させたので寄付行為となり、公職選挙法違反。会計責任者か誰かが個人的に流用させていれば横領である。

 いずれにせよ、観劇会問題は不記載金額が1億円にのぼるだけに、単純なミスでは済まされず、これを起点に事件が構成される可能性が高い。

 そして、誰が立件されるかといえば、「責任はすべて私にある」と、早々と“自白”。先代の小渕恵三・元首相の時代から秘書を務め、小渕女史を「姫」と呼んで、地元をまとめてきたした折田謙一郎・前中之条町長だろう。

 政治資金収支報告書に不記載、あるいは虚偽記載の証拠が残り、任意の事情聴取の段階で罪を認めている。このまま前言を翻すことがなければ、逮捕されることもなく、衆院選後の早い段階で在宅起訴されよう。

 報告書への不記載、あるいは虚偽記載の「指示」を小渕氏がしていれば小渕氏も罪に問われるが、現実問題として報告書の作成に関与していなかったようで、道義的責任の範囲にとどまりそうだ。

 ところで、「特捜改革」の途上にある特捜部は、今や告発を受け、それを受理して捜査する“受け身”が基本となっている。

 現段階で、小渕捜査以外に、渡辺喜美・みんなの党前代表、松島みどり・前法相の政治資金規正法違反や公職選挙法違反についても、市民団体などの告発を受理して捜査している。

 受理の順は、化粧品通販大手・DHCのY会長が、渡辺氏に8億円の資金を提供していた件が最初で、次に松島氏が、自身の似顔絵入りのうちわを配っていた問題。最後の受理が小渕氏の事件だった。

 渡辺→松島→小渕の順だが、本格捜査は逆となり、渡辺氏の捜査にかかっていた検事を、急遽、小渕捜査に投入。折田氏の町長退任とそれに伴う“自白”からわずか10日後の10月30日、家宅捜索して本格捜査に入ったのは、確実な立件が見込めるからだろう。

 一方、松島氏の「うちわ問題」は、12〜14年間の3年間で約2万2000本にのぼり、金額も約175万円相当となり、「いかがなものか?」という論議もあるだろうが、公職選挙法を問うまでには至らず、タイミングを見ての不起訴処分だろう。

 判断が難しいのが渡辺氏の事件である。

 みんなの党の「内部調査」は、「借り入れは、渡辺前代表が自身の選挙運動以外の政治活動等の為に個人的に借り入れた」として公職選挙法違反を否定。また、「個人の借り入れについては報告書作成の義務はない」として、政治資金規正法違反も同様に否定していた。

 8億円ものカネを個人で借りたから問題ない、という論理は一般論として通るものではないが、法的には「個人」のカベを突破するのは難しい。

 また、借金返済の為に政党交付金を使った疑いがあるというので政党助成法違反に問うべきだという議論もあったが、政党交付金はいったん、党の口座に振り込まれるために、因果関係を立証するのが難しそうだ。

 残された問題が、『朝日新聞』が10月4日付の朝刊でスクープした政治団体「渡辺美智雄政治経済研究所」と渡辺氏との間でやりとりされた9000万円が、記載されていなかったことだが、これに対して渡辺事務所は、政治団体名をつけてはいるが、実態は秘書ら個人のもので「口座名も個人」と、ワケの分からない説明に終始した。

 法律の趣旨を逸脱した、明からさまな“二枚舌釈明”!?――こうした「個人」と「政治団体」との“手前勝手”な使い分けを許していいはずがない。――そんな観点からの捜査が、小渕事件に決着をつけた後に再開されるかもしれない。【駿】



2014年11月19日配信「人生本因坊師の甘辛時事問答」<連載>


御破算で願いましては〜!



本因坊師「エヘン!…『我は感ず、我が遠去かりゆくを、ひとひらひとひら、古きものを失いたりしを』――侘しいなあ、人生というのは!」

――どうしたんですか、突然!

本因坊師「晩秋じゃないか。 詩のひとつも詠まいでか!」

――何か、人生を悟った様なことを言って。気味が悪いですよ。

本因坊師「リルケやないか、リルケ」

――リルケって誰ですか?

本因坊師「エッ、お前はリルケも知らんのか。呆れた奴やなあ。 これだから教養のない奴とは喋りとうないんや(嘆)」

――(………グスン)

本因坊師「もう一丁、行こか。世にいう『善人』、往々にして善人に非ず! また、世にいう『悪人』、必ずしも悪人に非ず!

――これもリルケですか?

本因坊師「ちゃうわ。これはワシの座右の銘や」

――ヘーッ、老師の座右の銘なんて、初めて聞きましたよ。

本因坊師「どや、意味は分かったか?」

――ハア、何となく…。

本因坊師「何となくだって?  アカン、もうお前は破門や!」

――破門だなんて…(涙)。

本因坊師「破門が嫌なら、もうちょっとしっかり足と頭を使って考えてみい!」

――ところで、どこかの国の大臣答弁みたいに、余計なことを長々と話題にしていますが、ひょっとして「前回の約束」を忘却の彼方に追いやるための“陰謀”じゃないでしょうね?

本因坊師「ン?  前回の約束って何や?  しかも、陰謀とは聞き捨てならん言葉じゃな」

――衆院の解散・総選挙の賭けですよ!  乾坤一擲、私は全財産を賭けたんですから、それなりにオトシマエを取って貰わないと…。

本因坊師「う〜ん。そんな公序良俗に反する約束したかな?」

――ズルイ! ずるい 狡い!(涙声)

本因坊師「分かった、分かったよ。  ステーキでもすき焼きでも寿司でも天麩羅でも牛丼でも、お前の好きなものを腹いっぱい奢るから機嫌を直せよ」

――(まったく食えない爺だなあ)最初からそう言えばいいのに(Boo)。

本因坊師「そやけど、シンゾウ首相は、議席が減るのが明らかなのにどうして解散なんかしたんやろな?」

――漫遊旅行中に幻覚キノコでも食べたのか? それとも、またお腹の具合が悪くなったのでしょうか?(笑)

本因坊師「アベノミクスの失敗をウヤムヤにしたいし、出来損ない大臣たちのスキャンダルも流したいし、消費税も上げられそうにないし、相変わらず我慢の足りん“ワガママ坊主”じゃな!(笑)」

――「雀百まで 踊り忘れず」&「三つ子の魂 百まで」…次回からの選挙公報には保育園から小学校までの「生活記録」と「通信簿」の公開を義務付けるべきじゃないですかね。

本因坊師「お前にしては珍しい、なかなかの名案じゃないか(笑)」

――選挙分析については、まだ候補者も出揃っていないし、選挙分析は次回ということにして、何か目星い話題はありませんか。

本因坊師「そうやな、『週刊新潮』(11/20)が書いとった“汐留テレビ”『女子アナ内定取り消し問題』なんかどうや?」

――笑っちゃいますね、「女子アナウンサーは清廉潔白であるべし!」だなんて、何を血迷ってるんでしょうか?

本因坊師「つまりは“汐留テレビ”の価値基準では、ホステスは賤業ということやな(笑)。女子、男子を問わず、アナウンサーなんて、今やアッパッパ―の“電波幇間”、“電波芸者”と同じやのに何を寝言みたいなことを言うとるんやろな(笑)」

――“汐留テレビ”に限らず、他のTV局だって、社内を見渡せば、役員との不倫あり、略奪婚あり、果ては薬物使用歴あり、援交歴ありのツワモノたちがゴロゴロ居るというのに、キレイ事を言うのも程々にしないと…。現役女子アナ全員の身体検査をすると、各局から女子アナがいなくなっちゃんじゃないですかね(笑)。

本因坊師「どいつもこいつも御身大事。『ややこしいことには関わりたくない』という意識のなせる技だろう。半分はヤクザ商売のテレビ屋風情が、清廉潔白だなんて言うこと自体、ヤクザがコンプライアンス順守を口にするのと同じ。世も末じゃな(笑)」

――まったくです!

本因坊師「ところで、また『年末ジャンボ宝くじ』の季節がやって来たが、ワシはあの品のない幟を見るたびにムカムカするんや」

――老師は、宝くじに恨みでもあるんですか?

本因坊師「胴元が半分近くのテラ銭を搾るバクチなんて、世界中どこを探してもないぞ!」

――エ〜ッ! 競馬や競輪の25%でも高いと思っていたのに、宝くじは50%もハネてるんですか?

本因坊師「今国会での法案成立は見送られたが、カジノなんて、場所によって違うが、テラ銭は精々が5%位やから、その10倍や」

――阿漕ですねえ。

本因坊師「昔は『日本勧業銀行』のシノギだったんやが、それが『第一勧銀』に引き継がれて、現在は『みずほ銀行』の“米櫃”やがな」

――よくよく考えれば、銀行がバクチの胴元だなんて、何かおかしいですね!

本因坊師「以前の『宝くじ部』なんて、銀行の本流から外れた窓際族の吹き溜まりだったのに、今はAクラスの天下り先や」

――げに怖ろしきはゼニの力!

本因坊師「いずれ機会があったら『宝くじの研究』ちゅう連載でもやろうと思うとるから、その時はしっかり取材してくれよ」

――御意!(了)




2014年11月18日配信「東京仙人島通信局」<連載>


 住友銀行(現三井住友銀行)に吸収合併された平和相銀の創業者、小宮山英蔵は、いい意味でも悪い意味でも、“怪物”と言うしかない男だった。
 人は死んでその値打ちが定まるというが、この怪物の密葬には、岸信介、福田赳夫、中曽根康弘といった、元、前、後の総理が参列した。日本一でもない相互銀行の創業者の密葬に、これだけの政治家が駆けつけたのである。
 その後行われた銀行葬には、田中角栄、二階堂進、藤井丙午、澄田智らの政財界要人を含む五千人が参列した。藤井は元新日鉄副社長で“財界の政治部長”といわれた人であり、澄田は元大蔵次官で、のちに日銀総裁を務めている。
 小宮山は、いざという時のために、自民党の主流、反主流の派閥の双方に献金していたのである。田中角栄にも、福田赳夫にも、あるいは中曽根康弘にも、小宮山は近かった。政治献金という名の“保険金”は、おそらく小宮山自身が、どれほどになるかわからない金額だった。
 しかし、小宮山の死後、平和相銀は大蔵省の主導で住友銀行に食われていく。のちの銀行・証券スキャンダルのスタートともなった住友銀行・イトマン事件は、この平和相銀吸収に端を発している。“闇の世界の貯金箱”ともいわれた平和相銀を合併することによって、住銀は闇の世界にガッチリと食いこまれたからである。
 ここに、「資料提供・住友銀行東京広報部」と後記された『企業コミック・住友銀行』(世界文化社)という本がある。冒頭に、大蔵大臣だった竹下登が住銀会長の磯田一郎に平和相銀を何とかしてくれと頼む場面がある。そして、ワンマン創業者の小宮山を評して、二人は、「銀行を私物化してはいかんよ!」と口を揃える。
 ここを読んで私は思わず噴き出した。のちに明らかになったように、住銀を私物化したのは磯田自身である。
 磯田は自らの名誉欲を満足させるために平和相銀合併を強行した。それに対し、ブラック・ジャーナリズムや右翼、暴力団、さらには政治家が巣食っている平和相銀を吸収しても、果たしてプラスになるか危ぶんだ頭取の小松康は、もし合併するとしても、それらのいかがわしい部分に合理的なメスを入れようとした。
 しかし、ダーティな彼らがそれを堂々と受け入れるわけがない。住銀東京本店への糞尿バラまき事件は、それんからんで起こったといわれる。
 結果的に、小松は磯田によって解任された。磯田は闇の勢力と妥協し、それが住銀・イトマン事件につながっていくのである。
 この平和相銀に小宮山英蔵の招きで入ったのが、「末は検事総長」といわれた伊坂重明だった。
 小宮山の銀行葬で、平和相銀社長の次に伊坂が焼香したのだが、「非常勤取締役顧問」という肩書ながら、ドンの死後、実質的にこの男が平和相銀を動かしていく。
 「検察のプリンス」だった伊坂は、東京地検特捜部勤務の頃、闇金融王の森脇将光を調べたことがある。政財界にも深く食い込んでいた森脇は、慶応に学んだインテリらしく、伊坂に「高速度高利金融論」をブッた。
 「列車でも、鈍行、急行、特急とある。お急ぎの方は、特急に乗らんにゃならん。金融にも、市民銀行もあれば、わしらみたいな高利貸しもいる。市民銀行は、信用のない客が駆け込んでも、金を貸してはくれない。だから、わしらのところに駆け込んでくる客は、銀行で扱ってくれない客だ。わしらは短時間でその客の担保能力、返済能力を調査して、金を貸す。市民銀行が鈍行、急行なら、こっちは特急だ。わしらは、その意味で、法廷料金ではない、特急料金をもらっているんだ。それは当然のことだ」
 この森脇との関わりで、伊坂は検事をやめ、弁護士となる。そして、いわば森脇の同類ともいうべき小宮山英蔵に乞われ、平和相銀の顧問弁護士となったのだった。
 小宮山は銀行で集めたカネを一族会社や子会社にどんどん貸し付ける。これはもちろん違法なことで、大蔵省や日銀にそれを指摘されると、そのたびに政治家に億単位のカネを渡して封じ込めてもらったのである。
 そんな伏魔殿のような銀行で、伊坂はそれらを覆い隠すベールとなることによって力をつけていった。(『謀略銀行』・大塚将司著・角川書店刊)


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<社会>

★「殺人DOCTOR!?」群馬大学医学部付属病院で肝臓病の腹腔鏡手術を受けた患者8人が術後3ヶ月以内に相次いで死亡の怪。

◆「意趣返し?」…警視庁公安部が公務執行妨害容疑で中核派の拠点・京都大学熊野寮を家宅捜索。(京都府警の仇を警視庁が〜?)

★「院政の布石?」木村伊量・朝日新聞社長がようやくの辞任で後任に大阪社会部出身の渡辺雅隆・大阪本社代表が就任。

★「浪花市中引き回しの刑に処すべし!」大阪地検特捜部がインチキ開運商法の「アドライン」の実質経営者・河本某と大阪国税局OBで同社顧問税理士の野上某ら5人を法人税違反容疑で逮捕。(先行報道の『敬天新聞』にアッパレを進呈!!)

◆「衆院選出馬?」…何かと話題の「在特会」の桜井誠会長が退任を表明、後任に八木康洋副会長が就任の予定。(衆院選出馬の噂も?)

◆「『華の舞』で『インサイダーの舞』!?」…証券取引等監視委員会がTOB情報でインサイダー取引を行った「チムニー」(東証1部)元役員に44万円の課徴金。

★「チャランポラン発注!!」大阪市交通局調達課発注の随意契約1335件のうち73%の980件不適正手契約

◆「ヘンなのは『SAPIO』!?」「昼食はやきそばとメロンパン?」――「学校給食がヘンだ!」の誤報で月刊誌『SAPIO』が愛知県江南市に謝罪。

★「バカ丸出し!!」…2011年度ミス・東洋英和女学院大の笹崎某女が過去のホステス歴理由に女子アナ内定を取り消した「日本テレビ」を提訴。

◆「捕えてみれば同業者!?」…埼玉県警が小川署・工藤某警部補がひき逃げ容疑で、神奈川県警が警視庁大森署・徳重警部補が買春容児童疑で逮捕。

★「預け金詐欺」…警視庁捜査2課が吉田某・東光化成社長らと共謀、研究費1490万円を詐取した岡畑某・元東京工大大学院教授ら4人を詐欺容疑で逮捕。

◆「遅まきながら〜」…STAP細胞騒ぎの舞台となった「理化学研究所」「発生・再生科学総合研究センター」竹市雅俊センター長が退任、小保方晴子ユニット・リーダーはヒラ研究員に降格。

★「拷問捜査許すまじ!」袴田巌さん「アムネステイ・インターナショナル日本」主催の拷問撲滅シンポジウムで講演。 

◆「どさくさまぎれの失対募集?」尖閣列島警備理由海上保安庁が60歳未満の元OB対象に大量150人の募集を発表。

★「明け渡し請求か、転売か?」…競売された「在日本朝鮮人総連合会」の土地・建物を落札した「マルナカHD」が22億1000万円を入金、晴れて所有権者に。

◆「遅かりし捜査2課!?」…警視庁捜査2課が嘘の石油輸入ファンド話「アズウィア社」・大山某を400万円の詐欺容疑で逮捕。(肝腎の被害20億円は時効でパーのお粗末!!)

★「43億円は何処へ?」…被災地でのコールセンター事業が破綻、民事再生法申請の「DIOジャパン」・本門のり子社長が蒸発の無責任。

◆「窃盗犯減少で〜」…平成25年の刑法犯の認知件数が32年ぶりに200万件ワレ(191万7929件)。

★「110番ごっこ!?」…「1階のカギを取り替えたのは誰だ?」――あの「銀座九竜城ビル」でまたもや警察官出動騒ぎのドタバタ劇。


<政治>

★「大義なき師走選挙!」アベノミクス失敗で消費税増税延期を余儀なくされたシンゾウ首相が「今なら負けないぞ!」と衆院を解散・総選挙(12/2告示・12/14投開票)の大バクチ。(ココロは失政&スキャンダル流しのヤケクソ解散!)

★「優子の後釜狙いは大勲位の孫!」…政治資金で躓いた小渕優子・前経産相の後を狙って風見鶏一家の若様・中曽根康隆氏が立候補の構え。(世襲は上州名物!)

◆「それが出来れば苦労はしない?」「本当は祖父母と3世代で一緒に暮らすのが一番いい」――ジャノメ地方創生大臣の現状無視の“妄言”に関係者一同がシラケ顔!?

★「トンチンカン厚労相!?」…衆院厚生労働委員会、塩崎恭久厚労相が民主党・長妻昭議員の質問にピンボケ答弁連発で審議ストップ6回、官僚ペーパー棒読みのお粗末。(ホンマに東大?)

◆「虚しい弁解!」ゴルフ&野球大会&懇親会で700万円の支出も原資なし!――『週刊新潮』で公職選挙法違反容疑を指摘された当の御法川信英・財務副大臣は「違反ではない!」と反論も大嘘は歴然!

★「暴走老人は消え去るのみ!」シンタロウ・次世代の党最高顧問がようやくの政界引退宣言。(Too late!! )

◆「寄付金受付中!」「緑の党」が比例代表東京ブロックに脱原発候補の擁立を準備中。

★「出戻り立候補?」…師走選挙のドサクサに紛れてそのまんま東宮崎県知事選(12/4告示・12/21投票)に再びの立候補?

★「復讐立候補!」…大阪都構想をめぐって公明党に恨み骨髄のトオル大阪市長公明党の牙城・大阪3区から、松井一郎大阪府知事は16区から立候補の噂。

★「基地移転にNO!」沖縄県知事選で米軍・普天間基地移転反対派の翁長雄志・前那覇市長が賛成派の仲井間弘多・前知事に10万票差で大勝。


<経済>

★「凋落一途!」…9月中間決算で41億円の赤字決算を発表した「ワタミ」が今年度中に「和民」など102店舗を閉鎖(“ブラック企業”定着で顧客離れが加速!)

◆「契約活動強化が奏功」…受信契約過去最高の3997万件で事業収入3376億円&支出3124億円――「NHK」が今年度中間決算で252億円の黒字を計上。

◆「狙いは海外進出」「アサヒビール」が老舗料亭「なだ万」を買収。(古い暖簾も時代の波に勝てず?)

◆「125万社の顧客を獲得」「オリックス」「MBKパートナーズ」の持つ業務ソフトウェア大手「弥生」の株式99.9%を約800億円で取得。

★「学習効果ゼロ!」「住友商事」が米・テキサス州のシェールオイル事業失敗で1700億円の大赤字。(銅の先物取引失敗の二の舞い!)


<国際>

★「殺人罪を認めず!」…韓国・光州地裁が「セウォル号」沈没事故で殺人罪に問われたイ船長に遺棄致死罪などで懲役36年の判決。

◆「カリフの時代に倣え!」「邪悪な世界経済システムからの解放を目指す」――「イスラム国」独自通貨の発行を発表。


<原発>


◆「なし崩し的延長?」「関西電力」が40年を経過した高浜原発1、2号機の運転延長を画策中。

◆「衆院選挙でどう動く?」…脱原発主張のジュンイチロウ&モリヒロ・元首相コンビが九電・地熱発電所(大分)を視察。


<訃報>

✿書家の田中凍雲さんが老衰のため死去。享年101歳。合掌。

✿江戸里神楽土師流家元の松本源之助さんが心不全のため死去。享年90歳。合掌。

✿ドキュメンタリー映画監督の小泉修吉さんが死去。享年81歳。合掌。

✿映像プランナーの吉原順平さんが肺炎のため死去。享年82歳。合掌。

✿前兵庫県知事の貝原俊民さんが交通事故で死去。享年81歳。合掌。

✿舞台演出家の西沢敬一さんが死去。享年70歳。合掌。




2014年11月17日配信「沓掛龍之介の株式道場」<連載>


◆今週の日経平均株価の動向 

 前週はSQ日の週でしたが、10月31日13時44分に日銀追加金融緩和発表の大きなサプライズで相場は一変し、二週週間が立ちましたが、振り返って見ても強い相場付きです。為替も116円台を付けるなど、円安方向、急激な円安は懸念されますが、115円台が続きますとさすがに株式相場の反応は鈍くなるものの、116円台はさすがに株式市場も動かざるを得ないと言えます。
 さて、来週は、まずSQ絡み月曜日の安値が、年末に向けての上昇相場に向けての仕込み場です。もちろん、今回のように2日間で1310円の上昇はありませんが、通常の上昇幅約400円〜500円の上昇と、もみ合いボックス上下幅約250円幅、調整も約400円、一定の調整を行いながら、回転売買を中心に長期的に上昇していく相場になると思われます。
 々眞遊との意識が高いが、高値には売り物がない。回転売買が行われている。J胴饕羇崛挙は過去のデータによれば上値追い。て本国内では消費税を上げたいが、国民受けのため一時延期。ゥ妊侫譴らの脱却。実体経済の拡充し、消費税アップの大義名分の構築。Дリンピック開催に向けての経済効果――こうした材料を吟味すれば、今後は(a)下落している銘柄は前日の始値又は高値を抜いた陽線で仕込む(b)横ばいをしている銘柄での下値買いがこれからの必勝法です。今週の下値メドは、16760円を踏まえて17110円前後、上値メドは17670円前後。【龍】


☆中期推奨銘柄

★1813  不動テトラ
<東証1部・11月17日終値 247円>



☆中期推奨銘柄

★5805  昭和電線HD
<東証1部・11月17日終値 100円>




☆中期推奨銘柄

★5614  川金HD
<東証1部・11月17日終値 280円>








2014年11月15日配信「週刊0510のおススメ展覧会」












2014年11月14日配信<週刊0510archives>「右翼・街宣攻撃には弱いが、報ステ・古館キャスター降板を裏で仕掛けるなど相変わらず達者な『芸能界のドン』の“実力”!?」<事件>


「テレビ朝日」本社(wikipediaより)




 芸能界の話題のひとつに、右翼「新日本新政會」「芸能界のドン」に対する執拗な街宣活動がある。

「我々は、ヤクザプロダクション・バーニングを経営する周防郁雄を徹底追及する!」

 こんな街宣活動が、毎月のように、東京と大阪で繰り広げられている。

「新日本新政會」を率いるのは、暴力団・松浦組2代目組長の笠岡和雄氏である。

 2001年、「芸能界のドン」と呼ばれる周防郁雄氏の「バーニングプロダクション」(東京・赤坂)の事務所が銃撃され、周防氏が“守り役”を頼んだのが笠岡氏だった。

 以降、2人は千葉県で産廃事業を共同で行うほどに親しくなったが、事業の失敗が両者の仲を壊した。

 さらに2011年10月に全国施行された暴排条例により、周防氏が笠岡氏を避けるようになり、それが余計に笠岡氏の神経を苛立たせた。

「産廃事業への出資金の問題も含め、折り合えないことはなかったと思う。共通の友人は多く、『中に入ろうか』と申し出る人もいた。だが、まともな話し合いができないままこじれ、修復不能になった」

 周防氏の“威光”が及ぶマスコミは少なくないが、影響力の及ばない『週刊文春』『サイゾー』などが相次いでバーニング絡みのスキャンダルを報道、“ネタ元”は「新日本新政會」のブログだった。

 その余波なのか、周防氏と親密な紅白歌合戦担当のエンタテインメント番組部長の古谷太郎氏が、今年6月の人事異動で長崎支局長となったが、「NHK」内部では左遷と見られている。

 従来、周防氏が“ドン”と呼ばれる背景には“全方位外交”でさまざまな暴力団にパイプがあり、イザとなれば「話がつけられる」という強面の一面があった。

 だが、周防氏には、もはや一右翼を止める力もないわけで、笠岡氏が本気で攻撃を仕掛けていることもあるが、「暴排条例が怖くて周防さんは暴力団との関係を整理縮小するしかなかった。だから、本気でガードに入る勢力がない」(芸能プロダクション代表)というのが衆目の一致するところだ。

 一方で、相変わらずの“剛腕”を見せつけといるのが、「テレビ朝日」に対する影響力だろう。

 最近のテレ朝に関する最大の話題は、看板番組の『報道ステーション』でキャスターを務める古館伊知郎氏の降板説の裏には周防氏が控えているという。

 原因は「原発報道」である。

 古館氏は「反原発」の路線を明確にしており、テレ朝生え抜きの会長である早河洋氏は、「古館さんには自由にやってもらう」と言いつつ、実際は「反・反原発」が心情だけに、内心、面白くない。

 そんな気持ちに火をつけたのが、テレ朝の放送番組審議会委員長を務める見城徹氏だった。

 出版社「幻冬舎」の社長で、芸能界に幅広い人脈を持ち、過去に大物スターの手記を何度も取ったことのある見城氏は、周防氏の“社外秘書”のような役回りもこなす。

 そんな見城氏が、今仕掛けているのが、テレ朝と原発推進の安倍晋三政権との意見調整を図ることであり、その文脈のなかで、テレ朝元政治部長で「親安倍」の末延吉政氏の復帰があり、同氏と早河会長と安倍首相は、見城氏が同席する会食などを通じて親しさを増していった。

 それは、畢竟、テレ朝を「反・反原発」に変えることであり、反原発色の強いコメンテーターなどは、いずれも降ろされ、次の狙いが古館氏だという。

 後任候補に急浮上しているのが、日テレ系の『ミヤネ屋』でキャスターを務める宮根誠司氏や『モーニングバード!』の司会者の羽鳥慎一氏などである。

 2人はともに「テイク・オフ」という事務所に所属、ここはバーニング系として知られている。

 見城氏が動き、裏で周防氏が“差配”するという構図は、これまでにも繰り返されており、「古館氏の降板」「バーニング系事務所からのキャスター誕生」となれば、周防氏の“存在感”が改めて示されることになる。

「腐っても鯛」と言うべきだろうか!?――さすがに衰えは見せ始めたが、それでも隠然たる影響力は“健在”である!!【潤】  (2014年8月8日配信)




2014年11月13日配信「人生本因坊師の甘辛時事問答」<連載>


「重大な名誉毀損だ!!(怒)」



――寒いですねぇ、今日は(ハァーッ!)

本因坊師「何や、若いモンが。これしきの寒さでピーピー言いやがって!」

――ひょっとして、寒さを感じないくらい感覚が鈍くなってるんじゃないですか?

本因坊師「黙らっしゃい!――ちょっと気に入らないことを言われたらムキになって屁理屈を垂れるところは、どこかの国の総理大臣みたいだな(笑)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 実は、本誌は安倍首相の政治団体に関してー年にわたる徹底調査をしてきた。そのキッカケは、ベテランの政治記者から聞いたあるウワサだった。

 「安倍首相の父親である安倍晋太郎外相(当時)は総理総裁を目指して巨額の資金を用意していた。ところが闘病の末の逝去でそれが宙に浮いてしまった。そのカネはいったいどこへ行ってしまったのだろうか。晋三氏への相続に不透明なところが、あるのではないか」

 晋太郎が率いた安倍派時代を知る自民党のある古参秘書に、この語をぶつけたところ声をひそめていった。

 「'91年5月に父親が亡くなったときは、まだ中選挙区制なので補選はなく、'93年7月に総選挙で初当選するまで晋三さんは、秘書を解雇したり事務所も滅らしたり、リストラに大変だった。『なかなか政治資金が集まらない』と金庫番の秘書がよく派閥の事務所に相談に来ていました。晋太郎氏の派閥を引き継いだ三塚派会長(当時)の三塚(博)さんが見るに見かねて、お世話になった晋太郎さんの三回忌を兼ねた励ます会を計画して、派閥ぐるみでパーティー券を売ったのです。それが、フタを開けたら晋三さんが集金カトッブですからね。派閥の秘書仲間たちはみんなひっくり返りました」

 そのパーティーとは、'93年4月15日、首相の指定団体(当時)の「晋和会」が赤坂ブリンスホテルで開いた「安倍晋太郎先生を偲び安倍晋三君を育てる会」だ。2万円のパーティー券を1万4766人に売り、2億9636万円の収入があった。費用5300万円を差し引いて2億4300万円余りのボロ儲けだ。

 しかし、ベテラン秘書が腰を抜かしたのは、それだけではなかった。

 安倍首相が初当選した'93年、「晋和会」と「緑晋会」という二つの政治団体だけで、その収入は9億1067万円。新人議員でありながら、2位の橋本龍太郎政調会長(当時)らを抑えて、集金力で政界トップに立ったのだ。細川政権の誕生で自民党が野党に転落し、ベテラン議員もカネ集めに四苦八苦する中で、その突出ぶりは際立った。

 この年から始まった政治団体の資産公開でも、安倍首相は預金6億8949万円で、金満家で有名な糸山英太郎衆院議員一当時)らに次いでいきなり4位にランクされている。

 そのカラクリは何か。当時注目を集めたのは、前述の「緑晋会」という団体だ。
 '93年の収支報告書では、年間収入4億9595万円の93.8%にあたる4億6508万円の内訳が、1件あたり100万円以下のため「献金者を明示しない企業団体献金」として記載されていたのである。

 4億円以上もの献金者とは誰か。企業献金が集まらないと一言っていた安倍事務所にふってわいた巨額献金の出所をめぐって、「安倍晋太郎の隠し資産が出てきた」(ベテラン秘書)というウワサが駆け巡ったという。

 晋太郎氏から晋三氏への相続に政治団体が悪用されているのではないか――。この疑惑にせまるべく、本誌はあらためて安倍ファミリーの政治団体をすべて洗い直すことにした。

 大手新聞の当時の番記者はいう。

「旧制6高(現・岡山大学)OBの財界人でつくる『六晋会』や『化学晋和会』『住宅晋和会』などの業種別後援会や、派閥の議員の地元に作られたという『千葉晋和会』『岡山晋和会』などの地方後援会。ニューリーダーと呼ばれるにふさわしく、政治活動の基盤を支える政治団体の数も当時の議員でトツプでした」

 本誌は、当時の関係者の証言をもとに、全国の収支報告書を集め、連結収支報告書を作り、分析した。その結果、多数の政治団体を使った驚くべき資産相続の実態が明らかになった。

 故安倍晋太郎氏は、晋三氏を外相秘書官にした'82年から病没する'91年までの10年間に、自らの政治団体である「晋太郎会」に2億5985万円、「晋和会」に2億5897万円、「夏冬会」にー億1940万円、3団体合計で6億3823万円もの巨額の個人献金をしていた。

 3つの団体はいずれも「指定団体」である。指定団体とは当時の政治資金規正法に則って届け出をした政治団体のことで、政治家はこの指定団体に寄付すると、その額に応じて所得控除を受けることができた。しかも控除額は青天井だったのである。

 晋太郎氏は、政治家にしか使えないこの所得控除制度をフルに活用していたのだ。これだけの巨額の個人献金をする一方で、自らの申告所得額は極端に少なかった。同じ10年間で1000万円以上の高額納税者名簿に掲載されたのは、病気療養中の'90年の納税額3524万円、わずか一度だけだった。その間に6億3000万円以上も献金をしているのに、である。

 そして問題なのは、この政治団体がそのまま息子の晋三に引き継がれ、相続税逃れに使われたことだ。
 晋太郎時代から安倍事務所に出入りしていた全国紙の記者は言う。

「晋太郎先生のときは、議員会館裏にある『TBR永田町』と『山王グランドビル』にそれぞれ個人事務所があり、赤坂ブリンスの派閥事務所とあわせて3ヵ所に金庫番の秘書がいました。さらにそれぞれの金庫番が管理する政治団体が、地方もふくめていくつもあったのです。
 晋三さんはそれをそのまま引き継ぎました。代替わりしてからは、『TBR』の事務所は閉めて、親父の代の金庫番は全員解雇しました。金庫番を一人にするために、政治団体もかなり整理しましたが…」

 実際に本誌で調べたところ、安倍晋太郎氏の生前に作られた「安倍系団体」と呼ぶべき団体は、タニマチ的なものも含めて、66団体にものぼった。さらに調べると、晋太郎氏は'91年5月に亡くなっているが、その直前の'90年末時点で、それらの団体には合計で6億6896万円もの巨額の繰越金があった。

 安倍首相は父親の死後、政治団体を引き継ぐのと同時にそれら巨額の繰越金をもそっくり引き継いだのである。調べてみると、父の死の直後、'91年末時点では22団体が解散し、44団体になっている。資金残高も4億円余りに滅ってはいる。ところが、解散などに伴って整理された資産などの行方を追っていくと、どこに献金したかが不明になっている「消えた寄付金」が、合計で1億8522万円もあったのだ。2億円近い巨額なカネはいったいどこに消えてしまったのか。

 繰り返しになるが、これらの「消えた寄付金」を含めると、首相は、亡父が政治団体に寄付した6億円の個人献金を政治団体ごとそっくり相続したことになるのだ。

 安倍首相は、これまで主な相続資産は、山口県長門市の実家と下関市の自宅のみとしてきた。相続した'91年以降の高額納税者名簿には首相の名前はない。
 政治団体に投じられた6億円の献金が、そのまま晋三氏に渡っていれば、これは政治活動に名を借りた明白な脱税行為ではないのか。
 財務省主税局の相続税担当の幹部に、連結収支報告書の数字を示しながら聞いた。政治団体を通じた巨額の資産相続に違法性はないのか?

「政治団体に個人献金した資金が使われずに相続されれば、それは相続税法上の課税対象資産に該当します。政治団体がいくつもある場合は、合算した資産残高のうち献金された分が課税対象になります。たとえ首相でも、法律の適用は同じです」

 そう説明した幹部は、連結収支報告書の数字を見比べてきっぱり言った。

「この通りなら、これは脱税ですね」

 仮に、政治団体を通じて相続した遺産が6億円とすれば、当時の税制ではー億円以上の最高税率50%が適用されて、相続税額は約3億円になる計算だ。

 もちろん、税法上は相続税の脱税の時効は最大で7年。首相が罪に問われることはない。しかし、これまでー億円以上の脱税は、政治家でも逮捕されてきた。重大な犯罪であることに変わりはない。

 主税局幹部は、個人的な意見と断って、こう言った。

「本来は、国税庁がきちんと見つけておくべき問題ですが、時効になった今は、税法上の徴税はできません。しかし、財政の窮状を行政の長として考えて、ぜひ時効の利益を放棄して、自発的に納税していただきたいですね。(2007年9月25日・『週刊現代』)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

――ヘーッ! こんな記事があったんですか? ここまで書かれるとムキになるのも無理はありませんね。それにしても3億円とは、さすがは総理大臣! ウチワだ、明治座だ、ワインだ、入院見舞いだ、人件費だ、で大騒ぎするなんて馬鹿馬鹿しい限りですね(笑)

本因坊師「戦後の日本人は、『政治』に対して妙な依頼心というか、安易な見方があるからなあ。一旦、権力を握った人間が狂気に走れば、その権力は際限なく肥大化していくという怖さに鈍感なんや」

――確かに、現在の安倍政権を見ていると、圧倒的多数の議席をいいことに「弱者を挫き、強者を助ける」理不尽な政策が目立ちますね。

本因坊師「とは言うてみても、選んだのは国民や。もうちょっと選挙に真剣にならんと、権力側の好き勝手な強攻策で取り返しのつかない事態に追い込まれてしまうぞ」

――ところで巷間、解散・総選挙が噂になっていますが、老師はどう見ていますか?

本因坊師「ないと思うがなあ。官邸の“海坊主”あたりが先頭に立って盛んにアドバルーンを上げているようじゃが、295議席もある現在、ボンクラ大臣の醜態が続発していることで減ることはあっても、増えることはないだろう。公明党の31議席が変わらないとして、民主党政権の不甲斐なさの揺り戻しで当選した119人の1年生議員が果たして何人帰って来れるか? 民主党だって前回の次点組が必死になれば現有の56議席を2割や3割増やすのは十分可能だし、与党が3分の2に必要な285議席を確保するのは難儀やぞ」

――でも、野党を見渡せば、第一党の民主党ですら、候補者すら決まっていない選挙区が一杯あるし、自民党にとってはチャンスでしょう。私は「解散あり」に全財産賭けますよ。

本因坊師「貧乏人に限って、すぐに賭けだ、ヘチマだと騒ぐんやから(笑)…まあ、今回もワシの勝ちやろ」

――今度ばかりは、そうはイカのキン○マですよ〜!老師こそボケにかこつけて、後になってそんな賭けをした覚えはないなんて言わないで下さいよ。(了)












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