2011年9月15配信「『西の紳助引退』に続く『東の加護ちゃんの彼逮捕』で、芸能界・脱暴力団作戦が本格化!!」 <事件>

「紳助引退」の持つ“意味”が、日を追うごとに芸能関係者にも分かるようになってきた。
芸能プロダクション代表が嘆息する。
「最初は、紳助個人か『吉本興業』単体の話だと思っていました。表に出せない話を大阪府警に掴まれて、吉本は切るしかなく、紳助は受け入れるしかない。その条件が、捜査打ち切りではないかと。でも、そんなに甘いものじゃなく、警察は芸能界と暴力団に本気でメスを入れるつもりで、紳助の引退は最初の“打ち上げ花火”だということがわかってきました」
その“見立て”を裏付けるように、警察庁の指示のもと、大阪府警と警視庁は、「紳助と暴力団」の内偵捜査に着手した。紳助の「この程度」は通用しなかった。
この動きに連動するように、警視庁組織犯罪対策4課は、9月6日、飲食店経営の安藤陽彦容疑者(44)を、恐喝未遂容疑で逮捕した。「元モーニング娘・加護亜依の同棲相手」で、「華原朋美の元カレ」と報じられた男である。
逮捕容疑は、富山県の産廃会社役員に店への投資などを持ちかけて2000万円を借金したものの、「山口組系弘道会傘下の組長と懇意にしている」といって脅し、借金を踏み倒そうとしたというものである。
「紳助」と「加護ちゃんの彼」…比較するには紳助に失礼な印象だが、安藤容疑者の人脈を知れば、警視庁がある“意図”を持って乗り出していたことがわかる。
安藤容疑者の知人は、こう評する。
「暴力団に人脈を持つ飲食店経営者といえば“強面”の印象ですが、まったく違ってぽっちゃり体系の優男でタレントの彦麿呂に似ています。華原や加護は何が良くて付き合っていたかといえば、とにかくマメで優しい。よく気が回るのは女に対してだけじゃなく男に対してもそうで、だから騙される社長連中がヤマほどいます」
確かに安藤容疑者の名は、「夜の赤坂・六本木」で、「若手経営者に、芸能人やタレント志望の女の子をマメに紹介する便利な男」として知られていた。
人材派遣で一世を風靡した経営者が、膨れ上がった資産をもとに高級志向の飲食店チェーンを展開したことがある。ジャグジー風呂付の高級カラオケ、一見さんお断りの寿司屋、個室イタリア料理店、会員制クラブetc…。
いかにも成金趣味だったが、「ホリエモン事件」でベンチャー経営者に逆風が吹くまでは、そうした若手ベンチャーと仲間たちで大賑わいで、安藤容疑者は、そうした店舗をプロデュース、経営をサポートした。
安藤容疑者のタニマチには、ほかにシステム開発会社社長、投資会社代表など何人もいて、飲食店経営に投資している。
それだけ口がうまく“凄腕”だが、逆にいえばいつの世も、成功者は「酒と女」を求め、その期待に応える男にはカネが回ってくるという理屈である。
今回の被害者に限らず、多くの“小金持ち”が安藤容疑者に引っかかっているが、「借りたら返さん」がポリシーの安藤容疑者は、踏み倒すのが常で、多くのタニマチは「いい目も見たし」と、諦めている。
では、今回、なぜ警視庁は事件にしたのか。
第一に安藤容疑者が言ったとされる、「バックが弘道会」だったからである。安藤隆春警察庁長官の「弘道会壊滅作戦」は生きていたのである。
第二の理由は安藤容疑者の周辺に芸能界の「ドンの息子」がいたからである。
「ドン」の存在は、警察内部でも広く知られ、暴力団との交遊も周知の事実だったが、これまで“必要悪”として認められてきたそのつながりを、10月1日に施行される「暴力団排除条例」をきっかけに切ろうとしており、そのターゲットが「ドン」である。
警察庁関係者がいう。
「なぜ『ドン』になったかは明快で、暴力団の“芸能界用窓口”だからです。どの暴力団とも等距離外交で、それなりにカネを渡してトラブルを未然に回避、その暴力団人脈が彼のパワーとなっていつしか『ドン』と呼ばれる存在となった」
紳助がそうだが、“タレントとしての紳助”が暴力団とつきあっても目くじらを立てることではない。北島三郎も鳥羽一郎、細川たかし、松山千春もみんな付き合いがある。
しかし紳助は、不動産を大阪・ミナミに次々に取得、飲食店を何軒も経営、山口組系極心連合会との関係が深い“ビジネスマン”でもある。
橋本弘文極心連合会会長は、山健組出身とはいえ、今は名古屋の弘道会と近く、警察が「6代目若頭」もしくは「7代目」の有力候補と“認定”する。そんな“大物”と親しいことを公言する紳助が、警察は許せなかったのである。
一方、安藤容疑者は、経営者と芸能界と暴力団のトライアングルを遊泳、三者の要望を満たしてきた。その“仲間”が「ドンの息子」で、「ドンの威光」を背景に芸能界の秩序を乱し、敵も多いという。
紳助引退で“芸能界への挑戦状”を叩きつけた警察は、「ドン」に切り込むべくあらゆるルートを模索。大きく展開できるかどうかは未定だが、今回の事件は、そのうちのひとつなのである。
ただ、「今度こそ芸能界と暴力団との悪しき癒着を断つ」という意欲は、高まりこそすれ衰えることはあるまい。【隼】
- 2011.09.13 Tuesday
- 事件
- 10:31
- comments(1)
- -
- -
- -
- by polestar0510
































































