2017年3月31日配信「週刊0510の特選レース」<週間レース社提供>

 

 


2017年3月30日配信<0510archives>「『東芝解体』の戦犯は経団連会長輩出企業の呪縛から逃れられずに粉飾を繰り返した歴代社長と原発を死守した経産官僚」<事件>

いずれは…?(☚wikipedia)


 6兆円企業「東芝」の解体が進んでいる。

 既に、白物家電は中国に、医療機器は「キャノン」に売却し、半導体と原発の二つを主力に生き残りを図っていたが、米原子力事業で最大7000億円の損失が発覚、3月末の債務超過は免れないとして、半導体事業の分社化を検討、残る原子力もリスクは大きく、単独では生き残れない。

 「東芝」は、戦後、石坂泰三、土光敏夫という2人の経団連会長を輩出、日本を代表する製造業の雄であった。

 その名門が消え去る原因として、「東芝」が強みを持つ事業分野の市場環境の変化や、今回の巨額損失の引き金となった福島原発事故後の安全基準の引き上げなどが挙げられているが、つまるところは歴代経営陣の「経営の失敗」である。

 まず、失速の原因となった粉飾決算はなぜ表面化したか。

 この原点に立ち返ると、東芝解体の主犯が浮かび上がってくる。

 証券取引等監視員会の告発要請にも関わらず、「東芝を事件化で追い込みたくない」という官邸の意向を受けた検察は、「捜査着手しない方針」を固めているため、粉飾を指示した西田厚聰、佐々木則夫、田中久雄の歴代3社長の罪の具体的中身は判明していない。

 ただ、四半期末ごとにパソコン事業で利益を調整、決算を“化粧”していたのは、「経団連会長の座を狙う企業にふさわしい業績を」という歴代経営陣の思惑だった。

 その思いが最も強かったのが西田厚聡で、2013年の人事で、自らは会長にとどまって社長の佐々木則夫を副会長職に就け、院政を敷きやすい田中久雄を社長にした。

 異例の3トップ体制になったのは、「社長・会長であることが経団連会長の条件」であるため、14年に控えた経団連会長人事を意識した西田が、会長に居座った。

 当時、佐々木は経団連副会長。地位も名誉も奪われた佐々木の西田への恨みはつのり、両派の確執が証券監視委への告発合戦となり、長年の“膿”が噴出。それが、証券監視委が問題視したパソコン事業など各種粉飾の表面化であり、その最大のものが、「米・ウエスチングハウス(WH)の業績は好調」というごまかしによる粉飾だった。

 06年に「WH」を約6000億円の高値で購入したのは当時の西田社長であり、その後の経営陣も「WHの業績は好調」と言い続け、約4000億円の「のれん代」を正当化してきた。

 ようやく巨額の減損処理を行うのは16年3月期であり、こうした弥縫策も「東芝」の屋台骨を蝕んだのだが、そんな「東芝」の原発シフトを裏で推進、国策企業への道を歩ませたのは経済産業省の官僚である。

 名門重電メーカーだった「WH」は、電力自由化で業績を低迷させ、英国の国営企業の原子力部門が再建を引き受けたものの、欧米での原発事業の低迷もあって再建を断念。売り先を探し、そこに手を挙げたのが「東芝」で、挙げさせたのは経産官僚だった。

 「原発推進の旗を振る経産官僚にとって、WH買収は日本が原子力の平和利用である原発の“盟主”となることを意味した。そこに経済界に大きな足跡を残したいという野心家の西田の思惑も重なった」(元経産官僚)

 だが、この積極策が裏目に出る。

 11年の福島原発事故は、その時点で「のれん代」の減損による赤字転落と原発建設費用の高騰による業績の悪化など、今日の事態を想定させるものだったが、粉飾体質は身に染み付いており、そのうえこの期に及んでも猟官活動を続けていた西田とその子飼いの役員は、原発事業の失敗を表に出せなかった。
 
 東芝経営陣には、「経産省がなんとかしてくれる」という思いもあった。

 実際、「WH」を「東芝」に押し付けた経産省は、その代役を「日立製作所」「三菱重工業」に求めたが、さすがに「東芝」の轍を踏むことになるのを恐れた両社は首を縦に振らなかった。

 今や「脱原発」は、世界の重電メーカーの趨勢となっている。

 だが、原発推進の旗を下ろせない経産省は、最後は「東芝」の原子力部門を「日立製作所」と「三菱重工」の原子力部門と合体、「日の丸原発」を目論んでいる。

 「保身と名誉欲」に駆られて粉飾を継続してきた歴代東芝経営陣と、それを容認しつつ「東芝」を国策の“駒”として使い切った経産官僚。――そんな"戦犯"たちによって、「東芝」19万人の従業員とその家族の"流浪"が始まろうとしている。【未】

 

 

 

 

 

 


2017年3月29日配信「週刊0510・読者の写真展」<寄稿>


【一輪だって桜だい!】
















 

2017年3月28日配信「人生本因坊師の甘辛時事問答」<連載> 

 

 

――「瑞穂の國小學院国有地払い下げ疑惑」について籠池泰典・前森友学園理事長が衆参予算委員会に証人喚問されました。

本因坊師「都議会の百条委員会よりマシだったが、双方とも決定打不足。まあ、右巻きキツネと肚黒タヌキのバカ仕合だったな」

――手が震えるでもなく、緊張もせず、籠池理事長の堂々とした答弁ぶりには畏れ入りました。

本因坊師「理事長が言ってることの真偽はともかく、偽証に罰則があるという場所での歯切れ良い証言はたいしたもんや」

――籠池理事長は堂々と証人喚問という土俵に上がったのに、"デンデン首相防衛隊"サイドは犬の遠吠え。外野で「籠池は嘘つきだ」の大合唱。なんともはや…。

本因坊師「バカが付いても殿は殿。ここでエエとこ見せとかんと、内閣改造でもあったら入れて貰えんからな。そらあヨイショにも力が入るわなwww」

――張り切り過ぎたのかもしれませんが、自民党の"尋問隊長"を自認する西田昌司参院議員葉梨康弘衆院議員の質問はパンチ不足だったような気がしますが…。

本因坊師「パンチ云々(㊟うんぬん)以前に、ハナから恫喝気味で嫌らしさがミエミエで、ひと言でいえばゴロツキの因縁付け。西田はいつもと違って声も上ずり気味だったし、葉梨は葉梨で、取調室と勘違いしたのか、ネチネチといたぶる質問ばかり。あれじゃ、完落ちどころか、半落ちも無理だろう」

――個別の質問とそれに対する籠池理事長の証言については、既にテレビやネットで周知されているので割愛するとして、老師が審判員なら、今回の"勝負"はどちらに軍配を上げますか?

本因坊師「ウ〜ム。両陣営とも決め手を欠いた勝負じゃが、敢然と証人席に座った籠池理事長の判定勝ちだろうなあ」

――ところで、松井一郎・大阪府知事が梯子外しの張本人と名指しされてカンカンです。

本因坊師「いくら窮鼠猫を噛むといえども、あそこまでハッキリと名指しするからには、会ったことがないとはいえ、無関係とは思えんがなあ」

――下地幹郎・日本維新の会政調会長なんか、質問者なのに松井親分の擁護演説に終始。逆に「それは質問ですか?」なんて言われちゃって…www。

本因坊師「愛嬌、愛嬌。下地ならあんなもんやろwww」

――しかし、今回の疑惑にはデンデン首相夫妻をはじめ、稲田、籠池とカップルが3組も登場。永田町事件史上、初めてでしょう。

本因坊師「デンデン首相は妻を擁護、泣き虫防衛相は夫は無関係と言い張り、夫唱婦随は籠池夫婦だけやwww」

――しかし、どうしてこんな大事になったのですかね?

本因坊師「登場人物たちの資質に問題があるのはもちろんだが、やはり一強独裁の弊害というか、デンデン首相の側近がゴマすりばかりやから、あんな風になってしもうたんやろな」

――総理にひと言、忠告する人間がいないんですね。

本因坊師「『逆命利君』――どんなにバカ殿でも爺やがしっかりしとったら組織はキチンと回るもんやが、悲しいかな、周りに腹が座った側近が居らんからなあ」

――神輿を「担ぐアホウに担がれるアホウ」ということですね。

本因坊師「そういうこっちゃ!」

――安倍首相が答弁する際、いつも思うのですが、ちょっとしたことでも、すぐムキになって『レッテル貼りは止めましょうよ』『それは印象付けですよ』と叫ぶのは見苦しいですよね。

本因坊師「痛いところを聞かれたら、それを棚に上げて相手の非を詰ろうとする卑怯な姿勢は育ちによる性癖だろう」

――ああした態度は、反省しない人間の特徴ですね。

本因坊師「国民にとって不幸なのは、デンデン首相に限らず、政治、行政、銀行、大企業、大学など『権威』でメシを食うとるリーダーたちに共通することだが、とにかく矜持がないというか、肚の座らない輩ばかりを戴いていることや。普段は威張っているのに、イザ困難に遭うと我が身かわいさから、ポイントを外して評論家のようなことばかり言うて、すぐ体を躱す。日本人は全体としては優れているはずなのだが、今の日本には、大局観をもって『身命を賭して事に当たる』という真のリーダーがおらんのが最大の悲劇だろうなあ」 (了)

 

 

 

 

 

 

 


2017年3月27日配信「沓掛龍之介の株式道場」<連載>

◆今週の日経平均株価の動向

 

 NY市場は昨年6月の17063弗から上昇相場が始まり、3月に21169弗を付け、3月22日は20578円弗まで調整。再び反発の態勢に入った状態です。東京市場も同様です。前回のボックス相場である19300円から19600円前後へ向けた展開が考えられます。今週の下値メドは19200円、上値メドは19600円。「ゼニス羽田HD」(5289)「東栄リーファーライン」(9133)「豊和工業」(6203)「セブン銀行」(8410)に引き続き注目です。【龍】

 

☆中期推奨銘柄

★1813  不動テトラ
<東証1部・3月24日終値204円>



☆中期推奨銘柄

★5805  昭和電線HD
<東証1部・3月24日終値 86円>


 

 

☆中期推奨銘柄

★5614  川金HD
<東証1部・3月24日終値387円>














 


2017年3月25日配信「東京仙人島通信局週間ミニ情報」<連載>

 

 「教育勅語も大日本帝国憲法も敗戦によって廃止されたものです。その事実を忘れてはいけない。とくに教育勅語については『親孝行しよう、兄弟仲良くしよう』などと書かれていることをもって、稲田大臣などは『何が悪いのか』と言っていますが、とんでもない。問題は『12の徳目』とされるものの12番目。<一旦緩急アレは義勇公に奉し…>とある。『何か危険があれば、天皇を守れ』という意味であり、天皇主権の国家に奉仕する臣民を育てるためのものなのです」(小林節氏・『日刊ゲンダイ』・3/16

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

<社会>

 

◆「誇大広告に非ず」…東京地裁(辻川靖夫裁判長)が降圧剤「ディオバン」の臨床データ不正容疑で薬事法違反に問われた「ノバルティス」の白橋信雄被告に無罪判決。

 

★「霞が関ハローワークは大忙し!?」…文部省天下り問題で新たに30件超の国家公務員法に違反する事案が発覚。

 

◆「八丈島のお漏らしキョン!?…都庁担当職員が小笠原村の農業施設保全工事の予定価格を漏洩も事件性は?

 

◆「遠のく移転?」…東京都が行った豊洲市場地下水の9回目の調査でも前回同様、環境基準上回る100倍のベンゼンシアンを検出。

 

◆「日向の氷状態?」暴力団排除条例が奏功、全国の暴力団員数が初の2万人切って18100人に減少。

 

★「"神風"吹いてボロボロ大臣がニンマリ!」…森友学園騒動ドサクサに紛れてデンデン首相悲願の"平成の治安維持法"=共謀罪(組織的犯罪処罰法)が閣議決定。

 

◆「欠食保育園!?…姫路市が認定こども園法に基づき定員を超えた園児を無許可で入園させた「わんずまざー保育園」に認定取り消し処分。

 

◆「昔ならよくあったが…?」三重県警が暴力団に捜査情報を漏洩した熊野署の巡査部長と名張署の巡査長を地方公務員法違反容疑で書類送検。

 

★「債鬼に豹変!」…国交省が「森友学園」に対しすでに支給した補助金5600万円の返還を請求。

 

★「白昼の"利益供与"!?」…日本最大のソーシャルレンディング会社「maneoマーケット」(千代田区)が、浦郷某、荒木某、山森某、柴垣某、東村某"大物事件屋"が蝟集する倒産ゴルフ場「旧ワールドエース」(都留市)に8億円余を出資、一部は暴力団へ!?

 

 

<政治>

 

★「"証人喚問劇場"の千両役者!」嘘つきは誰だ?――"自民党切っての論客"・西田昌司参院議員、葉梨康弘衆院議員の鋭い追及にも籠池泰典・松友学園前理事長が堂々の初舞台。

 

★「激励?それとも脅迫?」「幸運を祈ります」――騒動の真っ最中にアッキー総理夫人籠池夫人メール!?

 

★「財務局に倣って証拠隠滅?」大阪府も財務省近畿財務局との1年3ヶ月分森友学園用地協議資料を処分!?

 

★「けだし名言!」…籠池陣営のスポークスマンになった作家の菅野 完氏が「森友学園疑惑」の原因を作った政・官・学の"国賊人脈"を「全自動忖度機」と命名!

 

★「どこまでもお友達優先!?」「加計学園」に対する「36億円市有地無償譲渡疑惑」の背後に加戸守・元愛媛県知事、木曽功・元内閣官房参与らデンデン首相のお友達がズラリの巻。

 

◆「任命したのは…?」「答弁には気をつけてくれと何度も言っただろ!」――デンデン首相が失言、失態続きで期待外れの泣き虫防衛相を叱責。

 

★「嘘つき大臣の辞任は秒読み!?森友学園問題に続く陸上自衛隊南スーダンPKO派遣部隊の「日報隠蔽問題」で泣き虫防衛相がさらに窮地に。

 

★「笛吹けど踊らず!?…「日報隠蔽問題」で泣き虫防衛相「特別防衛監察」を指示も現場サイドからは「そんなことより早く辞めてくれ」の声。

 

◆「ガラの悪さは毎度のこと!」「民進党が安倍首相や稲田防衛相の足を引っ張っているのは北朝鮮や中国と通じているからではないか」――外務委員会で足立康史・維新の会衆院議員が暴言連発。

 

◆「なりふり構わずやる!」…劣勢が予想される7月の都議選についてr二階俊博・自民党幹事長が危機感一杯の檄!

 

★「老醜無残――ボケてしまっちゃ、しゃああんめい!」「ひらがなも忘れました」「私は呆けています」産婦人科医作成の診断書で煙幕?張って「私は関与していない!」「都庁の役人がやったこと!」「記憶にないものは記憶にない」シンタロウ元知事の無責任答弁連発で注目の百条委員会喚問は不発!(ひょっとして『天才』はゴーストライターが書いた?)

 

◆「米山知事の意趣返し?」…新潟県警が公選法違反容疑(事前運動)で昨年10月の新潟県知事選で自身のブログで森民夫候補(落選)を応援した国定勇人・三条市長を書類送検。

 

◆「名刺が割引券」吉田雄人・横須賀市長が公選法違反容疑(寄付行為の禁止)の「渡し船料金等の1割引サービスが受けられる市長名刺」を2600枚使用のポカ。

 

 

<企業>

 

◆「結局はお上頼み!?…沈没寸前の「東芝」が分離、売却する半導体会社「東芝メモリ」「日本政策投資銀行」「産業革新機構」が出資の意向。

 

◆「社長より会長が"会社のガン"!!」…凋落著しいフジテレビ・亀山千広社長の後任に下馬評は◎遠藤龍之介専務、〇鈴木克明専務の噂。

 

 

<国際>

 

◆「極右倍増ならず」…オランダ下院選挙で中道右派の与党「自由民主党」が第1党の座を確保。

 

◆「テロ?」…パリの国際通貨基金(IMF)事務所で郵便物が爆発、女性事務員が負傷。

 

★「無理が通れば〜?」…G20財務相・中央銀行総裁会議で従来の「反保護主義」「温暖化対策」を削除した共同声明を発表。

 

◆「法廷で一家勢揃い!」韓国・ロッテグループの不正事件で横領や脱税に問われている重光武雄被告ら創業一家5人がソウル中央地裁で開かれた初公判で起訴事実を全面否認。

 

★「逮捕近し?」収賄、職権乱用容疑で罷免された朴槿恵・前大統領が事情聴取のためにソウル中央地検特別捜査本部に出頭。

 

 

<原発>

 

★「巨大津波は予見可能だった!」想定外の判決に勝俣恒久・元東電会長らも真っ青?――福島第1原発の影響で群馬県に避難した住民137人が15億円の損害賠償を求めた裁判で前橋地裁(原道子裁判長)国と東電に3855万円の賠償命令

 

 

 

<訃報>

 

◆俳優の渡瀬恒彦さんが多臓器不全のため死去。享年72。合掌。

 

◆日本画家の鎌倉秀雄さんが呼吸不全のため死去。享年86。合掌。

 

◆演出家の危口統之さんが肺ガンのため死去。享年42。合掌。

 

白石 徹・自民党衆院議員(愛媛3区)が悪性リンパ腫のため死去。享年60。合掌。

 

◆セントルシアの詩人、デレク・ウォルコットさんが死去。享年87。合掌。

 

岡崎トミ子・元国家公安委員長が肝機能障害で死去。享年73。合掌。

 

◆米ロックンローラーの先駆者、チャック・ベリーさんが死去。享年90。合掌。

 

名警察犬・きな子嬢が老衰のため死去。享年14。合掌。

 

◆評論家の石原萌記さんが死去。享年92。合掌。

 

肥田舜太郎・日本原水爆被害者団体協議会が死去。享年100。合掌。

 

◆ロックフェラー家3代目のデービッド・ロックフェラー氏が心不全のため死去。享年101。合掌。

 

真言宗豊山派西明寺住職・田中雅博さんが膵臓ガンのため死去。享年70。合掌。

 

 

 

 

 

 


2017年3月24日配信「無邪気すぎる安倍昭恵・首相夫人という『最強の私人』が撒き散らす"厄災"!?」<政治>

安倍昭恵・総理夫人
(☚森友学園HP)


 「私の名前が役に立つなら、使っていただいていいのよ」

 これが安倍晋三首相夫人・昭恵さんの口癖である。
 

 驚かされるのは、森友学園問題で国会が紛糾、自身の名誉校長就任が夫の安倍首相を窮地に陥れている最中にも、せっせと各種会合に出席、そう述べていることである。

 そして、安倍首相もそんな昭恵夫人の言動を“放置”している。

 逆に、昭恵夫人の言動が取り沙汰されると、彼女を諫めるどころか、「妻は私人ですよ!」と、激高する。

 夫妻ともに、ガバナンスとは何かが分かっておらず、こんな人が日本のリーダーであり、トップレディであることに失望した人は少なくない。

 昭恵夫人が、法的な意味で私人であるのは間違いない。

 だが、その活動に政府職員が同行することも含め、「みなし公人」であり、各界に忖度させるという意味で、「最強の私人」でもある。

 今回、国交省の役人も大阪府の職員も、会議録、交渉記録の類を廃棄したと、事実上の証拠の隠滅?を証言しているので、国有地の格安払い下げや小学校認可で、口利きの証拠を示すものがなく、役人への責任追及は甘くならざるを得ない。

 ただ、間違いないのは、国も府も役人たちが名誉校長に昭恵夫人が就いている小学校の認可や土地払い下げに関し、その後ろにいる安倍首相の「存在」を意識していたことだ。

 その「忖度」が、許認可を歪め、補助金や助成金、寄付につながったことを事件と捉えるなら、名誉村長、名誉顧問など「名誉」のついた肩書きを数十も持ち、“空き時間”のほとんどを本人が正しいと信じる社会貢献活動に投じている状況を考えると、どれほど怪しい忖度を生んだかわからない。

 「全国高校生未来会議」は、斎木陽平という24歳の青年が仕掛けているイベントだが、これを全面的にバックアップしているのが昭恵夫人で、各省に直接、電話して推奨、文科省と総務省の後援を受け、イベントには内閣総理大臣賞などが授与されている。

 斎木氏は山口県出身の安倍家の遠縁に該たり、昭恵夫人はこの肩入れを批判されても、「私が信用のために使えるのだったら、使ってもらっていいと思っている」(『週刊新潮』3月23日号でもコメント)と、意に介さない。

 昭恵夫人のホームページには、農業・福祉・教育・原発・災害復興などでの様々な活動が紹介されており、数十に及ぶ肩書きも無理はなく、本人も全てを理解していなくても、いいと思う活動を支援する。

 問題は、そのいいと思う「判断基準」だが、スピリチュアル界の有名人である故・江本勝氏の影響が大きい。

 物質欲を受け入れず、高い精神性を持つものに傾倒、だから農業は有機農業であり、絆を大切にする農村の価値観を重んじ、反原発・反防潮堤・医療用大麻の解禁に理解を示す。

 そこに、思想の一貫性はなく、保守でもなくリベラルでもない。

 だから教育勅語を読み上げて礼儀正しい「森友学園」の園児に感動して名誉校長を引き受ける、戦前回帰の日本会議的発想はないのだが、妻として夫を支えるのは当然という価値観を持つ。

 「家庭内野党」と呼ばれ、安倍政権批判の中和剤になっているものの、思想性ではなく精神性に基づくものだけに安倍首相との間に亀裂はなく、天衣無縫の振る舞いが、むしろ政権を支えてきた。

 安倍首相の保守も、碓たる保守思想に基づくものというより、祖父・岸信介元首相の憲法改正を受け継ぎ、戦後レジームからの脱却を図るのが最大の目的で、保守思想での改革を目指しているわけではない。

 だから、男尊女卑の「日本会議」の発想からすれば、ありえない奔放な昭恵夫人の言動を許すし、夫人は夫人で「森友学園」の籠池理事長夫人に、騒動真っ最中の3月8日に奇妙なメールを送るようなことをするのだが、安倍首相はそれを咎めることもなく、「妻は人を簡単には切らない」と、意味不明の発言で庇う。

 昭恵夫人は、そんな首相の庇護のもと、様々に活動し、「最強の私人」として各界の忖度を受けるのである。

 それが「森友学園事件」を生んだのだから、詳細にチェックすれば、幾つもの事件が転がっているに相違なく、それが「安倍一強政治」のもうひとつの「歪み」であろう。【酉】

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年3月23日配信「人生本因坊師の甘辛時事問答」<連載> 

 
塚本幼稚園幼児教育学園(☚wikipedia)

 

――3月10日の息子を同席させた記者会見で森友学園の籠池泰典理事長が、突然、瑞穂の國小學院の開設申請の取り下げと理事長の辞任を発表しましたが、同じ日に安倍首相自らが、国家安全保障会議(NSC)で南スーダンに派遣されていた陸上自衛隊の撤退声明。――大きなニュースに合わせたミエミエの記者会見でした。

本因坊師「自分たちに都合の悪い報道に"スカッドミサイル"を撃つのは毎度のことや。今回も"官邸付属カチカチ山消防隊"が放水したんだろうwww」

――怖ろしいですね。

本因坊師「権力というのは、イザとなったらナリフリ構わず何でもやるもんじゃよ」

――今回の国有地大バーゲン払い下げ疑惑は、デンデン首相、籠池理事長両夫妻以下、「愛国」を掲げる政・官・学のならず者たちが"出演"した国家財産詐取ドラマですね。

本因坊師「『愛国心はならず者の最後の砦』――昔も今も同じやwww」

 

――ふと思い出したのですが、なぜシンゾウ首相は「云々」を「デンデン」と誤読したのでしょうか?

本因坊師「どうでもエエ質問じゃなあ。――漢字が読めない奴の気持ちを忖度するのは難しいがwww、漢字には『音』(読み方)が含まれとるが多いので、おそらく『伝』をイメージして『デンデン』と読んだんだろうなあ」

――なるほど。「未曾有」「踏襲」「頻繁」をまともに読めなかった"セメント屋大臣"といい勝負ですね。しかし、揃いも揃って"漢字薄弱コンビ"が総理と副総理なんですから笑っちゃいますねえwww。

本因坊師「読めるのは『愛国心』だけ。それが『美しい国、日本』の現実じゃよwww」

――それはともかく、森友学園疑惑は籠池理事長の辞任で幕引き準備と思いきや、何があったのか、突如として豹変。「昨日の友は今日の敵」とばかりに安倍政権に叛旗を翻し始めました。

本因坊師「自民党は、この前まで『民間人』を盾に参考人招致さえ反対していたのに一転、『総理に対する侮辱だ』と感情剥き出しの戯言で証人喚問に同意。支離滅裂じゃな」

 

――しかし、これで籠池夫妻の逮捕で「閉店ガラガラ」はなくなり、俄然面白くなりました。こうなると頼みの綱はマスコミと世論なんですが、どうですかね。

本因坊師「メディアはフカヒレを腹いっぱい食わされとるし、どうやろなあwww」

――記者会見の時、"父子鷹"よろしく息子が、父親を庇って「産経さん、サンケイさん」って必死に絶叫していましたが、「産経新聞」は森友学園の"応援団"なんですかね。

本因坊師「メディアが旗幟鮮明にするのもエエと思うけどなあ。しかし、あそこまで露骨に社名を連呼されたら"産経さん"も困っただろうなあwww」

――ところで、デンデン首相の衆参予算委員会でのヒステリック答弁の連発には慣れっこですが、体調でも悪いのか、最近は特にひどくなってるような気がします。そこで参考までに過去の「珍答弁」を集めてみました。

<デンデン語録一覧>


「みっともない憲法ですよ(現行憲法は)、はっきり言って…」
「改憲が(私の)ライフワークです」
「(憲法学者の芦部信喜を)私は存じ上げておりません」
「現行憲法はGHQの素人が8日間で作りあげた代物です」
「憲法が国の権力を縛るという考え方は古色蒼然とした考え方だ」
「憲法が国家権力を縛るのは王権時代の考え方。今は国の形、理想と未来を語るもの」
「憲法解釈の変更は私が閣議決定で決める」
「戦争参加ではなく紛争地への兵站は戦争ではない」
「(集団的自衛権行使できない憲法解釈という)建前論に終始する余裕はない」
「戦後70年の方針を変えたら戦争に巻き込まれるなんて荒唐無稽だ」
「戦後70年平和国家としてやってきた歴史がそれを証明している」
「(第24条の「両性の合意」を勘違いして)「同性婚認めたら憲法違反」
「(参院予算委で)自衛隊をわが軍(と表現)」
「どういう時に武力行使するか敵に知られてはまずいので国会でも言わない」
「安保法案に支持がなくても採決する、成立後に国民は理解するだろう」
「憲法改正をはじめ、占領時代の仕組みを変えるのが立党の原点」
「議会運営について勉強したほうがいい。私は立法府の長だ」etc


――いやはや、眩暈がするような愛国丸出し答弁ですがwww、ここまで言い切るんなら『籠池、マスコミの圧力なんかに負けずに頑張れ!』と弁護するべきなのに、いざ自分の尻に火が付いた途端に『しつこい!』『知らない!』と手のひらを反すなんて、デンデン首相も随分と薄情ですよね。

本因坊師「だから卓袱台返しを食らったんだが、政治家なんて、所詮はそんなもんや。カネと票をくれるうちは揉み手三昧やが、イザとなったら『知りましぇ〜ん』ちゅうのは、アイツらの十八番やがな。まあ、そんな輩に一票入れた、我々国民がアホだったんやけどなwww」

――果たして、23日の証人喚問で籠池理事長の口から何が飛び出すか。楽しみにしながら、いつもの言葉が出て来たところで、本日はこれにて。 (了)

 

 

 

 

 


2017年3月22日配信「贈賄申し込み罪に続いて背任罪!?―刑事告発が続く森友学園事件を立件できないのなら検察特捜は張子の虎!?」<事件>

渦中の籠池泰典氏
(☚森友学園HP)


 

 小学校の設置認可を取り下げ、理事長退任を表明!――自民党筋からの“入れ知恵”で一歩後退を演出、てっきり騒動を沈静化させようとするためのポーズと思い聞きや、突如として作家で『日本会議の研究』の著者・菅野完氏の独占インタビューに応じたのを機に、これまでの態度を一変。籠池泰典・森友学園前理事長が、「佐川宣寿・近畿財務局長から弁護士宛に10日ほど身を隠して欲しいとの連絡があった」、「安部首相から100万円の寄付金を貰った」ことを暴露したことで、事態はさらに混迷の度合いを深めつつある。

 

 まさに「窮鼠猫を噛む」――籠池理事長の"爆弾発言"に驚愕、「私人」を理由に国会への「参考人招致」を拒否していた自民党までが、「総理に対する侮辱だから籠池氏に質さなければいけない」と整合性の取れない理由で急遽、籠池理事長を「証人」として喚問することに同意。事態は新たな局面を迎えている。

 

 それはともかく、これまで瑞穂の國小學院の設立のために奔走してきた籠池氏にまつわる疑惑は別モノ。触法行為については、刑事告発のうえで検察に受理させ、捜査によって解明するしかない。

 既に、政治経済紙(Web版も有り)『日本タイムス』川上道大発行人は、鴻池祥肇元防災担当相が記者会見で「カネなのか、コンニャクなのかは知らんが、『これでお願いします』と、おばはんが泣いて紙袋を差し出した」と、述べたのを受けて、3月3日、大阪地検特捜部に贈賄申し込み容疑で刑事告発した。

 贈賄は、申し込んだ時点で罪になる。


 籠池サイドの代理人・S弁護士(辞任)は「商品券」と弁解したが、金銭に相当するのは事実であり、金額が幾らだったかも含めて、特捜部は受理して捜査していい案件だろう。

 一般には無名でも、『日本タイムス』は情報の早さと深さで知られており、東京地検特捜部が捜査着手した東北復興利権狙いの「豊田建設事件」は、同紙のスクープ記事が発火点になっている。

 続いて、この問題の真相究明活動を続けている豊中市の木村 真市議や弁護士などが、今月22日をメドに、土地の買収交渉にあたった財務省幹部職員などを氏名不詳ながら背任容疑で刑事告発する準備を進めている。

 国有地が、なぜ8億円も安く払い下げられたのか。

 地下に廃棄物が発見され、撤去作業を行う必要があった為、という説明だったが、それほど大量の廃棄物は確認されておらず、そもそも除去費用も含めた正確な価格算定がなされた様子はない。

 木村市議は、「払い下げ価格を公表しないのはなぜか」と、財務省に訴え続けて、今回の騒動を巻き起こした人物だけに、資料も証言も揃っており、財務省は最も“厄介な人”に告発されることになる。

 まず、背任が疑われ、その後で役人にそう仕向けた「政治家の罪」が問われる。

 保守系団体の「日本会議」に所属、政治家の使い方を心得ていた籠池氏は、小学校の設立認可や国有地払い下げにおいて鴻池氏だけでなく、政治家への陳情を繰り返していた。

 その際、「無礼者!」と、投げ返した鴻池氏と異なり、受け取った政治家や秘書がいれば、あっせん収賄あっせん利得処罰法違反の疑いが生じる。

 あまりにズサンな申請書類の数々に、驚きを通り越して呆れるほかはないが、補助金が絡み、既に、支給されたものもあるだけに、補助金不正受給や公文書偽造も捜査対象にすべきだろう。

 学園傘下の幼稚園の園長を「専任」ではないのにそう届け出て、2年間で1000万円を不正に受給していた籠池氏の妻・諄子女史は、「知らなかった。返します!」と、直撃インタビューに答えていたが、返せば済むという問題ではない。

 小学校建設費用についての金額の異なる3枚の契約書もそうだ。

 大阪府(7億5600万円)、関西エアポート(15億5000万円)、国土交通省(23億8400万円)と、契約書を使い分けたのは、大阪府には財務状況をよく見せかけ、国土交通省などからは補助金額を多く掠め取るためだろう。

 「詐欺的手法」と述べたのは、松井一郎・大阪府知事だが、既に補助金は給付されており、「詐欺的」ではなく「詐欺」と断じてもいい。

 これだけ"犯罪"の痕跡が数々、残され、いつもこうした際、刑事告発する共産党系市民団体なども準備を進めている。

 2010年の証拠改竄事件以降、政界案件については「死んだふり」を続けている特捜部だが、これを放置したのでは国民はとても納得できず、「特捜不要論」がさらに大きくなるに違いない。【寅】

 

 

 

 


2017年3月20日配信「初春の花・三様」


【寒桜】


【梅】


【桃】


 
          大空に向かって誇らしげに枝を伸ばす彼らの健気さに感激!



profile

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>

selected entries

categories

archives

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

還暦川柳
還暦川柳 (JUGEMレビュー »)
公益社団法人 全国老人福祉施設協議会

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

テレビはなぜおかしくなったのか
テレビはなぜおかしくなったのか (JUGEMレビュー »)
金平 茂紀,永田 浩三,水島 宏明,五十嵐 仁

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

recommend

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM