2018年9月4日配信「『検察の正義』を揺るがす<谷口浩二の妻のブログ>の衝撃度と事件の行方」<事件>

 

 

谷口浩司を信じる妻の疑問

文科省汚職:私立大学研究ブランディング事業と裏口入学、JAXA
谷口浩司の妻です。
乳癌を患って治療中なので皆様に直接対応が出来ないことを最初にお詫び申し上げます。
病気を患うまでは仕事をしていましたが、今は自宅から出たり出られなかったり体調次第の生活です。療養のため主人は職場に近くに部屋を借り、二人の時間を多く取ることを優先してくれていました。
主人は、出来る仕事は自宅でするようにしていたため、私も仕事関係のことを直接見聞きする機会が多くありました。そのため今回の逮捕・起訴には大変驚いています。
事件の真相が知りたい、というのが私の率直な気持ちです。

 

 

 「俺の正義の剣を奪うことが、それほど大事か――」。

 8月24日封切りの『検察側の罪人』で、木村拓哉が演じる東京地検の最上毅検事が、二宮和也が扮する後輩の沖野啓一郎検事に、こう迫るシーンがある。

 最上が大学生の頃、妹のように可愛がっていた女子高校生を殺した犯人が、23年後、別の殺人事件の容疑者として浮上。それを罰することが「正義」だとして、法を犯しながら強引に捜査する最上と、「『自分のシナリオ通りに事件を作る検事になるな』と教えたのはあなたじゃないか!」と、激しく反発する沖野。芸達者な2人の対決は見応えあるが、現実の特捜案件にもそんな対立がある。

 現在、東京地検特捜部が捜査を続けている文部科学省贈収賄事件。――東京医科大の裏口入学を巡る事件では佐野太元局長を受託収賄罪で、「霞が関ブローカー」の谷口浩司被告を収賄ほう助で起訴し、「JAXA」「を巡る事業等で便宜を図った見返りに、高級クラブなどで接待を受けていたとして川端和明元統括官を収賄罪で起訴した。

 贈賄側は、佐野被告については東京医科大の臼井正彦理事長らで、川端被告が谷口被告である。

 8月15日の起訴で事件はひと段落。遅い夏休みを経て、9月から捜査は再開される見通しだが、久々に「霞が関」の高級官僚を連続逮捕した特捜部の「検察の正義」に、「事件を都合良く切り分けただけじゃないか!」と、激しく批判しているのが「谷口浩司の妻」を名乗る人物のブログである。

 マスメディアは、事件報道とブログで提供される「疑惑の証拠」を連関させない。

 ブログは誰が発信人かわからず、そこで公開されている写真、音声データ、領収書などは、衝撃的なものばかりだが、裏の取りようがなく報道はしにくい。

 だが、そこで語られている「谷口の妻」の指摘は鋭い。

 例えば、東京医科大裏口入学事件である。

 昨年、5月、都内の飲食店で、臼井は、佐野に私大ブランディング事業の対象校になるための方策を教えてもらい、その見返りに佐野の合格を了承。佐野は、臼井に『よろしくお願いします』と、頭を下げたという。

 「谷口の妻」は、同じ医者で東京医科大の臼井とも親しく、佐野を交えて飲食をくりかえしてきた吉田統彦衆院議員の存在をあげ、「なぜ吉田先生のことは取り上げず、5月のたった一回の宴席での会話を問題にするのか」と、反発する。

 確かに、谷口の腰の軽さとマメさは驚嘆に値する。

 文科省だけでなく、厚労省、国交省、財務省などの役人と幅広く付き合い、その全てを写真、音声データ、領収書の形で残していた。

 官僚をつなぎ止めるための証拠であるとともに、スポンサー企業に自分の活動を知らしめるためでもあった。

 谷口が、「霞が関ブローカー」として残した足跡は実に華やかで、なぜ官僚側で逮捕・起訴したのが、佐野、川端の2人だけなのかが、確かに分からない。

 両名より深くつきあった官僚がいるし、政界ルートの吉田代議士や政策顧問だった羽田雄一郎参院議員に触れた様子もないのが不思議だ。

 結局、特捜部が文科省のキャリア2人を摘発したのは、事件化させることで、谷口のようなブローカーに、易々と食い込まれる官僚の世界に一罰百戒を与えるためのもので、それが特捜部の考える「正義」だった。

 「谷口の妻」は、その正義を認めず、「コンサルタントとしての業務の一環」を主張、そのために驚嘆する汚染の実態をブログに次々にアップしていった。

 それは、摘発しやすい箇所だけを切り分け、検察のシナリオに沿って立件するという従来と変わらぬ特捜捜査も手法を浮き彫りにした。

 「谷口の妻」はご都合主義捜査を批判、「正義はない」という。

 良い悪いの問題ではなく、立場によって尺度の違う正義を、捜査着手する際の基準とする以上、この種の争いは、録音録画の可視化や司法取引の時代になっても変わることなく発生する。

 ネット社会では、被疑者、容疑者、被告もまた、SNSやブログを使って情報発信、異議を唱える。

 衆人監視のなか劇場型捜査となったわけだが、谷口が証拠の「宝の山」を残した以上、9月以降も捜査は継続。「次はどこをどう切り分けるのか」という監視の目を浴びながら、特捜部は他の省庁ルートや政界ルートを目指すことになる。【戌】

 

 

 

 

 

 


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