2019年12月18日配信<0510archives>「保育所事業補助金詐欺の川崎大資(塩田大介)容疑者をスポンサーにしていた秋元司国交副大臣に捜査は及ぶのか?」<事件>

渦中の秋元司国交副大臣
(☚wikipedia)
「川崎大資」というより、改姓改名前の「塩田大介」の方がしっくりするし、また「塩田らしい」といって差し支えないのが、企業主導型保育事業に絡み、横浜幸銀信用組合から約1億1000万円を騙し取った疑いで逮捕された川崎大資容疑者である。
摘発したのは、塩田姓時代の昔、脱税容疑で摘発したことがある東京地検特捜部だ。
申請書類を偽造、金融機関を騙したという、よくある詐欺事件。しかも金額は1億円強と少なく、足場も福岡という良くない場所の事件を、なぜ特捜部が手掛けたのか――。
そう司法記者に聞かれた検察幹部は「彼(川崎)は、お客さんだから」と、答えた。
脱税だけでなく、当時、経営していた「ABCホーム」の上場を狙った工作などで、塩田は検察の要注意人物だった。
脱税の次の摘発は、居城といっていい「西麻布迎賓館」を競売されそうになり、“登記の魔術師”の小野塚清氏と組んだ競売妨害事件だった。
これは警視庁組織犯罪対策4課の扱いとなったが、政治家、暴力団、反社会的勢力から芸能界まで、カネにあかせて人脈を広げる川崎容疑者は、「何かしでかす人物」であり、実際、今回は制度の隙間を巧みについて助成金を詐取した。
つまり、書類偽造の詐欺事件は入り口で、今後、安倍政権の目玉政策のひとつで、3年間に3800億円以上も投じた企業主導型保育事業の助成金詐取に延びる。
さらに、「ABCホーム」が隆盛の頃、西麻布迎賓館には政治家も含む華麗なる人脈が遊びに来ていて、川崎容疑者は至れり尽くせりの接待をした。
脱税摘発の2年前、都内のホテルで開いた結婚式には、上場企業経営者はもちろん、野村克也監督夫妻、酒井法子夫妻、中村玉緒、竹内力ら多くの著名人が出席。媒酌人は中川秀直元官房長官で、他にも政界から官僚を含む5人の国会議員が出席した。
要は、川崎容疑者は「撒く人」であり、その性癖は、簡単には変わらない。
それが分かっているから特捜部は、制度利用の際、政治家の口利きはなかったか、あるいは窓口の「児童育成協会」への工作を行なわなかったか、といった観点からの捜査を続ける。
最初に浮かび上がった政治家が、秋元司内閣府副大臣である。
今年5月23日の衆議院厚生労働委員会で、立憲民主党の石橋通宏参院議員が、秋元副大臣にこう質した。
「川崎容疑者は、拠点を福岡市に移し、そこで『WINカンパニー』という会社でキッズランドという保育所を運営するほかコンサルタント業務を展開している。
同社のコンサルを受けた業者は、『秋元副大臣を川崎容疑者に紹介してもらい、各種の陳情を行なう一方、(川崎容疑者の)要請に従ってパーティー券を購入した』と、地元のネットメディアに証言している。
川崎大資という人物とどういう関係なのか――」
こう質問した石橋議員に対して、秋元副大臣は「口利き依頼」については否定、問い合わせについては「パンフレットなどで説明した」と、述べ、川崎容疑者とは「20年前に知り合い、パーティーなどの席で5〜6年前に会った」と、記憶を辿った。
献金については、「WINカンパニー」と献金を要請された企業とのメールのやり取りが公開されており、政治資金収支報告書にも記載されてことで、川崎容疑者を仲介者とする「陳情と献金」の関係は明らかだ。
だが、逆にそこがネックとなる。
危うい関係が多かった小林興起元代議士のもとで秘書として働き、秋元副大臣は「危険なカネの処理」には長けているという。
陳情をパーティー券購入という表で処理した時、それを贈収賄の構図で問うのは難しい。
「特捜部が政界ルートを狙うには、明確な口利きの事実を立証しなければならず、犯歴があり、名前まで変えている塩田のために、機を見るに敏な秋元が、そこまでやってやるとは考えにくい」
双方を知る政界関係者は、捜査の先行きについて悲観的な見方をするが、それとも巷間噂されるように久しぶりにバッヂに手が届くのか?――今後の捜査の進展から目が離せない。【午】
※12月東京地検特捜部が秋元司代議士の元秘書宅を家宅捜索。
- 2019.12.17 Tuesday
- 事件
- 21:40
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- by polestar0510































































