2017年9月12日配信<0510archives>「安倍首相の“威光”を背景に狼藉を尽くしてきた経産官僚の“大罪”!」<政治>

 経済産業省(☚wikiedia)


 

 「内閣府が、安倍(晋三)首相に配慮、加計学園の獣医学部新設を認めたように言われるのは心外です。強引に進めたのは経産省出身の藤原(豊・前審議官)で、独断専行が過ぎるから経産省に引き取ってもらおう、という声があったほどでした」

 こう不満を口にするのは内閣府の幹部である。

「 官邸の意向を忖度して加計を特別扱いにした」と、批判される内閣府だが、それは地方創生事務局審議官として国家戦略特区を担当していた藤原氏の独走だというのである。

 確かに、加計学園の獣医学部新設を巡る文部科学省の内部文書では「官邸の最高レベルが言っている」と、藤原氏の虎の威を借りる発言が示されていた。

 藤原氏は、安倍首相が最も頼りにする経産省出身の今井尚哉首相秘書官の側近。内閣府ではなく経産省の方を見て仕事をしており、問題発覚後の7月5日、人事異動で経産省に戻った。

 経産省は、安倍首相を公私ともに支え続けてきた。

 安倍首相にプライベートな会食も含めて、最も多く付き従っているのは今井秘書官であり、昭恵夫人を「内閣総理大臣夫人付き」という“奇妙”な役職名で支えたのは経産省準キャリアの谷査恵子氏だった。

 経済事案では、「国益」を振りかざして口を挟まずにはいられない。

 東芝再建は、「東芝メモリ」の売却で債務超過状態を解消するしかないのだが、それに注文をつけているのが経産官僚で、「東芝の半導体技術は、軍事も含む日本のセキュリティー全般に関わること。外資やアジア系企業への安易な売却は避けたい」と、政府や財界に根回し、それが結果的に売却を遅らせている。

 その先頭に立っているのが安藤久佳・前商務情報政策局長。菅義偉・官房長官のお気に入りの安藤氏は、7月5日付けで中小企業庁長官に“出世”したが、局長時代の最後の大仕事が東芝メモリの売却で、経産省の「別働隊」と言われる「産業革新機構」を使い、日本の有力企業を回って「オールニッポンによる買収」を画策したり、米大手ファンドの「コールバーク・クラビス・ロバーツ」、あるいは半導体大手の「ブロードコム」など、次々に組む相手を変え、「経産省が机上の計画で遊んでいる」と、批判された。

 そもそも「東芝」が原発事業に力をいれ、破綻原因となった米原子力大手「ウェスチングハウス」の買収に走ったのは、経産省の「原子力ルネサンス」と称した原発推進政策に乗ったからだ。

 その推進役のひとりが今井秘書官で、東芝経営陣の責任は免れないにせよ、翻弄し続けた経産官僚は罪深い。

 そもそも、私企業になぜそこまで経産省は介入するのか。

 城山三郎の『官僚たちの夏』は、高度経済成長時代で終わっているにもかかわらず、「自分たちは未だに偉い」と思っている経産官僚の自己満足でしかない。

 そうでなければ、無駄な仕事の積み重ねである。

 アニメや日本食を海外に売り込む官民ファンドの「クールジャパン機構」では、役員らが派遣社員の女性らにセクハラ行為をしたとして告発されており、その改善などを訴えて労働組合が結成された。

 懇親会の2次会で「クジパーティー」と称し、「手作りプレゼント券」「専務とデートする券」などが用意されていた。

 女性たちは「シャレ」だと思っていたら専務らは本気。デートの強要をしていたというのだから不良少年レベルのとんでもない連中である。

 経産省のホームページでは、「クールジャパン機構」の仕事として、「米国における長崎県発『日本茶カフェ』事業への出資」などが紹介されているが、そんなものを「官」が行う意味がなく、必要のない仕事だから出向官僚らがセクハラに励む。

 要は、安倍首相の“信任”を武器に、大企業の再生案件から腰掛け事業のお遊び案件まで、やりたい放題なのが経産官僚であり、代償として安倍首相のお友達に“配慮”するなど、なんでもないことだ。

 ところが3期9年、続くと思っていたら安倍首相がコケた。

 国民が、「お友達内閣」の“異常”に気付いたためだが、それは首相と経産官僚の“精神病の範疇”の「共依存」によって成り立っていただけに、解消を迫られるのも当然のことであろう。【午】

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年9月9日配信「週刊0510のおススメBOOKS」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年9月8日配信「人生本因坊の甘辛時事問答」<連載>

 


――まだまだ暑い日が続くと思っていたのに、急に涼しくなりましたねえ。

本因坊師「手に取れば 袖さへにほふ 女郎花 この白露に 散らまく惜しも

――誰の歌ですか?

本因坊師「万葉集<詠み人知らず>や」

――さすがですね。私が知らない歌がサラッと出てくるんですから…。

本因坊師「お前と比較されてもイッチョン嬉しうなか」

――(なんで急に九州弁なんやろ)ところで、我らが麻生太郎財務相が、またまたやらかしました。

本因坊師「ガハハハッ。脱線発言は、“ゴルゴ爺さん”にとって数少ない“晴れ舞台”のひとつ。そないに目くじら立てるなよwww」

――いやしくも財務大臣、副総裁が言いたい放題はダメでしょ。

本因坊師「記者会見で『まったく問題ない』、『指摘はあたらない』、挙句の果てに『北朝鮮の委員長に聞かれたらどうですか』などと嫌味な“人食い発言”連発のハマの官房長官より陰湿でなくてエエやないかwww」

――いくら何でも「ヒトラーの動機は正しかった」発言はだめでしょう。

本因坊師「酒の飲み過ぎで頭がアル中になっとるんやから忖度したらんかい」

――今日は随分と麻生さんの肩を持ちますね。

本因坊師「諦めとるんやwww」

――念のためにネットで今までの脱線発言を検索してみたのですが、1ダース以上出てきましたよ。

本因坊師「お前も暇やのうwww」

――(( ´艸`))せっかく集めたんですから、順に並べてみますね。

仝耿峪海諒火で亡くなった方々に、激励申し上げます。
岡崎の豪雨は一時間に一四〇ミリだった。安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたらこの辺、全部洪水よ。
L掌轍或佑箸いΔ里鰐嬰戮低い。あんな市長(河村たかし)を選んじゃうんだから。
い呂辰り言って医者は社会的常識が、かなり欠落している人が多い。
ス睥霄圓悪いようなイメージをつくっている人がいるが、子どもを産まないのが問題だ。
ζ本ほど安全で治安の良い国はない。ブサイクな人でも美人でも、夜中に平気で歩けるのだから。
Э圭匹離曄璽爛譽垢盞抻,補導して新宿区役所が経営している収容所に入れたら、『ここは飯がまずい』と言って出て行く。豊かな時代なんだって。ホームレスも糖尿病という時代ですから。
─淵ぅ好薀┘襪痢縫轡礇蹈鷦鸛蠅陵涜屬極めて悪く、会議途中でそのままお葬式になると意味がないので延期ということになった。
7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でもわかる。
(終末期医療について)さっさと死ねるようにしてもらわないとか、考えないといけない。
とてつもない金持ちに生まれた人間の苦しみなんて普通の人には分からんだろうな。
(「必勝を期して」と言うべきところを)「惜敗を期して」。
いいかげんに死にたいと思っても生きられる。しかも、政府のお金でやってもらうのは、ますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしないと。
地球温暖化を心配する人もいるが、温暖化したら北海道は暖かくなってお米がよくなる。
弁護士あがりの議員は口先だけの人が多いけど、高村副総裁だけは違う。
阿燭蕕燭薜んで、食べて、何もしない人(=患者)の分の金(=医療費)を何で私が払うんだ。
蔚發ないのに結婚はしない方がいい。稼ぎが全然なくて(結婚相手として)尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい感じがする。

そして最新ホヤホヤが、

俺のとこ(の選挙区の祭り)は7月14日だけど、この時になったら、ほとんどきちがいみたいな人ばっかりだ。

 

‥‥まだまだありますが、とりあえずこれぐらいで。

本因坊師「う〜む。これだけあると本が1冊できるなあwww」

――漢字の誤読集を付録にしたら売れまっせぇwww。

本因坊師「御年七対子ドラドラの77歳。頭が悪いせいか、良すぎるからなのか。それとも無邪気なのか、正直すぎるのか。いずれにせよ、この程度のオツムの持主でも一国の“勘定奉行”が務まるんだから日本は幸せな国やないかwww」

 

――なるほど、モノは考えよう。そういう見方もできますね。ヒヒヒ!  (了)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年9月7日配信「週刊0510の特選レース」<週間レース社提供>


2017年9月6日配信「東京仙人島通信局週間ミニ情報」<連載>

 

「芸能界というのは、いい加減な社会の縮図ですよ。突飛なことをすれば撥ね除けられ、朝鮮人だと分かるとスポイルされる。力やコネクションを持った人だけが生き残る。これは典型的な日本社会の縮図です。でもキョンジャのような在日の若い子たちは、OLや銀行員にはなれませんから、ホルモン屋で働くか、華やかなことをしたいと思うと芸能界に入るしかない。その芸能界は、何か共同体が生まれるわけではなくて、自分の出自を隠して絶えず孤独に晒されるゲットーみたいなものなんです」(『キネマ旬報』、映画監督・井筒和幸)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

<社会>

 

★「暴れん坊首領様に打つ手なし!…北朝鮮が襟裳岬東方海上へのミサイル2発に続いて水爆実験の暴挙。

 

★「ホトボリが冷めるまで延期⁉」…文科省の大学設置・学校法人審議会が岡山理科大獣医学部設置認可を苦渋の留保、10月末に延期。

 

◆「遅まきながら〜」…金融庁がカードローンで荒稼ぎのメガバンク、地方銀行10行に立ち入り検査。

 

◆「願いは不老不死⁉」…1本200万円!――只今、濡れ手に粟の臍帯血ビジネスが闇世界で大繁盛。

 

★「パナマ文書で発覚」「光通信」の重田康光会長(5億円超)ら日本法人、個人に少なくとも40億円の申告漏れ。

 

◆「数字の裏にインチキあり!」…厚労省があの手この手の“マジック”駆使して「43年ぶりの有効求人倍率1.52倍」を“演出”⁉

 

 

<政治>

 

★「ナントカのひとつ覚え」…「もう対話は通じない。北朝鮮の暴挙に強い圧力をかけ、彼らの政策を変えなければいけない」――北朝鮮のミサイル発射で安倍首相“国威掲揚”?のあおり発言

 

★「『処分庁』から『育成庁』へ?」…狙いは内閣府の外局から金融省への昇格?――菅官房長官の覚えめでたく異例の3期目突入の森信親・金融庁長官検査局の廃止をはじめ、大規模組織改革に着手。

 

★「不治の病!」…「何百人殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目なんです」――麻生財務相のまたもや言わずもがなの脱線発言で日米経済対話が中止。

 

◆「前途多難!」…502票vs332票――票民進党代表に前原誠司元外相が枝野幸男元官房長官を大差で破って就任。

 

★「ガラクタ集めて国政新党⁉」若狭勝衆院議員が“脱藩”の長島昭久、松沢成文、細野豪議員らと非自民、非民進の新政党結成を明言。

 

★「異次元緩和に異議あり!」…「立ち止まって検討すべき」――野田聖子総務相がTV番組でアベノミクスを批判。

 

◆「器に非ず!」…チャランポラン過ぎる下半身事情発覚で愛媛3区補選(10/22)に出馬予定の自民党公認候補・白石寛樹氏に黄信号が点滅中。

 

◆「兵庫県は人材の“宝庫”デス!?追い詰められて辞任!――号泣で一世を風靡した野々村某元県議に続き、今度は“一線”を越えた橋本健・神戸市議が政務活動費詐取疑惑で辞任。

 

◆「南無妙〜のおかげです!」…茨城県知事選で自公推薦の大井川和彦氏が7選目指した現職の橋本昌候補を破って初当選。

 

 

<企業>

 

◆「〆て1億4743万円也」…東海地方のオーナー27人が修繕義務放棄の「レオパレス21」を提訴。

 

★「遂に倒産!」"戦犯"は松尾隆と石川歩!――郷鉄工所」(東証2部)が8月末期日の融通手形が不渡りで倒産、事件化必至の様相。

 

◆「売り食い⁉」…政府が株価持ち直しで「日本郵政」株式の一部を売却の意向。

 

★「目指すは和製アマゾン?」「ドンキHD」「ユニー・ファミリーマートHDの発行株式の40%を取得。

 

 

<国際>

 

◆「栄華の打ち返し⁉」…ソウル中央地裁が朴槿恵前大統領への贈賄罪に問われた李在熔・サムスン電子副会長に懲役5年の実刑判決。

 

◆「国外逃亡!」…最高裁の判決前にインラック・タイ前首相が兄を頼ってドバイへ逃亡。

 

◆「どこまでもお騒がせ!」トランプ大統領が人種差別主義者のジョー・アルパイオ元保安官に恩赦

 

◆「ヒステリック報復合戦」…ロシア駐在の米外交官削減要求に対して、米国務省がロシアに対しサンフランシスコ領事館など3施設の閉鎖を要求。

 

 

<訃報>

 

🌸梅田勝・元共産党衆院議員が肺炎のため死去。享年89。合掌。

🌸太神楽曲芸師のラッキー幸治さんがくも膜下出血で死去。享年77。合掌。

🌸米映画監督のトビー・フーパーさんが死去。享年74。合掌。

🌸俳人の齋藤夏風さんが死去。享年86。合掌。

🌸羽田孜元首相が老衰のため死去。享年82。合掌。

🌸作家の林栄代さんが肺ガンのため死去。享年83。合掌。

 

 

 

 

 

 


2017年9月5日配信<0510archives>「共謀罪適用第1号は暴力団⁉――ヤクザ利用を察知した『6代目山口組』が傘下組員に配布した『共謀罪対策マニュアル』の切実な中身」<事件>

金田勝年前法相(官邸HP)


 

 スッタモンダの挙句、強引に成立した共謀罪が7月11日に施行された。

 「国会ではテロ等準備罪と説明され、『テロ集団や暴力団が取り締まりの対象であり、一般人に適用されることはない』と、答弁されてきただけに、法律の“実績作り”のために、ヤクザが集中的に対象とされる可能性が高い」

 先般、山口組が傘下組員に対して配布した「共謀罪を考える」と題した共謀罪対策マニュアルは、冒頭の「はじめに」で、こう記されている。

 実に簡潔にして「国家の思惑」をよく捉えている”対策文書”である。

 国会で民進党などの野党が攻撃したのは「一般人に及ぶ危険性」で、政府の見解は揺れ動いた。

 が、結局のところ「組織的犯罪組織の周辺者」も共謀罪の対象になるのだから、捜査機関のさじ加減ひとつで「一般人」””も共謀罪の対象となるのは明らかだ。

 ただ、反対が多く、今も国民の多くが「心の内を裁く法律」と恐れているので、最初の段階で危うい境界線に踏み込むことはない。

 特に第一弾は、誰もが納得する集団。つまり「暴力団」になるのは濃厚で、マニュアルは、それを踏まえて作成されている。

 その危機感は至当で、認識も間違ってないのだが、「では、どうすべきか」という傘下組員の“悩み”に答えるものではない。

 「要は、電話は盗聴を前提としろ、ラインやメールで大事なことは話すな、なるべく外で集まるな、ということだが、それは共謀罪が施行されなくてもやっていたことや。共謀罪でどこがどう変わるかは分かるけど、じゃあ、何に気をつければいいのかがわからない」(六代目山口組三次団体幹部)

 確かに、共謀共同正犯の拡大解釈、使用者責任の判例増加によって、最終的な罪はピラミッド型組織の頂点にいる組長のものとなった。

 組長を守るために、これまでも山口組はさまざまな形で勉強会を重ね、暴対法改正や暴力団排除条例に備えており、共謀罪が施行されたからといって、新たな“備え”が必要になるわけではない。

 マニュアルで指摘される「運用例」には、以下のようなものがある。

 ・対立組織幹部の殺害を計画、拳銃購入資金の用意など事前準備の段階で殺人の共謀が成り立つ。故に殺人計画がでっちあげられ、ATMで金を下ろしたことが準備行為となる。

 ・二代目大石組の井上茂樹組長が逮捕され、不起訴となった殺人予備事件でも、共謀罪が適用されれば、マンションを借りたことが準備行為とされ有罪とされる可能性が大きい。

 ・薬物事犯などでは、実際に薬物を購入、販売していなくとも「計画段階」で処罰の対象となり、計画したとされる人物と会っていた、カネのやり取りがあったなどで、広範な組員、場合によっては親分クラスも共謀罪となる。

 またマニュアルは、共謀罪の「自首減免制度」にふれ、既に法制化された司法取引と同じように、<チクられた側に反論する場がなく、チクった側の言いなりで冤罪が生み出されることになる>と、警告。対象犯罪が拡大されたばかりの盗聴法(通信傍受法)の対象犯罪に共謀罪が取り入れられるだろう、と予測している。

 そのうえで、「まとめ」として、既にヤクザに対しては共謀罪と同様の扱いが行われているが、今後はハードルがさらに低くなるとして、「個人的な犯罪であっても、当たり前のように組織的とされ、広範な組員に共謀罪が適用されるようになるだろう」として、注意を喚起している。

 確かに、度重なる暴対法改正とトドメを刺すような暴排条例で、暴力団構成員は「存在自体が悪」となり、どんな行為も拡大解釈で罪とされ、今更、共謀罪で何か新たな準備をする必要もない。

 そういう意味で、マニュアルに殊更、驚くような指摘はないのだが、国家はここまで追い詰めた暴力団を「法律の実績作りのため」に使い、狙われる側もそれを承知しているあたりに、「暴力団の制度的利用」も“最終章”を迎えたのではないか。【申】

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年9月2日配信「破綻が近づく『みんなのクレジット』オーナー・白石伸生氏の転落の軌跡」<事件>

 

 

 ソーシャルレンディングのいかがわしさを伝える事態が現在進行中だ。

 2015年5月に設立され、ピーク時に45億円を集めていた「みんなのクレジット」(みんクレ)が、7月末に償還予定だった案件の元本を連絡なしで延滞したことで、東京都は9月7日までの業務停止命令を出している。

 「みんクレ」に対する業務停止命令は、3月末の関東財務局の1ヶ月間に次ぐものである。

 関東財務局の停止期間終了後も、早急な業務の改善を目指すとして新規の投資勧誘等を自粛していただけに、「みんクレ」には新たな投資モデルも運用スキームも確立されていない。

 そうしたなかでの償還延滞と、それを理由にした業務停止の先にあるのは「みんクレ」の経営破綻であり、フィンテックブームに水を差すことにもなりそうだ。

 運営会社が仲介役となり、ネットを通じて投資をつのり、集まった資金を事業会社に融資してファンドを組成。投資家はその分配益を得るのがソーシャルレンディングである。

 金融機関が躊躇する投資先が少なくないだけにリスキーだが、その分、利回りは高く、「みんクレ」では最大14・5%を謳っていた。

 後発組ながら「みんクレ」が、1年足らずの間に45億円を集めたのは、高利回りもさることながらソーシャルレンディングを含むフィンテックが金融の世界の変えるという予感に加え、「みんクレ」代表(4月で退任)の白石伸生氏が、多彩な事業歴を持っていたからだ。

 白石氏は、今から23年前の94年9月、ブライダルジュエリーの「シーマ」を、大学生時代に立ち上げたところから起業家人生をスタートさせた。

 以後、目まぐるしく様々な事業に関与、ITバブルの最盛期には「ネットスーパー」を企画して話題を集め、04年にはペット向け共済(ペット保険)の運営業務を行う「スロー・グループ」を立ち上げている。

 白石氏は、そうした企業群の事業が軌道に乗って付加価値がついたところで売却、次のステージに移動。――現在、そうした“連続起業家“のことをシリアルアントレプレナーと呼び、新規事業の開拓者としてそれなりに評価されている。

 同氏は、その“先駆け”ではあるが、「シーマ」の上場(99年)で「若手起業家」として脚光を浴びた頃と比べると、最近は事業の失敗による“逃走”が目立つ。

 白石氏の“転落”は、企業再生を目的とした「スピードパートナーズ」において、「富士ハウス」「ラ・パレル」「サクラダ」「新井組」「大和システム」などの再生スポンサーとなりながら、再生を成し得ないまま撤退したところから始まっている。

 最も話題となったのは、事業というよりは趣味が嵩じた12年11月の「全日本プロレス」の買収だが、これは選手らとの軋轢を引き起こしただけに終わった。

 しかも、破綻企業を受け入れていた「スピードパートナーズは、13年8月、「八丁堀投資」と社名変更するとともに、白石氏は代表を退任。経営は次第に悪化、債権者から破産を申し立てられ、14年5月、東京地裁から破産開始決定を受けた。

 経営のプロで企業再生家を自認していた人が、再生にことごとく失敗、破産を余儀なくされてしまった。

 この時点で、一般投資家からカネを集める金融業者の資格はないといっていいだろう。

 ところが、フィンテックブームを背景に、40代半ばになった白石氏は、起死回生の勝負に出た。

 それがソーシャルレンディングの「みんクレ」の設立だった。

 事業再生の過程で、「右のポケットのカネを左のポケットに移し替える」という作業は「急場をしのぐ行為」として、認められることもある。

 だが、投資家のカネを預かる金融業者にとって「分別管理」が当然であって、資金流用など許されることではない。

 白石氏は、その禁を破り、ファンドで集めたカネを自社グループへの融資に回し、担保にはグループ企業の株を入れ、しかも自身の借金返済に回すこともあったが、禁じ手であるのは自明の理。関東財務局は、厳しい処分を下し“自転車操業”を止めさせた。

 その時点で退任した白石氏は、「八丁堀投資」同様、逃げ切るつもりだろうが、今回も同じ手が通用するとは思えない。

 いずれ民事刑事の両方で責任を問われる可能性が高いが、同氏に功績があるとすれば、フィンテックの装いを被った金融商法には、詐欺的要素の危ない投資が少なからず含まれていることを「みんクレ」の経営破綻によって、改めて国民に“広報宣伝”したことぐらいであろう。【寅】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年9月1日配信「週刊0510のおススメ舞台」


2017年8月31日配信「人生本因坊の甘辛時事問答」<連載>

 

 

――「森友学園事件」で散々、虚言妄言を連発。論功行賞で栄転した佐川宣寿国税庁長官に罷免、辞任を求める動きが大きくなっています。

本因坊師「『すまじきものは宮仕え』――就任会見もないまま『さようなら』では気の毒やないかwww」

――しかし、国民に向かって、あれだけシャーシャーと嘘をついては、さすがに拙いでしょう。世が世であれば、退任だけでなく市中引き回しのうえ、獄門晒し首ですよwww。

本因坊師「出世の秘訣はヨイショと忖度。それが偶々、タイミングが悪かったことでモロバレ。しかも、蛇蝎の如く嫌われている“情け無用の徴税役人”のトップになったんやから、風当たりが倍加するのも無理ないわな」

――タイミングが悪いと言えば、一線を越えた、越えないで汗だくだくのハシケン先生に、今度は政務調査費の詐取疑惑が浮上。とうとう辞職を余儀なくされてしまいました。

本因坊師「『他山の石とすべし』――パンツを降ろした相手が"サゲマン"だとこういうことになるんやぞ。お前も気ィつけろよ」

――(こんな話題の時だけ私に話を振るんですから。(`Д´)プンプン)しかし、号泣パフォーマンスで話題になったノノムラ先生といい、今回のハシケン先生といい、兵庫県は“役者揃い”ですね。

本因坊師「女の股は城をも飲み込むんやから、田舎議員の一人や二人、ゴックンするのは訳もないわなwww」

――ところで、建設中の加計学園獣医学部校舎の設計図が流出、“第二の森友事件”になりそうな気配です。

本因坊師「『隠すより顕わる』――腹心の友が詐欺師では、さすがのデンデン首相も“白装束”に着替えなイカンかも知れんぞなモシ」

――獣医学部設立の認可も秋まで延期されたし、最悪の場合、延期か廃部ということも考えられますね。

本因坊師「廃部どころか、加計学園の倒産もありうるぞ」

――しかし、補助金をアテにして学校を設立する"学校屋"もケシカランですが、その上前をはねるなんて最低。総理大臣のすることじゃないですよね。要するに権力とは『税金を喰う力』のことなんですね。

本因坊師「国民が汗水たらして納めた税金を差配するのが政治家で、彼らの意を忖度してお手伝いするのが役人だからなwww」

――税金の無駄遣いといえば、あまり大きく報道されませんでしたが、内閣府が「地震予知は難しい」と遅まきながら白旗を上げました。

本因坊師「アホちゃうか!地震予知こそ、税金を喰う“ヨチヨチ詐欺”だ、と何度も言うておったのに、何を今さらギッチョンチョンだな」

――出来もしないことを出来る、出来ると吹聴。被害が出ると、想定外だと責任を回避する。地震のみならず、自然災害は、すべてそうなんですから…。

本因坊師「『世の中は 籠に乗る人 担ぐ人 そのまた草鞋を作る人』を『世の中は 納税する人 食う人 そのまた上前をハネる人』に変えなきゃイカンなあwww」

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年8月30日配信「週刊0510のおススメ音楽会」

 



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