2013年6月4日配信「東京仙人岳観測レポート」<連載>


 鑑定医には我田引水的感覚が強い。殺人者の精神がいびつであるのはとうぜん。そのいびつさを以て喪失、耗弱と鑑定し精神異常者とすれば世に責任能力のある殺人者は存在しえないことになり、異常者だらけということになる。アルコール中毒者が泥酔して殺人を犯しても心神喪失で無罪となるのが精神に関する天下の悪法をさらけ出した恥部の好例といえる。つごうの悪いことに精神鑑定医が書物その他で勉強したていどの知識はいまは一般的常識となっている観がある。症例も専門書も出尽くしている。受刑者の中には鑑定医の上をいくのが出て来る鑑定医を騙すことに賭けたりする。外科医は肉体を割いて患部を自身の眸で確かめるのが鑑定医が拠り所とするのは症例をもとにした観察とペーパーテストが主。相手によっては催眠分析、薬物分析も行うがその結果にしたところが決して的確とはいいがたい。人間の精神はそれほど物理的にはできていない。被験者は対策を訓練もしている。映画ではないから完璧な自白剤などは存在しない。
 弁護士と精神鑑定医が殺人者を片端から野放しにかかる。
 弁護士は決して人権屋ではない。裁判に勝って名声を得、繁盛しさえすればよいのだ。鑑定医はありもしない権威にかけて我が田に水を引く。それだけならまだ黙って見ていられるが最近の精神科医は先進国がそうしたからといって開放病棟主義に取り憑かれている。都知事の強制措置入院命令で収容した患者を外出自由にして人を殺させている。精神科医には患者と面と向かってその患者が何を考えているかの見当がつかない不安が一般医師に較べて大だ。落とし穴といってよい。だから出入り自由に傾く。閉鎖、拘禁は患者の精神によくない影響を与えるとする新説から取り残されるのをおそれる。出入り自由の患者が人を殺しても精神科医に刑事罰はない。開放病棟説に疑問が持たれるだけだ。一般医と違って精神科医につきまとういいかげんさはそこに根がある。(『鬼の都』西村寿行・光文社)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
<社会>
 
◆「遅まきながら〜」…被害者&被害弁護団が、「MRIインターナショナル」エドウィン・ヨシヒロ・ヒロナガ社長詐欺と金融商品取引法違反(偽計)容疑で警視庁、東京地検に刑事告訴&告発。(前途多難?)
 
◆「分かれる判決」…「直ちに名誉毀損とはいえない」――東京地裁、検索大手「グーグル」のサジェスト機能差し止め請求を棄却。(人生色々、判決も色々)
 
◆「カッター検事を告発」…佐賀弁護士会所属の弁護士が、取調べ中に容疑者にカッターナイフを突き付けた検察官に対する告発状を検事総長に送付。
 
◆「弁護士費用2億円も空しく?」…組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で起訴された会員制温泉クラブ「岡本倶楽部」オーナー・大東某被告懲役18年
 
◆「やっと辞めたか!! 政治部で大歓声!?」「共同通信人事部長セクハラ事件」石川聡社長が、伊藤修一専務理事道連れに渋々辞任。
 
◆「逆転敗訴」…広島高裁、「光市事件・実名本出版差し止め&損害賠償請求事件」で死刑囚に一審判決覆す敗訴判決
 
◆「単純所持でもアウト?」「焚書のような事態になる」――自民・公明・日本維新の会が共同提出した「児童買春・ポルノ禁止法改正案」について、日本漫画家協会が「定義が曖昧で言論弾圧につながる。表現の自由の危機」と猛批判。
 
◆「大丸松阪屋、中部電力も真っ青!!」…愛知県警、県警警部に対する脅迫事件で、暴力団御用のヤメ検・T弁護士ら5人を犯人隠避容疑で逮捕。(当局の狙いは“守護神”排除?)
 
◆「わいせつ理事に絶縁状!!」…全日本柔道連盟が、女子柔道選手に対するわいせつ行為で辞任した福田二朗元理事に永久追放の厳罰処分。

◆「複雑怪奇、1000坪・100億円不動産が消えた!?」事件屋たちの手垢でピカピカの六本木「湖雲寺・不動産侵奪事件」に、捜査当局がようやく着手の気配。(放蕩坊主も共犯?)
 
◆「男は甘い」…団塊世代を対象にした内閣府の「老後の介護調査」で、「夫の54%が妻に、妻の26%が夫に介護を頼みたい」とのほろ苦結果。(共に白髪の生えるまでは、今や死語!?)

◆「火のない所に煙は〜?」「井草実業」(桐生市・井草建一社長所有の産廃処分場を買収した「ウインストマックトウキョウ」(文京区・金井伸介社長)の親会社「新東京開発」(松戸市・吉野勝秀社長、東京プロマーケット上場)に建設工事代金横領の噂。

◆「なりすまし営業」「SMBC日興証券」厚木支店営業マンが、認知症女性の弟になりすまして他社投信(5000万円)を解約、自社の外貨建て債券に振り替えの悪辣。(株屋の鑑!?)

◆「知らぬ存ぜぬで完全否認」…「情報を漏らしたこともない」――「SMBC日興証券インサイダー事件」初公判で、吉岡某被告が無罪を主張。
 
 
<政治>
 
◆「“中道”の本領発揮!?」橋下徹・大阪市長に対する問責決議案が“浪花の盟友”=公明党の日和見で不成立。(自民と維新の二刀流?)
 
◆「悪い冗談www」「財布落としても戻る安全都市」――猪瀬直樹・東京都知事、五輪招致プレゼンテーションで懸命の“リカバリーショット”もどこまで奏功?(財政難でも本命はマドリードで既に決定済み!?)
 
◆「所得税法改正ポカで1億円の減収?」バリアフリー減税に対する財務省の経過措置規定脱落で減税額が増大のお粗末。
 
◆「年寄り擁立にNG!!」…「自民党は変わっていないと思われる」――小泉進次郎・自民党青年局長が、佐々木洋平・大日本猟友会会長の例外規定適用による参院選(比例)公認に異議。
 
◆「三本の矢は毒矢」…「国民生活を破壊する矢となろうとしている」――海江田万里・民主党代表が、アベノミクスについて一矢。
 
◆「トコロテン当選」…衆院比例北海道ブロック・「新党大地」石川知裕衆院議員の辞職に伴い、鈴木宗男同党代表の2女・貴子女史が繰り上げ当選。
 
◆「政調会長の言ってることが分からない」…「成長戦略を入れる、入れないで大モメ」――参院選公約の取りまとめ時期めぐって、高市早苗・政調会長と溝手顕正・参院幹事長が対立。5月末から6月中旬に延期。(そもそもが党3役の人選がミスキャスト!?)

◆「参院選ガラクタ市!?」 渡辺美樹(ワタミ)・中野猛(ジェムケリー)・伊藤洋介(東京プリン)・佐竹雅昭(格闘技)・田島みわ(タレント)――自民党参院選候補は多士済々!?

◆「“オタク”の次は“ゼネコンのドン”!?」 …次期幹事長候補に、“中2階”に上がったままの石破茂幹事長に替わって“紀州の暴れん坊”=二階俊博が急浮上中。(政治はカネ)
 
 
<経済>
 
◆「猫も杓子もアフリカへ」「豊田通商」が子会社「セーファーオー社」を通じ、仏・小売大手「カルフール社」と合弁会社設立で合意、第1弾はコードジボワールでショッピングセンター。
 
◆「1億7500万円の債務超過」…大阪証券取引所が「原弘産」(大証2部)を債務超過に係る猶予期間入り銘柄に指定。
 
◆「経営不安説?」…インサイダー取引容疑で強制捜査を受けた「三栄建築設計」(東証1部)が、身売り交渉?相手の「飯田産業」にSOSの噂?
 
◆「44%に届かず」「サーベラス」「西武HD」に対する株式公開買い付け(TOB)が35%強止まりで終了、重要議案拒否権を辛うじて確保。(次のバトルは株主総会?)
 
◆「愛称は新虎通り」…東京都、開通間近の「マッカーサー道路」の愛称を「新虎通り」に変更。
 
 
<原発>
 
◆「秒速92m対69m」…原子力規制委員会が、大飯原発3・4号機に対する「関西電力」「竜巻想定」NG
 
◆「盗人に追い銭?」「日本原子力研究開発機構」が、高速増殖炉「もんじゅ」の点検漏れ問題で辞任した鈴木篤之・元理事長に退職金支払いを検討中。

◆「安倍政権は倫理的なことを考えていない!!」…国会議事堂、首相官邸周辺で行われた「首都圏反原発連合」主催の「反原発国会大包囲網」に6万人が参加。大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さんらが再稼働反対をアピール。
 
 
<国際>
 
◆「呉越同舟で」…IOC理事会でレスリングが“仇敵”の米国・イラン・ロシアの共闘で辛うじて五輪最終候補に居残り。
 
◆「ナイルの水戦争」…ナイル川上流でエチオピアが着手した巨大ダム建設で、下流のエジプト、スーダンに水不足の危機。

◆「大盤振る舞いはケシカラン!!」「日本はカネで常任理事国入りを狙っている――中国人民解放軍の機関紙「解放軍報」が、安倍内閣の3兆2000億円のアフリカ支援を批判。(目クソ、鼻クソを笑う!?)

 
<訃報>
 
✿「ブラッドサースティ・ブッチャーズ」のボーカル&ギター担当の吉村秀樹さんが心不全のため死去。享年46歳。合掌。
 
✿古代瓦研究の一人者で手塚山大教授の森 郁夫さんが胃がんのため死去。享年75歳。合掌。



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