2016年1月28日配信「人生本因坊師の甘辛時事問答」<連載>


「人に平気で傷つく事を言う。
 すぐバレる嘘を平気でつく。
 衝動的で後先考えない。
 一つのことに集中すると周りが邪魔になる」



――何ですか、この色紙は?

本因坊師「何って、書いてある通りやがな」

――意味は分かりますが、唐突にこんな色紙を渡されても…?

本因坊師「感性を磨いて行間を読めよ、行間を!」

――(何も仰々しく色紙にしなくてもいいのに)確かに、昨今は右を向いても左を見ても詐欺師、詐話師、嘘つきたちのオンパレード。――巷の事件屋たちのみならず、永田町の先生方、任侠、仁義を売り物にするヤクザ諸兄に、振り込め詐欺の半グレ連中。さらには遅れてはならじと名のある大企業までがデータ偽装、インチキ決算で「詐欺師」の仲間入り。――今や詐欺は、‟巨大ビジネス”になったと言っても過言ではありません。

本因坊師「よっしゃ、合格や!――その色紙は壁に貼っとけよ!」

――(めんどくさい爺さんやなあ!)御意!

本因坊師「さて、今日のテーマは何や?」

――詐欺師たちの話はまたの機会に譲るとして、たまには格調高い話題で、老師と丁々発止やりたいですね。たとえば、「東芝」「シャープ」「コスモエネルギーHD」など、今や不祥事や業績悪化で往年の輝きを失くした大企業を俎上に上げてみるのはどうでしょうか?

本因坊師「え〜っ!――お前のこっちゃ、てっきりマスコミを席巻している『ベッキー不倫疑惑』『SMAP分裂騒動』と思うとったのに…」

――何をつまんないことを言ってるんですか! 所詮は芸能界の話やないですか。あのなべおさみ先輩が自著『やくざと芸能と』(イーストプレス刊)の中でこう言うとるやないですか。――『かつて芸能界には
身分を保障された人間なんて一人もいませんでした。芸能人だけではなく、映画会社、劇場、興行などに関わる人たちはすべて叩き上げの‟ヤクザな人たち”でした」って。

本因坊師「ホ、ホ〜ッ!――シャレたこと言うやないか!」

――「本因坊一家」の‟若頭”ですからね!これぐらいのことは…(笑)。

本因坊師「何が‟若頭”や。そんな下卑た言葉を使う奴は、我が『本因坊チーム』にはふさわしくないな」

――いずれにしても、SMAPやベッキーの話なんか、当欄ではパス。スポーツ新聞と女性週刊誌に任せることにします。

本因坊師「残念だなあ」

――(案外、ミーハーなんだな、老師はwww)さて、まずは、大粉飾企業の「東芝」から始めましょうか。

本因坊師「今日は冴えとるお前に任せるわ!と言いたいところだが、その前にニ、三言いたいことがあるんやが…」

――せっかく資料を一杯、準備してきたのに…(booboo)」

本因坊師「『東芝ラグビー』とか『東芝原子力』に社名変更するんならともかく、それ以外の話なら後でエエがな」

――(まったく気紛れなんだから)御意!

本因坊師「『CoCo壱番屋』が廃棄したビーフカツを横流しした事件だが…」

――まさに燎原の火の如し!――今のところ、中毒などの被害は出てないからいいようなものの次から次に不正が発覚、。今や『ダイコー』は集中砲火を浴びていますが、すべては身から出た錆。同情の余地は皆無です」

本因坊師「しかし、世界には食い物に不自由しとる人たちが仰山居るというのに、まだまだ十分に食えるものを簡単に捨ててしまうなんて、もったいない話よのう」

――確かに。しかし、その問題と今回の横流し事件は別ですよ。

本因坊師「なんとフーズの爺さんが、『昔は腐った飯でも洗って食べた』とか言うとったが、ワシの小さい頃には食わないまでも、捨てるのではなく、飯は洗濯糊として使うとったがな」

――廃棄処分の費用を貰った上に、その‟ゴミ”を転売するなんて、考えようによっては‟二重の詐欺”ですよ。

本因坊師「その『ダイコー』だが、農水省から食品リサイクル法で定める『登録再生利用事業者』として認定されとったらしいな」

――農水省なんて大臣も軽量級ですし、見る目がない‟お座なり官庁”ですから、あんな認定なんてお飾りですよ」

本因坊師「今日は向かうところ敵なし!っちゅう勢いやな(笑)。いつもその調子で頼むでぇ」

――次は何ですか?

本因坊師「『教科書認定贈収賄疑惑』じゃ!」

――延べ5147人の教育長、教育委員や先生が、最大手の『東京書籍』以下12社の教科書会社に鼻薬を嗅がされていたとは、まさに教育界ぐるみの‟贈収賄事件”。ホント、酷い話ですよねぇ。次代を担う子どもたちにしてみれば『アホか、お前ら。偉そうにワシらに道徳だ、倫理だと能書き垂れとるくせに、陰でコソコソ、鼻糞みたいなゼニや商品券貰うて、教科書の選定に手心を加えとる?とは片腹痛いわ。お前らこそ、頭を丸めて反省。もう一回、勉強し直さんかい!』と思ってるでしょうね!」

本因坊師「下品過ぎる言葉だが、事件になる、ならないは別にして、お前の言う通りやな」

――次のテーマは?

本因坊師「お前の剣幕に押されて忘れてしもうたがな」

――(ボケが酷いな、最近!)なければ「東芝問題」に移りますよ。

本因坊師「待て。思い出した。一票の格差についてや」

――確か、選挙制度の在り方を検討してきた有識者調査会が大島 理議長に答申を提出したようですね。

本因坊師「問題は『7増13減』とされた小選挙区の新たな区割りだ。削減されるのは青森、滋賀、愛媛、熊本など田舎の選挙区ばかりで、反対に増えるのは東京、神奈川、千葉など大都市圏だけや」

――でも、一票の格差を是正するためには仕方ないんじゃないですか?

本因坊師「しかし、地方の人口が減少の一途を辿っている時代に、安易に田舎の議席数を減らしてしもうては、地方創生なんて空念仏。ますます地方の声は届かなくなり、衰退に拍車が掛かることになってしまうぞ」

――言われてみれば、大局観なき数合わせですよね。

本因坊師「一票の格差と地方創生は車の両輪だ。地方を活性化させる根本的な対策を講じないで、交付金をバラ撒いたり、文化庁や消費者庁のような三流官庁を地方に移転させるような対症療法では、『どこまで続くヌカルミぞ!』だ。――拡がる一方の都会と地方の格差を、大胆な施策で打破することこそ『挑戦』に値すると思うのだが、悲しいかな、我らがシンゾウ政権は、『挑戦、挑戦』とアホのひとつ覚えを連呼するだけの木偶の坊やからのう…(嘆)」

――ひょっとして、安倍首相の頭の中には「地方切り捨て」の7文字しかないんでしょうか?

本因坊師「それを阻止するには選挙で自民党の議席を減らすしか手はなし!――7月の参院選では是非とも‟地方の意地”を見せて貰いたいもんじゃな」

――あ〜あ、やっとまともな話になったと思ったら、もう時間ですよ。 (了












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