2019年10月16日配信<0510archives>「企業保育でも活躍した学者政商・竹中平蔵氏に改めて問われる“罪”!」<政治>


貧乏エビス(Wikipedia)

 

「経済犯罪の巣窟」と指摘されていた企業保育の助成事業に東京地検特捜部のメスが入り、川崎大資被告らが逮捕・起訴された。
 
 改姓・改名前の塩田大介時代から「カネのためなら違法を問わず、使える人脈は何でも使う」といったタイプの人物だけに、「保育所落ちた、日本死ね!」のメールから始まったアベノミクスの目玉事業は、年間に1000億円以上も投じられながら、当初は児童育成協会の職員10数名が、申請書類をチェックするだけの大甘体制だっただけに、川崎被告にとっては格好の詐欺の舞台だった。
 
 事件化は制度を見直す良い機会となったが、この制度設計に政府の産業競争力会議(現・未来投資会議)が関わり、メンバ−の竹中平蔵氏が会長を務める「パソナ」が事業の中核を担ったことは、あまり指摘されていない。
 
 制度説明会は、16年度から全国で開催され、その多くを「パソナ」が受注した。
 
 また、「パソナ」は児童育成協会から委託を受け、保育所の指導・監督業務を行なっており、その委託料は6億9000万円(18年度)にのぼる。
 
 一方で子会社の「パソナフォスター」は、18カ所の企業主導型保育所を運営している。
 
 監督するものが運営する!――二律背反が批判されるのは当然だし、「なぜパソナなのか」と、問われた時、制度設計に竹中氏が関わったことが指摘されるのも当然だが、竹中氏はそれを臆面もなくやる人として“認知”されている。
 
「いかがなものか」ではあるが違法ではない。
 
「我田引水」をやるから竹中氏なのであり、だから「学者政商」と呼ばれる。
 
 公的インフラ運営の民営化についてもそうである。
 
 産業競争力会議で、空港6件、下水道6件、有料道路1件、水道6件などの民営化を数値目標として提案。その流れのなかで、18年、浜松市は全国で初めて下水道を民営化したが、それを請け負った「浜松ウォーターシンフォニー」には「オリックス」が出資。同社の社外取締役は竹中氏である。
 
 小泉純一郎内閣で金融相など主要閣僚を歴任。その勢いで、一度、参院議員となるが、小泉退陣に合わせて政界を引退、学究の道に戻って、慶応大学教授を経て、現在、東洋大学教授。その一方で産業競争力会議のほか「国家戦略特区」の政府委員を務めている。
 
 これは、特定の地区において規制を緩和、特定業者の参入を認めて支援する会議だが、ここでも「パソナ」「オリックス」が有利に特区参入を果たしている。
 
 まさしく「学者政商」の名に恥じない活躍ぶりだが、「いかがなものか!」で批判がとどまっていたのは、グローバリズムと新自由主義が、竹中氏の信念に基づくものであり、そこから導き出される「規制緩和と構造改革は、日本の成長に欠かせない」という認識が、国民にもあったからだ。
 
 それは、「自民党をぶっ壊す」と公言した小泉氏が、05年9月の郵政選挙の際、郵政民営化の「踏み絵」を踏ませ、反対の議員には「守旧派」のレッテルを張って刺客を送り込み、「既得権益を守ろうとする守旧派は日本のためにならない」と、国民に刷り込んだためでもある。
 
 しかし、今、竹中氏が推進した規制緩和と構造改革が、「成長どころか日本の不況を深刻にした」という批判が起きている。
 
「長引く不況は、平成とほぼ時期を同じくしてデフレが進行していたため」という認識が、経済界で共通のものとなっている。
 
 デフレは需要が不足して供給が過多の際に発生する。
 
 需要を増やすためには、正規雇用を増やして賃金を上げ、規制を強化して新規参入を阻み、料金の下落を防ぐなど、政府の権限を活用して供給サイドを絞り、需要を喚起すべきなのに、竹中路線は派遣の拡大やタクシーの規制緩和による料金と賃金の暴落など、デフレを進行させるものばかりだった、という批判である。
 
 自由競争は過当競争となって料金を引き下げる。参入障壁の撤廃は外資の乱入によって値引き競争となる。規制緩和は新規参入の業者を増やして過当競争を生む。――根っからの新自由主義者の竹中氏は、この混乱が、切磋琢磨となって日本の成長に繋がるという信念を持つのだが、デフレ下に行なわれたこうした施策は、ひとにぎりの成功者が総取りするという二極化を生み、大多数の国民の収入は上がらず、需要には繋がらないというデフレスパイラルを生んだ。
 
「学者政商」は、多くの国民を不幸にして“身内”を富ませているだけではないのか!――今やこうした批判が、“貧乏エビス”さながらの竹中氏に向けられているのだが、それに対する同氏の説得力ある回答は、未だない。【戌】

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2019年10月15日配信「沓掛龍之介の株式道場」<連載>

 

◆今週の日経平均株価の動向

 

4日に安値21276円を付けた後、下値21300円処を値固め、21500円台での往来に終始しましたが、今週は上値追いの展開となりそうです。今週の下値メドは21600円、上値メドは22000円。引き続き「日本コークス工業」(3315)、「地盤ネットHD」(6072)に注目です。【龍】

 

 

☆中期推奨銘柄

★1813  不動テトラ
<東証1部・10月11日終値1310円>



☆中期推奨銘柄

★5805  昭和電線HD
<東証1部・10月11日終値893円>



 

 

☆中期推奨銘柄

★5614  川金HD
<東証1部・10月11日終値293円>















 


2019年10月14日配信「週刊0510のおススメ舞台」


2019年10月12日配信<0510archives>「JCサービス、ベアハグ、大樹総研をターゲットにした特捜トライアングル捜査の行方」<事件>


中久保正己JCサービス社長


 東京地検特捜部が、再生可能エネルギー事業を展開する「JCサービス」に対する捜査を本格化させている。

 

 細野豪志代議士に5000万円を貸し付けるなど、「特捜案件」となるに相応しい企業であることは知られていたが、他に特捜部が“お客さん”にしたいコンサルタントの「大樹総研」、リラクゼーション業界と政界を結びつけた「ベアハグ」との親しい関係が浮上、「政界ルート」を視野に入れたものになっている。
 
 「JCサービス」を率いる中久保正己社長は、謎が多く、「暴力団関係者とも昵懇で、平気で嘘をつき、目的のためには手段を選ばない人物」(同社関係者)のようだ。
 
 兵庫県庁職員だった時、阪神淡路大震災に遭遇。「多様なエネルギーインフラの必要性を感じ、03年、JCサービスを設立した」と、インタビューなどで述べているのだが、95年の大震災後、JCサービスを設立するまでに、「クオリティライフ」、「ジャパンコストプランニング」といった会社を設立、いずれも倒産させている。
 
 その信用性のなさを補うように、人脈作りに励み、結果、行き着いたのが「人脈商売」で永田町と霞が関に隠然たる勢力を振るう「大樹総研」だった。
 
 同時に、中久保氏が金融面で頼ったのが、ソーシャルレンディング事業を展開する「maneoマーケット」で、ここのプラットフォームを利用する形で、傘下の「グリーンインフラレンディング」(GIL)が約200億円を集めている。
 
 金融庁は、昨年7月、maneo社に業務改善命令を出している。
 
 原因は、GILがネット上で公開した募集内容とは違う事業に資金を流用していたからだが、GIL立ち上げの時から自転車操業に陥るのは自明だったという。
 
「中久保氏が右のポケットから左のポケットに移し替えるだけだから、目的外使用は折り込み済み。年々、太陽光などの買取価格が下がっていくなか、自転車操業になるのも当然だった」(電力業界関係者)
 
 しかし、その過程で事業を縮小、投資家保護を図るといったタイプではなく、太陽光からバイオマス、日本だけでなくタイへと事業を拡張、そのために政治力を頼った。
 
「大樹総研」の矢島義也会長は、16年5月に開いた盛大な結婚式に、菅義偉官房長官をはじめ与野党多数の政治家、中央官庁主要官僚を招いたという「与野党に人脈を持つ政界プロモーター的人物」(捜査関係者)。「JCサービス」は、その「大樹総研」に業務委託料などの名目で約5億円を支払っている。
 
 また、バイオマス発電でタイに関与することになった中久保氏は、超党派議員団の一員だった細野代議士とともに、17年末、タイを訪れている。
 
 中久保氏の政界パイプとなった矢島氏を紹介したのが、「ベアハグ」の稲川貴久前代表だが、一体どんな人物なのか。
 
「PL学園、亜細亜大学の剣道部出身で、整体師からスタートして、リラクゼーションのベアハグを立ち上げた人物。やり手で、顧客に茂木敏充(現経産相)さんがいたことから政界にも人脈ができ、その縁で大樹の矢島氏と知り合った。リラクゼーション業界が総務省に産業認定される際には、稲川氏の政界パイプが役に立ったとされた」(社会部記者)
 
 稲川氏は、17年11月、法人税4300万円を脱税したとして在宅起訴。捜査した特捜部は、稲川氏の「政界ルート」にも注目していたとされる。
 
 また、稲川氏は16年4月、中久保氏とともに「環境プロパティ」という太陽光の会社を立ち上げており、長野県上田市で太陽光発電事業に乗り出している。
 
 こうして眺めると、「JCサービス」を起点とする捜査は、「大樹総研」や「ベアハグ」にも及んで、それは「政界ルート」を視野にいれたものになるが、その前にやるべきことは投資家保護。「JCサービス」の資金流出に一刻も早く歯止めをかける必要があろう。
 
 maneoの業務改善命令以降、1年以上、資金調達ルートを失った「JCサービス」は、売電権や取得した不動産を売るなどして資金を回収しているが、それは窓口のmaneo社に返却されることはない。

 従って、投資家に返却されることはなく、「目外流用」の得意な中久保氏が、引き続き自由に使っている。
 
 投資家にとっては「詐欺」されたに等しく、被害金額を少なくするためにも、早急に捜査着手すべきだろう。【巳】

 

 

 

 

 

 


2019年10月11日配信「週刊0510のおススメ展覧会」


2019年10月10日配信「米トランプ大統領の“お墨付き”を得て、北朝鮮が次々に発射するミサイルへの対抗策は日本にあるのか?」<政治>

 
高価すぎる気休め?(Wikipedia)


 北朝鮮が、「飛翔体」という呼ぶミサイルを次々にぶっ放している。
 
 10月2日には、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を日本海に向けて撃ち、島根県隠岐諸島沖の排他的経済水域内に落下、安倍晋三首相は「国連決議違反であり、厳重に抗議して、強く非難する」と、記者団に語った。
 
 しかし、いくら抗議しても非難してもムダである。
 
 米・トランプ大統領は、米本土に届く中・長距離ミサイルの発射でなければ問題視しない考えを明らかにしているからである。
 
 その“お墨付き”を得て、金正恩・朝鮮労働党委員長は、国内向けには米国に屈しない姿勢を示し、日・米・韓にはミサイルというカードを有効に使うために、今後も発射を繰り返す。
 
 トランプ大統領のミーイズムがハッキリしている以上、「北の脅威」には自前でミサイル防衛を整えるしかないのだが、これがとてつもない“カネ食いシステム”で、しかも相手が精度を向上させる以上、永遠の未完成形で、そのうえ完全な防御はあり得ない、という厄介な“代物”である。
 
 日本のミサイル防衛は3段階。米国の早期警戒衛星によってミサイル発射の情報を得ており、兆候を掴んだ段階で陸海空のレーダー網で追尾、海上配備のイージス艦から海上配備型迎撃ミサイル「SM3」でまず迎撃、地上に近付けば地対空誘導弾パトリオットミサイル「PAC3」を発射する。
 
 だが、それだけでは弾道ミサイルの脅威に対応できないとして、現在、イージス・アショアの設置が決まり、予算化されている。
 
 ギリシャ神話の「女神・アテナが持つ、あらゆる邪気を祓う盾」を意味する「イージス」に陸上の盾の「イージス」を掛け合わせたイージス・アショアに対する期待は高かったが、その装備内容と予算が判明にするにつれ、批判が高まっている。 
 
 まず、レーダーシステムの脆弱さであるが、ロッキード・マーチン社製のLMSSRが選定され、それにアナログデータ用のベースライン9を組み合わせることになっている。
 
 専門家は等しく、「開発中で未知領域の多いLMSSRに、一世代前のソフト・ベースライン9の組み合わせはいかにも不自然。しかも、米海軍との互換性が考慮されていない。政治的な背景で決まったのではないか」(防衛省OB)と、指摘する。
 
 政治的とは、米海軍への装備品納入で最近、不調のロッキード社が、日本で巻き返し工作を行なったというもの。その真偽はともかく、コストが膨大になっている。
 
 当初、1基800億円(構想は秋田と山口の2基)から始まった取得費は、2基2474億円と膨らみ、30年間の維持・運営費を含めて4459億円と公表された。
 
 さらに、ミサイルの取得費、建屋の整備費などで数百億円、加えて開発案件なのでミサイル実験は日本の責任において行なわなければならず、それに1000億円超は確実で、最低でも6000億円、場合によっては1兆円近いと目されている。
 
 SM3、PAC3に、このイージス・アショアと、大枚を叩いたところで、完全防御にはまだ足りない。
 
「望ましいのは、迎撃対象を広範囲に設定する統合防空システム(IAMD)です。イージス・アショアでは対応できない弾道が低高度の新型ミサイル、巡航ミサイル、超音速滑空弾などへの対応も必要になります」(前出のOB)
 
 攻撃より防御の方が、当然、難しい。加えて、イージス艦やイージス・アショアのSM3だけでは足りないと、高高度迎撃ミサイルのTHAAD(サード)を導入したらどうか、という議論もある。
 
 ただ、それらをすべて揃えたとしても、同時多発のミサイル発射には到底、対応できず、何発かのミサイルは日本に到達。――つまり何兆円かけようと、ミサイル防衛は所詮、単なる“気休め”なのである。
 
 この現実を認めることなく、いくら膨大な資金を注ぎ込もうと単なる無駄遣い、「北の脅威」には向き合えないであろう。【酉】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2019年10月9日配信「週刊0510のおススメ展覧会」


2019年10月8日配信「昭和回顧録・あの人に聞く企業総務部物語」<対談>

――かつては「企業防衛」の窓口として活躍した総務部ですが、コンプライアンス全盛の現在は「盲腸ポスト」になってしまいました。彼らが対峙してきた総会屋が絶滅しては、後世に語り継がれる「味のある総務物語」は、ほとんど聞かれなくなりました。今日は昭和史発掘といえばオーバーですが、今なお名総務として語りつがれる元大手証券総務部長に当時の話をお伺いしたいと思い、足をお運び戴きました。よろしくお願いします。

 

Y氏「久しぶりだな。しかし、君はあんまり変わらないな、私と違ってオツムも健在だし…(笑)」

 

――いやあ、もう身体中がガタガタですよ。それに引き替えYさんは…。

 

Y氏「冷やかしちゃいかんよ(笑)。ことしで米寿、すぐそこにお迎えが来てるよ」

 

――昨今の風潮の良し悪しはともかく、昭和の時代の総務部は面白かったですね。

 

Y氏「すべてに人情があったからなあ。今では辛かったことも、苦しかったことも、すべてが懐かしい思い出だよ」

 

――私は銀行、証券など金融関係の取材が多かったのですが、“物語”が多かったのはF銀行D銀行ですね。

 

Y氏「確かに、F銀行の総務部の話は、ウチにもよく聞こえてきたよ。確か斎藤ナントカ、そうだ斎藤征一というのは豪傑だったらしいな」

 

――そうですね。彼は自行の役員のスキャンダル情報を総会屋に流しマッチポンプで裏金を作る、あるいは水増しした領収書を書かせて差額を懐に入れる、さらには暴力団に系列のカード会社のクレジットカードを作ってやる、賛助金代わりに航空会社の株主優待券を提供する、果ては懇意な暴力団幹部が経営する飲み屋でドンチャン騒ぎをするなど“ノンキャリの小悪党”の“武勇伝”は豪快でした…(苦笑)
 
Y氏「身を賭した“前線部隊”での活躍の甲斐あって銀行退職後は、枝の枝ながらグループ会社の社長になったなんだから大したものだよ」

 

――彼ほど豪快ではないにしろ、当時の企業総務部は、どこも同じようなことをやってましたからねえ。隔世の感ありですね。
 
Y氏「総務部にだって予算はあるが、不足することは再々だ。領収書が貰えない相手だし、火急の時には、株主優待券やビール券、タクシー券を金券屋に持ち込んだり、社内で保管する美術品を沈めてウラ金を作ったもんだよ」
 
――確かに、毎日相手にするのは“ややこしい輩”ばかりですものね(笑)
 
Y氏「総務部の存在意義は『企業の名誉と役員を守る』ことだからね。今じゃ、ちょっとしたことでもすぐに警察に相談するけど、私たちの時代は、つけ込まれるような不祥事を起こしたこと自体が問題だったし、それが表沙汰になることを恥としたから、カネで済むことならできるだけ隠蔽するのが総務部の使命だったからなあ。コンプライアンスなんて、言葉自体なかったし…」
 
――総務部って、企業の体面を保つための、言葉は悪いけど “企業の痰壺”みたいなものですね。 そんな総務部員の「生きがい」って何なのですか?
 
Y氏「痰壺は酷いよ。せめて“縁の下のガードマン”とか“トラブルシューター”と言って欲しいなあ(笑)。――総務部員の生きがい?――そうだな。強いて言えば、株主総会後に普段は顔を合わせることも出来ないトップから直々に『ご苦労さん。今年も平穏に総会を終えることが出来ました』って労いの言葉を掛けて貰えることぐらいかなあ(笑)」
 
――過去の遺物となった滅私奉公的生きがいですね(苦笑)
 
Y氏「まあ、昔気質の人間にはそんな言葉だけで『よし、頑張ろう』って思えたんだから、時代は変わったよなあ。――それはそうと、斎藤の話が出たついでに思い出したんだけど、確か副部長だったと思うが、彼の上司だった山崎猛というのも見かけは温厚だが、保身に長けたエエ根性の持主だったな」
 
――へーッ! その山崎も根っからの総務部育ちですか?
 
Y氏「いや。確か青山あたりの営業店から異動して来たんじゃなかったかな。それだけに胆力がないというか、良い意味でのトッポさが無いんだな。斎藤みたいな濁濁併せ呑む(?)“悪党”を旨く利用すればいいんだけど、何かあるとすべからく上司に相談するんだな。斎藤にすれば存在を無視されたみたいで面白くないから、肝腎なところで総会屋や暴力団から仕入れた重要な情報を上に上げないどころか、反対にヨタ話を吹き込むんだから(苦笑)陰険だ。結局、山崎は広域暴力団のフロント企業の策略に乗せられて融資した10億円が焦げ付いてしまったんだ」
 
――斎藤にしてみれば「ザマァ見ろ!」というところでしょうが、それで山崎はどうしたのですか?
 
本因坊師「“飛ばし”だよ。何しろ山崎は、それまでは旧帝大でなければ役員になれないとされていたF銀行で“M大初めての役員”と期待されていたから必死だ。懇意にしていた外部の人間に不良債権の肩代わりを依頼して10億円を融資、それを回収して帳尻を合わせたんだ」
 
――なるほど。10億円は大金だけど、それだって銀行のカネですものね。自分の腹は痛まないし、暴力団相手の不良債権は消せる。万々歳ですよね。さすがはヒラとはいえ役員になるだけはありますね。
 
Y氏「不良債権の“飛ばし”も“付け替え”も当時はどこでもやっていたことだ。ウチだってしょっちゅうやってたんだから、別に山崎のやったことを云々するつもりはない。私が問題にしたいのは、暴力団に対する不正融資を飛ばしたことが表沙汰になりそうになるや、被害者に変身。そのうえ10億円を肩代わってくれた恩人まで共犯だとして告訴したことだ」
 
――マジですか! 救いの神を告訴するなんて無茶苦茶ですね。
 
Y氏「そうだろ。いくら役員ポストが目の前にぶら下がっているとはいえ、恩人を騙し討ちにするなんて山崎の卑劣過ぎる仕打ちは人間として絶対にやってはいけないこと(怒)。結局、デッチ上げ事件のドサクサに紛れて暴力団に対する10億円の不正融資はウヤムヤ、その功績を買われた山崎は晴れて取締役に昇進。大型店のS支店、K支店の支店長を歴任して本店の取締役とトントン拍子の大出世。退職後は系列の人材派遣会社の社長を経て、つい最近まで大手機械メーカー・Aエンジニアリングの役員を務めていたんだからエゲツない話だよ」
 
――「不正融資をチャラにしたうえ助けてくれた恩人を嵌めて自分は出世の階段を上る」――聞けば聞くほど山崎の非道ぶりには腹が立ってきました。 (続く)

 

 

 

 

 

 

 


2019年10月5日配信「東京仙人島週間mini情報」  

青いお空のそこふかく、海の小石のそのように、
  夜がくるまでしずんでる、昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。 

(金子みすゞ・星とたんぽぽ)

 

………………………………………

 

<社会>


◆「朗報!」…死刑制度に反対のフランシスコ・ローマ法王が死刑囚の袴田巌さんとの面会が決定。

 

★「エンドレス裁判」諫早湾干拓訴訟上告審で最高裁小法廷が水門の開門の無効化を認めた福岡高裁判決を破棄して同高裁に差し戻し。

 

◆「売水奴!」…水道民営化法案作成の厚労省食品安全部水道課「クボタ」「水ing」「ヴェオリア」の社員が続々と“天上がり”のデタラメ。

 

★「裁判所は死んだ!」東京電力福島第一原発事故をめぐり、業務上過失致死傷の罪で強制起訴された旧経営陣3人に東京地裁が脱力の無罪判決

 

◆「獅子身中の“御意委員会”」かんぽ生命保険の不適切販売を報じた昨年4月のNHK番組をめぐり、NHK経営委員会が日本郵政グループ」の抗議で上田良一NHK会長に厳重注意。

 

★「贈収賄事件?」 「関西電力」の八木誠会長ら役員20人が2017年までの7年間に関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役(3月に死亡)から地元工事会社「Y開発」が提供した計約3億2000万円の“怪しい金銭”を受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で判明。

 

◆「みんなで貰えば怖くない?」平野貞夫・元参院議員の安倍首相に対する内乱罪・内乱予備罪での告発を最高検が東京地検に回送。

 

 

<政治>

 

★「冷酷長官が毎度のひと言」「迅速かつ適切に行った」――房総半島台風による復旧遅れに菅官房長官がいつものコメント。

 

★「警察国家にまっしぐら?」…北村滋局長就任で国家安全保障局(NSS)に「経済部門」を新設。

 

◆「女癖の悪さに加えバクチ狂い」…FX損失補填の石井浩郎・自民党参院議員に今度は常習高額賭けマージャンの噂。

 

★「悪いのは台風⁉」…「誰が悪い、これが悪いではない」――房総半島台風禍の復旧遅れに森田健作知事がムニャムニャ論で責任回避。

 

「傍観の無能知事」「自然とは予測がつかない」――台風禍にもまるで“評論家”の森田健作・千葉県知事に「3期目なのに、このザマ」の声。

 

★「KYシンちゃん」「いよいよラグビーワールドカップが、ここ日本で開幕します!」…復旧工事遅れる千葉県の惨状よそに我らが安倍首相はラグビー観戦でご満悦の巻。

 

◆「沈黙の6秒間」…石炭火力削減の具体策を聞かれた小泉環境相の中身ゼロのコメントに落胆の声。

 

★「高市総務相に続いて〜」内閣改造で初入閣を果たした萩生田光一文科相公職選挙法違反疑惑もメディアは完全スルーのデタラメ。(☚しんぶん赤旗)

 

★「問題先送り!」安倍首相が日米貿易交渉で大幅譲歩も「ウィンウィンの内容だ!」と得意のフェイクコメントでご満悦。

 

◆「ニンジン騒動」「ニンジンの皮食べて増税に勝て」――志位共産党委員長がSNSで日経新聞電子版記事に苦言。

 

 

<企業>

 

★「ゴーン被告は1億円」日産自動車」が、前会長ゴーン被告が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴された事件に関連し、米証券取引委員会(SEC)と約16億円の課徴金を支払うことで和解。

 

◆「廃物利用の達人⁉」「岡三オンライン証券」が金商法違反、脱税で免許剥奪の「東郷証券」を買収。

 

◆「文具業界波高し」コクヨ」ぺんてる」の37.45%のへ筆頭株主に。

 

◆「永田町から羽田へ」渡辺美樹・ワタミ取締役が会長兼最高経営責任者に復帰。

 

                          

<海外>

 

◆「只今、GAFA包囲網強化中」…米司法省と連邦取引委員会が巨大IT企業規制強化のための調査を推進。

 

★「ジャブジャブ経済が加速」連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を0.25%引き下げ、年1.75〜2.00%にすることを決定。

 

◆「✖金1030億円」…独検察当局が排ガス規制の基準を超えた「ダイムラー」に8億7000万ユーロの罰金。

 

 

<訃報>

 

🌸元関脇逆鉾の井筒親方。行年58

 

🌸俳優の原口剛さん。行年80。

 

🌸モッツ出版の高須基仁さん。行年71。

 

🌸落語家の山遊亭金太郎さん。行年63。

 

🌸建築家の鈴木エドワードさん。71。

 

🌸歌舞伎役者の沢村大蔵さん。行年80。

 

🌸大蔵流狂言師の茂山千作さん。行年74。

 

🌸金ピカ先生」の佐藤忠志さん。行年68。

 

🌸バイオリニストの徳江尚子さん。行年74。

 

🌸シラク元フランス大統領が死去。行年86。

 

🌸アニメーターの中村和子さん。行年86。

 

🌸井川高雄・元大王製紙会長。行年82。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2019年10月4日配信「週刊0510のおススメBOOKS」

 

 

 

 

 



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