2018年6月5日配信「『殺人タックル事件の深層』第2弾!――日大問題の原点を指摘した驚愕の田中常務理事(当時)の黒い報告書」<事件>

 
震度8?(☚wikipedia)

 

 正直、食傷気味だが、「日大フェニックス・殺人タックル騒動」が収まらない。
 
 内田正人監督、井上奨コーチの対応の拙さが一番の原因で、「私が指示しました。申し訳ありませんでした。選手に罪はありません」と認めれば、ここまで炎上しなかったはずである。
 
 小誌は、5月24日配信で、「認めないのは、田中英寿理事長の”右腕”である内田監督が認めてしまうと、田中批判に繋がるからだ」と、その深層をお伝えした。

http://polestar.0510.main.jp/?eid=876782
 
 その第2弾として、田中支配の実態に迫りたい。
 
 田中氏は、学生時代、アマ横綱など数々のタイトルを総なめ。各界に入れば「最低でも大関は間違いない」と言われた強豪選手だった。

 

 しかし、卒業後は大学職員として残り、相撲部監督を務めた著名人だが、学究はもちろん経営にも縁がなく、アカデミックな人脈があるわけでもない。

 
 そんな田中氏が、昨年9月、4選を果たし、12年に及ぶ支配体制を確立できたのはなぜなのか。
 
 しかも田中氏には、業者との不透明な関係や暴力団関係者との交際を指摘され、弁護士で構成された特別調査委員会の調査を受け、数々の疑惑を指摘された過去がある。
 
 「責任を取らされて然るべき調査結果だったが、さらに調べると、そのカネが理事長、総長といった田中の『上』に献上されていた疑いもあり、調査は途中で中断された。それが逆に田中の力を強め、田中体制の確立に繋がった」(日大元理事)
 
 「黒」ではなく「灰色」に留め置いたことで、田中氏に権力を与える結果となった報告書とはどのようなものか。
 
 特別調査委員会の「中間報告書」は、05年8月15日、森田賢治理事長宛に提出された。
 
 「中間」ではあるが「最終」がない。
 
 報告書の提出直後、当時の理事長、総長が交代し、新執行部に引き継がれなかったためだ。
 
 しかし、「はじめに」に書かれた「今回の調査は、貴学校法人の常務理事田中英寿氏(以下田中常務理事という)の工事関係業者との金銭的結びつき及び暴力団関係者との交際関係の有無を主たる対象とするものである」という目的は、完全に果たしている。
 
 例えば、個別に最も関係が深いとされるX社(本文実名)については、00年から調査の05年までの間に17件と、実力以上の受注件数を誇り、これは「田中常務理事と同社の密接な関係を裏付けるもの」としたうえで、「同社は、田中常務理事の工事業者に対する謝礼要求に関与している疑いがある」とまで、書かれている。
 
 「工事業者に対する金員要求」の項では、「具体的な形で情報がもたらされるに至った」ということで、04年から始まった日大芸術学部江古田キャンパス工事のうちの電気工事について触れている。
 
 この情報提供に沿った調査は、一部本部教職員や弁護士の非協力によって不完全としつつも、受注企業の幹部役員が、A社を通じて指名・発注の謝礼を支払うのは当然と考え、「2回にわたりA社を訪れて、合計3000万円を本件工事の指名・発注に対する謝礼として(A社社長に)支払った事実が認められる」という。
 
 そのうえで報告書は、厳しくこう断じている。
 
 「かくして、田中常務理事が、芸術学部江古田キャンパス工事に際し、指名・発注に対する謝礼として金3000万円を受け取ったという極めて濃厚な疑いが残るというべきである」
 
 さらに、「暴力団関係者との交際関係」についても、イトマン事件の主役である許永中氏との関係を中心に、深い交際があったことを認めている。
 
 これについては、既に、さまざまな媒体で報じられた「組長との写真」などで関係は明らかなのに、田中氏の「写真は合成されたもの」という弁明はいかにも苦しい。
 
 本来なら、この「中間報告」の時点で、田中氏に身を退かせるべきだった。
 
 だが、田中氏は総長選挙における資金的貢献を材料に上層部を揺さぶり、居座ることができた。

 

 しかも、それが逆に「田中には触われない」という“暗黙”の了解事項になったという。
 
 アンタッチャブルになった田中氏は、08年、念願の理事長に就任。その直後から「中間報告」で指摘されたような“怪しいカネの流れ”を除外しようと、受け皿となる会社を考案、(株)日本大学事業部を設立する。
 
 同社は体育会の牙城となり、フェニックスOBの井ノ口忠男氏が実務を担い、それを先輩の内田常務理事が取締役として管掌、もちろん支配権を握るのは田中氏だ。
 
 職員は相撲部とフェニックスOBが中心で、井上コーチも最初、新卒第1期として同社に採用され、その後、日大職員に転じ、日大フェニックスのコーチとなった。
 
 田中理事長、内田監督、井上コーチが恐れたのは、田中氏が築き上げた「日大利権支配」が、殺人タックル事件を機に表面化することではなかったか。
 
 こう考えれば、あの異様な開き直りも得心がいくのであり、その源流は13年前の報告書に露呈していたのである。【卯】

 

 

 

 

 

 

 

 


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