2016年9月27日配信「『もんじゅ廃炉』で文科省が権益を失う一方で、経産省は『核燃料サイクル堅持』で焼け太り!」<政治>

 

(☚もんじゅwikipedia)

 

 1兆円もの国費を注ぎ込みながら、94年の初臨界(原子炉内での継続した核分裂連鎖反応)以降、200余日しか稼働せず、「原子力政策失敗の象徴」と言われた福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が、避けられなくなった。

 青森県六ケ所村の再処理工場で使用済核燃料を溶かしてプルトニウムを取り出し、それを燃料として「もんじゅ」で使用、原子力発電を行うことは、ウラン資源問題と核廃棄物問題の双方を解決する手段にもなることから、大きな期待を集めてきた。

 ところが、冷却に使うナトリウムの取り扱いの難しさから本格稼働には至らず、発電できないどころか稼働さえままならず、黙っていても年間200億円もかかる「無用の長物」と化していた。

 実用化されれば「夢の原子炉」であるのに違いはなく、監督官庁の文科省は将来性をアピールし続けたが、再稼働には5800億円を要するという試算も明らかになり、政府は廃炉を決断した。

 この決断に対し、文科省は最後まで抵抗した。

 原子力規制委員会が、昨年11月、文科省傘下の「日本原子力研究開発機構」に代わって運営する組織を、半年をめどに見つけるよう、当時の馳浩文科相に勧告を突きつけた。

 「研究炉は文科省、実用炉は経産省」という“縄張り”のなかで権益を失いたくない文科省は、専門家会議を開いて「受け皿」を探す“フリ”はしたもののポーズだけ。実際は、今年5月、「御用学者たち」に玉虫色の「中間報告」を出させてお茶を濁し、継続を図ろうとしたが、「それならば廃炉しかない」という結論に至った。

 今後は、研究開発は継続するものの、「日本原子力研究開発機構」が持つ小型実験炉「常陽」やフランスの実験炉参画など、“細々”としたものに限られる。

 本来、「もんじゅ」は核燃料サイクルを担う中核施設であり、ここがなくなるということは、プルトニウムを取り出す再処理工場を含むサイクル全体の見直しにつながるハズだ。

 巨費を投じながら完成していないのは、再処理工場も同じである。

 こちらを所管するのは経産省。安倍政権への"影響力"が強いことで知られる経産省は、官邸だけでなく電力業界などへの根回しも怠らなかった。

 「もんじゅ廃炉」が話題となっていた9月16日、「電気事業者連合会」の勝野哲会長(中部電力会長)は、記者会見で「(『もんじゅ』がなくても)核燃料サイクルは成り立つ」と延べており、業界側からサポートした。

 核燃料サイクルは「もんじゅ」だけではない。

 もうひとつの柱がプルサーマル発電で、プルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を普通の原発で使う事によって、サイクルは堅持できるという理屈である。

 官邸と経産省には、もうひとつ狙いがある。

 日米原子力協定の延長である。

 この協定は、非核保有国の日本だけに使用済核燃料を再利用する核燃料サイクルを認めたもので、1988年に発効し、30年後の2018年7月に期限切れとなる。

 既得権益確保には、「もんじゅ」は廃炉でもMOX燃料使用のプルサーマル発電は続けなければならない。

 原発再稼働を含め、事故があり、廃炉費用が問題となり、核燃料サイクルの前提が崩れても、経産省はフロントエンドの発電も、バックエンドの廃棄物最終処分に至る過程も、強く握り続けて離さない。

 そこには「トイレのないマンション」と揶揄されて久しい廃棄物最終処理が今も決まらない国民の不安への配慮はなく、あるのは省益堅持の満足感だけ。――「もんじゅ廃炉」の裏でほくそ笑む官僚がいることを忘れてはいけない。【戌】

 

 

 

 

 

 

 

 


2016年9月26日配信「沓掛龍之介の株式道場」<連載>

 

◆今週の日経平均株価の動向

 

 今週は為替環境も整い、株価は反転、上値追いの週となりそうです。下値メドは16590円、上値メドは17160円の方向と見ます。引き続き「豊和工業」(6203)「ゼニス羽田」(5289)「東京製鉄」(5423)に注目です。【龍】

 

☆中期推奨銘柄

 

★1813  不動テトラ
<東証1部・9月23日終値172円>



 

★5805  昭和電線HD
<東証1部・9月23日終値70円>






★5614  川金HD
<東証1部・9月23日終値284円>










 


2016年9月24日配信「週刊0510のおススメ展覧会」


2016年9月23日配信「東京仙人島通信局週間ミニ情報」<連載>

 

 ネット社会とケータイ文化が広がってきた。パネル捜査ひとつで、どこからでも手軽に情報が集められ、画像を見て商品が注文できる。そして宅配便ですぐさま届けられる。

 まことに便利なご時世になったのである。こうなってくると、もはや「アルキ」や「ワタリ」で生計を立てる「道の人」が生きていく余地はない。ここで結論めいたことを述べるつもりはないが、その反面で「失われたもの」も大きかったのではないか。

 例えばボードの上で瞬時に読める情報は、コツコツ苦労して集めたものではないから、頭の中から消え去るのも早く、生活の知恵として蓄積されることもない。

 そしてなによりも大事なことは、人と人との直の対話と、心の触れ合いがなくなってきたことである。お互いに腹を割って話し合うところから、他者とのコミュニケーションが成り立ち、この世の情理が分かってくる。

 明日の身空がどうなるか分からないこの世では、義理と人情が失われれば、生きていくことはむつかしい。生きていけたとしても、あまり意味のない人生になるだろう。

 この小論は、そうやって歴史の舞台から去っていった「道々の者」への挽歌である。

 そのことはまた、とげとげしく冷たい関係に覆われようとしている今日の、人間の有り様と情理についての歴史からの問いかけでもある。(『旅芸人のいた風景』・沖浦和光・河出書房新社)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

<社会>

 

◆「毎度の談合にメス」…公正取引委員会が「JR東日本」「JR西日本」の乗務員の制服納入に絡む談合容疑で「三越伊勢丹」「大丸松阪屋」「そごう・西武」「伊藤忠」「双日ジーエムシー」「丸紅メイト」「東洋紡STC」「チクマ」「ニッケ商事」に立ち入り検査。

 

◆「架空広告費計上で〜」…東京地検特捜部が「AppBank(マザーズ)から1億3000万円を詐取した同社元取締役・木村某を詐欺容疑で逮捕。

 

★「責任者は誰だ!」豊洲市場の地下空間に溜まった水から猛毒の六価クロム砒素検出でシンタロウ知事と元市場長が責任転嫁合戦

 

◆「デタラメ学園」…東京地検特捜部が「ウイッツ青山学園高校」の就学金不正受給事件で馬場某・東理HD元教育事業部長を詐欺容疑で逮捕。

 

◆「氷山の一角?」…警視庁が犯人隠避教唆容疑と道交法違反容疑で常習?身代わり出頭の「佐川急便」東京営業所を家宅捜索。

 

◆「金融商品の損失算入不可」…東京国税局が30億円申告漏れの里見治・セガサミーHD会長に15億円の追徴課税。

 

◆「運転士の鑑!?…「電車を遅らせたくなかったから〜」――JR東日本の運転士が運転席から線路におしっこ

 

★「パワハラTV」…「ゴマをすりましょ、すりましょゴマを!」――ヒラメ幹部ばかりが泳ぐ落ち目の"お台場テレビ"で障害者枠採用の社員に対するパワハラ横行の非道。

 

◆「音楽配信めぐり徴収漏れ」…東京国税局が源泉所得税を徴収漏れの米「アップル社」の日本法人「iTunesに120億円の追徴課税。

 

◆「爆買い脱税」…免税店運営会社「ALEXANDER&SUN」が1億円の所得隠しで4000万円の追徴税。

 

★「粉飾認識で告発へ!」…証券取引等監視委員会が不正会計の田中久雄、西田厚、佐々木則夫・元東芝社長の刑事告発に向けた調査を本格化。

 

◆「監査法人に初の株主代表訴訟」…不正会計の「東芝」の株主が「新日本監査法人」に対し105億円の株主代表訴訟

 

★「"十三の老サオ師"にご用心!」…背負うリュックの中味はヨタ話!――M弁護士を神輿に担いで、今日は東へ明日は西へ、婆さん相手専門の事件屋・長谷川誠一に捜査当局が深甚の注目。

 

 

<政治>

 

★「消防庁防災課長の経歴が泣く」…長靴履かずに被災地を訪問。おんぶ、だっこの務台俊介復興政務官に批判集中。

 

★「田中家の終焉」…新潟県警が7月の参院選で落選した田中直紀元防衛相を公選法違反容疑(法定外文書頒布)で書類送検

 

★「黄昏迫る石原家!!…口は禍の元!――出来損ないの息子にモーロク親父、一家揃って政治屋稼業の石原商店に閉店の危機!?

 

★「逆切れボケ閣下」…「都庁は伏魔殿だ!」――「豊洲市場・消えた盛り土疑惑」シンタロウ元東京都知事が元市場長に必死の責任転嫁発言。

 

★「君子は豹変する?」…都公明党調査で豊洲市場から基準値上回るシアン化合物を検出したと発表。

 

◆「天気晴朗なれど波高し!」ドジョウの次はレンコンだって!?――テンヤワンヤの大騒ぎの末に蓮舫女史民進党代表に就任、幹事長に"戦犯ドジョウ"を起用。

 

◆「恐る恐るの破門状!?…自民党東京都連が小池百合子都知事応援の豊島、練馬区議7人に離党勧告処分。

 

◆「小池新党へ着々」…小池百合子都知事が政治塾「都民ファーストの会」を設立。

 

★「嗚呼、議長までが辞任で都合9人!」市議会は詐欺師だらけ!――政務調査費の不正請求で富山市議が相次いで辞職の大醜態。

 

 

<企業>

 

★「カウントダウン開始!?…火の車の「郷鉄工所」(2部)の振り出した融通手形は20枚で〆て10億円?

 

◆「1株2450円也」…東京証券取引所が「JR九州」の上場(10/25)を承認。

 

◆「直参昇格?」「三菱商事」が1500億円TOBで「ローソン」を子会社化。

 

◆「文句の沙汰もカネ次第!?」…横浜市都筑区・パークシティLaLAの区分所有者集会で全棟建て替え(〆て400億円)を決議。

 

 

<国際>

 

◆「EU離脱で〜」英・キャメロン元首相が下院議員を辞職、政界引退を表明。

 

◆「ダバオ暗殺団」…超法規的殺人を繰り返すドゥテルテ・比大統領にダバオ市長時代の1000人超の処刑疑惑。

 

◆「泥沼のお家騒動」…ソウル中央地検が重光昭夫・ロッテグループ会長を横領・背任容疑で取り調べ。

 

 

<原発>

 

◆「動かない、動かせない金喰い虫!?…政府が高速増殖炉原型炉「もんじゅ」を廃炉の方向に向けて検討を開始も所管の文科省は猛反対。

 

 

<訃報>

 

大森義夫・元内閣情報調査室長が死去。享年76。合掌。

 

桐山靖雄・阿含宗管長が老衰のため死去。享年95。合掌。

 

◆日本舞踊家の花柳茂香さんが脂肪肉腫のため死去。享年90。合掌。

 

◆俳優の三角八郎さんが心不全のため死去。享年80。合掌。

 

橘正信・浄土真宗本願寺派元総長が死去。享年73。合掌

 

◆加作家のウィリアム・パトリック・キンセラさんが死去。享年81。合掌。

 

◆米劇作家のエドワード・オールビーさんが死去。享年88。合掌。

 

山室英男・元NHK解説委員長が肺炎のため死去。享年86。合掌。

 

◆米女優のシャーミアン・カーさんが死去。享年73。合掌。

 

伊藤茂・元社民党幹事長が死去。享年88。合掌。

 

小川後楽・小川流煎茶6代目が肺ガンのため死去。享年76。合掌。

 

◆脚本家の松木ひろしさんが白血病のため死去。享年87。合掌。

 

◆舞台写真家の飯島篤さんが老衰のため死去。享年81。合掌。

 

 

 

 

 

 

 


2016年9月22日配信「週刊0510の特選レース」<週刊レース社提供>

 

 

 

 


2016年9月21日配信「道遥か?――体制一新で『無駄飯喰らいの腰抜け集団』と揶揄された東京地検特捜部は甦るのか?」<司法>

 

 最高検検事総長、東京高検検事長、東京地検検事正と、「法務・検察」の中枢ラインが、9月5日の人事で一新された。

 8月5日には、「政官財」の監視役を持って任ずる特捜部長が交代しており、最近、弱体化している「捜査検察」は変化するのか――。

 検事総長に就いた西川克行氏は、「検察の使命は時代が変わっても変わらない。国民の検察への負託を深く自覚し」と、就任記者会見で述べ、東京高検検事長の田内正宏氏は、「犯罪者をのさばらせない。特捜部は本来の仕事を」と、特捜部の役割を強調した。

 東京地検検事正に就いた堺 徹氏は、特捜部経験10年の捜査畑の検事で、「公正誠実に、知力を尽くして真相解明」と語り、特捜部在籍8年の吉田安志特捜部長は、8月の就任時、「他機関との連携を重要視、誠実に真摯に事件に取り組みたい」と述べた。

 法務官僚経験が長く「赤レンガ派」と呼ばれる西川検事総長、田内東京高検検事長も、「捜査現場派」の堺東京地検検事正、吉田特捜部長も、現在、国民が検察へ向けている厳しい目は自覚していよう。

 会員制月刊誌の『選択』(9月号)は、次のように厳しく迫っている。

 『無駄飯喰らいの東京地検特捜部――巨悪は叩かない腰抜け集団』

 なにかと批判されることが多い地検特捜部だが、ここまで貶められたことはなく、同誌の記事は批判ではなく、もはや論評に値しない集団だとして、その構造を解析している。

 取り調べの模様を録音・録画する可視化のもとで"インタビュアー"に堕した特捜検事。それをチェックしてアラを探し、出来るだけ面倒な捜査をさせたくない地検、高検、最高検の幹部たち。政界=官邸の意向を気にして政官界の捜査をさせたくない法務官僚……。

 そんな骨抜き状態で政官界捜査などできるわけがない、という『選択』の主張は正しい。

 そして、検察ウォッチャーならずとも、ごく一般的な国民レベルでもわかる“腰抜け”ぶりが露呈したのが「甘利事件」だった。

 告発したのが質の悪い事件屋という難点はあったが、その分、会話データ、領収書、行動記録など詳細な証拠は残されており、「甘利明・元経済再生担当相とその事務所の職務権限を利用した収賄事件」という構図は、誰にでも読み取れた。

 単純収賄罪か、斡旋収賄罪か、斡旋利得処罰法違反か、といった法律の規定は専門家の領域だが、大物政治家とその秘書が、現金を受け取った上で「UR」(都市再生機構)の幹部職員を何度も呼びつけ、「補償の増額」を要求した。

 それに成功して政治献金を受け取っただけでなく、個人的にも利得を得て、さんざん饗応をうけたのだから、なんらかの処罰があるべきだというのが一般国民感覚だ。

 しかし特捜部は、詳細な事情には通じていなかった甘利氏はもとより、告発者と親密な関係を続け、金銭授受と接待饗応を認めていた2人の秘書まで不起訴処分にした。

 検察審査会は秘書については「不起訴不当」との議決を出したが、特捜部は改めて不起訴とし、捜査は終結した。

 検察は、斡旋利得処罰法の適用の難しさを司法記者会に伝え、それをマスコミは報じたが、法律が問題なのではない。

 最初からやる気がなかったのである。

 それは「UR」などには家宅捜索に入ったのに、甘利事務所は任意の資料提出で済ませたことで明らかだが、そこには、「司法改革」を取り入れた刑事司法改革関連法案への“配慮”があったという。

 可視化のもとでの捜査に「司法取引」が欠かせないとする検察は、法案を通すために甘利氏のような大物政治家に手を付け、官邸の反発を買いたくなかったというのだ。

 だが、法整備と犯罪摘発はまったくの別物である。

 「取り調べのための武器」を得るために“死んだふり”をするような集団が、国民の信頼を背景に「巨悪」に挑めるとは到底、思えない。

 最高検から特捜部までの体制一新を機に、現在の「ご都合主義」の脱却から始めなければ、検察捜査は変わらない。

 しかし、ありきたりの就任会見からはその自覚は感じられず、国民はまだまだ「腰抜け集団」との付き合いを余儀なくされそうである。【寅】

 

 

 

 

 

 

 

 


2016年9月19日配信「週刊0510のおススメ音楽会」

 


2016年9月17日配信「週刊0510のおススメ展覧会」






2016年9月16日配信<0510archives>「ついに警視庁が失踪事件に捜査着手!――新橋4丁目・資産家女性の土地売却の謎に迫る!」<事件>

 

 

 炎天下の8月10日、警視庁愛宕署の署員ら約50人が、新橋5丁目の路上を、一時、通行閉鎖して、膨大なゴミの山に取り組んだ。

 目的は、今年3月、5億円以上の資産を残して、忽然と姿を消した高橋某女(60)の自宅を家宅捜索。片付けが苦手でゴミ屋敷と化していた家からゴミの山を運び出し、搜索の手がかりを見つけるためだ。

 きっかけは、「新橋『資産家女性失踪事件』を追え」と題した『週刊現代』(8月1日発売号)の記事だった。

 両親は20年以上前に亡くなり彼女は一人っ子。地元では土地持ちの資産家で知られ、借地代で暮らせるほどだった。

 しかし、高橋女史は猜疑心が強く、人との交流を好まず、しかもアルコール依存性で、今年に入って、酒を飲んで暴れて愛宕署の厄介になったことは一度や二度ではない。

 酒のための寸借を、3万円、5万円と重ねる「困ったオバサン」が、愛宕署員に付き添われて家に帰った3月12日以降、まったく姿を見せなくなったため、心配した町内会長が、愛宕署に「失踪届」を提出した。

 一度は、形ばかりの捜索を行ったものの、後は放置。が、新橋5丁目の自宅とは別に所有権を持つ4丁目の土地が、彼女の知らない間に?売却され、しかも、その直前、住所が縁もゆかりもない大田区大森南のワンルームマンションに移されていたことで、「地面師による犯罪ではないか?」と、ネット情報誌などで騒がれるようになっていた。

 住民票を移して印鑑証明を取り、偽造の免許証などで本人に成りすます人間を用意、土地を収奪する地面師事件は、意外に手間暇がかかり、所轄の手には負えない。

 そのため放置していた愛宕署だが、事件性の高さを総合週刊誌に指摘されたのでは動かざるを得ない。

 地面師事件を扱う捜査2課、あるいは関与した不動産業者のなかに反社会的勢力が存在するために、組織犯罪対策3課、同4課といった部署が、不正登記などでまず捜査着手することになる。

 トラブル案件であるのは、不動産登記簿謄本からうかがえる。

 1990年、相続によって高橋女史が取得した約40坪は、昨年4月28日、木更津市の「三京」なる砕石・解体業者に売却され、わずか3ヶ月後、最終ユーザーの「NTT都市開発」の手に渡るまでに「三京」→合意解除→「CKエージェント」(相模原市)→「平和恒産」(千代田区)→「京栄商事」(港区)→「中央都市管理」(新宿区)→「京栄商事」「NTT都市開発」(千代田区)と目まぐるしく変遷する。

 売買に関与した不動産業者によれば、新橋から虎ノ門に抜ける環二道路(通称マッカーサー道路)に面した一画で、「NTT都市開発」が再開発ビルの建設を計画。その地上げを「京栄商事」に依頼し、その計画地内に高橋女史の所有物件があった。

 契約では「NTT都市開発」が、15年7月から16年10月までの間にが物件を取得。総額は50億円で、そのために12億円が前払いの形で「京栄商事」に渡っていたという。

 ただ、「名もない地上屋」と「NTT都市開発」が、直接、契約を結ぶには不安があるということで、著名弁護士が設立した信託会社が「立会人」となって保証。事業は動き始めた。

 しかし、誤算だったのは「京栄商事」には「NTT都市開発」が考える以上に“借り”が多かった。

 所有権が転々とするのは、世話になった業者に“借り”を返すためだと考えられる。

 また、土地の所有権は「NTT都市開発」に移したものの、借地権(建物)は、西岡進氏(菱和ライフクリエイト元社長)「ウエスト」などに売却しているのは、「NTT都市開発」に12億円の約2割の違約金を支払ってでも、この物件で資金繰りをつけなければならないという差し迫った状況を想像させる。

 そうした"窮状"のなかでの地上げであり、高橋女史の土地の転売過程に登場する業者のなかにも、たとえば「平和恒産」のように「差し迫った業者」は少なくない。

 そのなかにアル中気味で、ホテルを転々としている高橋女史のいない間に土地を収奪した業者がいたのか。

 そして、ホテルに滞在するカネが尽き、地元に戻ってトラブルを繰り返す彼女に不安を覚えた業者がいたのか。

 連日の猛暑の中、一体、高橋某女は何処へ消えたのか?――"悪い予感"さえ覚える都心のミステリーの解明は、捜査当局の手に委ねるしかない【酉】

 

 

 

 

 


2016年9月15日配信「人生本因坊師の甘辛時事問答」<連載>

(☚wikipedia)


――毎日、変な天気ですね。

本因坊師「人間が狂うとんのや、天気も狂うがな」

――(また始まった!)台風の迷走も人間のせいですか?

本因坊師「要らんことばっかりする人間の真似をしとるんやろ(笑)」

――迷惑な話ですね。

本因坊師「『人間には迷惑しとる』と天気も言うとるよ」

――なるほど、人間のやっていることを考えてみれば、そうかもしれませんね。

本因坊師「『人類は地球上で棲息する最悪の生き物』ということを自覚できない愚かな動物だぞ」

――そこまで言いますか!

本因坊師「だからこそ『宗教』が必要なんや」

――宗教ですか?

本因坊師「そうや、宗教や」

――どういう意味ですか?

本因坊師「人間が、生まれつき素直な生き方ができる生き物だったら、戒律だらけの宗教なんか要らんやないか!――象を見てみい、カバを見てみい、キリンを見てみい。彼らがお経を口にしているのを見たことがあるか!」

――あ、ありませんが…。

本因坊師「彼らは宗教なんかなくても、自然界の掟に従って生きとるから宗教なんか要らんのや!――どうだ参つたか!」

――(???)参りました!

本因坊師「分かったらよろしい」

――ところで、昨夜、寝言で「アホやなあ」「頭が悪いなあ」「何であんなこと聞くんやろ」「何であの事を聞かんのやろ」って、ギャーギャー騒いでいたらしいですね。

本因坊師「ン?」

――どうやら最近の記者会見の場で質問する記者たちの質問力の低さに立腹していたようですよ。

本因坊師「覚えとらんなあ」

――新聞、テレビを問わず、記者たちのレベルの低さは問題ですが、寝言で叫ぶことじゃないでしょう。

本因坊師「記憶にないと言うとるやろ」

――総じて地頭が悪いうえに、記者倶楽部と言う"餌場"で口を開けて待ってたら取材なんかしなくてもいいわけですから、勉強不足なんでしょうね。

本因坊師「確かにそうなんだが、お前が言うたら説得力はないと思うがなあ…ヒヒヒ!」

――今日はこれで終わりま〜す。 (了)

 

 

 

 

 



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