2017年1月31日配信「『東芝解体』の戦犯は経団連会長輩出企業の呪縛から逃れられずに粉飾を繰り返した歴代社長と原発を死守した経産官僚」<事件>

東芝本社(☚wikipedia)


 6兆円企業「東芝」の解体が進んでいる。

 既に、白物家電は中国に、医療機器は「キャノン」に売却し、半導体と原発の二つを主力に生き残りを図っていたが、米原子力事業で最大7000億円の損失が発覚、3月末の債務超過は免れないとして、半導体事業の分社化を検討、残る原子力もリスクは大きく、単独では生き残れない。

 「東芝」は、戦後、石坂泰三、土光敏夫という2人の経団連会長を輩出、日本を代表する製造業の雄であった。

 その名門が消え去る原因として、「東芝」が強みを持つ事業分野の市場環境の変化や、今回の巨額損失の引き金となった福島原発事故後の安全基準の引き上げなどが挙げられているが、つまるところは歴代経営陣の「経営の失敗」である。

 まず、失速の原因となった粉飾決算はなぜ表面化したか。

 この原点に立ち返ると、東芝解体の主犯が浮かび上がってくる。

 証券取引等監視員会の告発要請にも関わらず、「東芝を事件化で追い込みたくない」という官邸の意向を受けた検察は、「捜査着手しない方針」を固めているため、粉飾を指示した西田厚聰、佐々木則夫、田中久雄の歴代3社長の罪の具体的中身は判明していない。

 ただ、四半期末ごとにパソコン事業で利益を調整、決算を“化粧”していたのは、「経団連会長の座を狙う企業にふさわしい業績を」という歴代経営陣の思惑だった。

 その思いが最も強かったのが西田厚聡で、2013年の人事で、自らは会長にとどまって社長の佐々木則夫を副会長職に就け、院政を敷きやすい田中久雄を社長にした。

 異例の3トップ体制になったのは、「社長・会長であることが経団連会長の条件」であるため、14年に控えた経団連会長人事を意識した西田が、会長に居座った。

 当時、佐々木は経団連副会長。地位も名誉も奪われた佐々木の西田への恨みはつのり、両派の確執が証券監視委への告発合戦となり、長年の“膿”が噴出。それが、証券監視委が問題視したパソコン事業など各種粉飾の表面化であり、その最大のものが、「米・ウエスチングハウス(WH)の業績は好調」というごまかしによる粉飾だった。

 06年に「WH」を約6000億円の高値で購入したのは当時の西田社長であり、その後の経営陣も「WHの業績は好調」と言い続け、約4000億円の「のれん代」を正当化してきた。

 ようやく巨額の減損処理を行うのは16年3月期であり、こうした弥縫策も「東芝」の屋台骨を蝕んだのだが、そんな「東芝」の原発シフトを裏で推進、国策企業への道を歩ませたのは経済産業省の官僚である。

 名門重電メーカーだった「WH」は、電力自由化で業績を低迷させ、英国の国営企業の原子力部門が再建を引き受けたものの、欧米での原発事業の低迷もあって再建を断念。売り先を探し、そこに手を挙げたのが「東芝」で、挙げさせたのは経産官僚だった。

 「原発推進の旗を振る経産官僚にとって、WH買収は日本が原子力の平和利用である原発の“盟主”となることを意味した。そこに経済界に大きな足跡を残したいという野心家の西田の思惑も重なった」(元経産官僚)

 だが、この積極策が裏目に出る。

 11年の福島原発事故は、その時点で「のれん代」の減損による赤字転落と原発建設費用の高騰による業績の悪化など、今日の事態を想定させるものだったが、粉飾体質は身に染み付いており、そのうえこの期に及んでも猟官活動を続けていた西田とその子飼いの役員は、原発事業の失敗を表に出せなかった。
 
 東芝経営陣には、「経産省がなんとかしてくれる」という思いもあった。

 実際、「WH」を「東芝」に押し付けた経産省は、その代役を「日立製作所」「三菱重工業」に求めたが、さすがに「東芝」の轍を踏むことになるのを恐れた両社は首を縦に振らなかった。

 今や「脱原発」は、世界の重電メーカーの趨勢となっている。

 だが、原発推進の旗を下ろせない経産省は、最後は「東芝」の原子力部門を「日立製作所」と「三菱重工」の原子力部門と合体、「日の丸原発」を目論んでいる。

 「保身と名誉欲」に駆られて粉飾を継続してきた歴代東芝経営陣と、それを容認しつつ「東芝」を国策の“駒”として使い切った経産官僚。――そんな"戦犯"たちによって、「東芝」19万人の従業員とその家族の"流浪"が始まろうとしている。【未】

 

 

 

 

 

 


2017年1月28日配信「読者の写真館・初春の富士山」<寄稿>

 





 


2017年1月27日配信「人生本因坊師の甘辛時事問答」<連載>  

世の中は枯葉だらけ!?



――『さすらいの老人群』――日本国中、特に地方へ行ったら、どこへ行っても年寄・老人・爺・婆ばかりですね。

本因坊師「お前が言うとワシに対する面当てみたいに聞こえるなあ」

――滅相もございません。

本因坊師「しかしまあ、『国力』という見地に立てば、狭い国土に年寄りばかりがゴロゴロとは恐ろしい話やなあ」

――政府の統計によれば3461万人、全人口の27%が65歳以上なんですからねえ。能天気で知られるイタリアでも22%なのに驚異の老人率です。

本因坊師「誤解を恐れずに言えば、古くなった老人は再生の利かない"廃棄物"みたいなもんやからなあ。そんな"廃棄物"が4人に1人では、若い者に申し訳ないのう」

――どうしたのですか、今日は。いつもならコラッと唾が飛んで来るのに…。身体の具合でも悪いのですか」

本因坊師「『老兵は消え去るのみ』――早うあの世に逝かんと、後がつかえてしゃあないやないか」

――そうは言っても、老人には老人なりの存在意義があるんじゃないですか。

本因坊師「ひと昔前までは家族にとって『扇のかなめ的存在』だったが、その家族制度が崩壊しつつある現在、その必要性が無くなりつつあるからなあ」

――「扇のかなめ的存在」っていうと…?

本因坊師「家族のまとまりに不可欠な『和らぎの提供』かな。しかし、若者は東京や大阪へ出て行ったら最後、ほとんどが行ったきり。それにITだ、AIだじゃ、老人は置きてけぼり。そのくせ大戦前夜みたいに『1億総活躍社会』だなんて、ハッパを掛けるんだから矛盾しとるわな(笑)」

――保育園も足りないことだし、老人会で保育園を始めたらどうでしょうか?

本因坊師「アカン、アカン。昔ならそれもいいが、特技は"能書垂れ"のみ。体力もないし、スマホすら満足に扱えない年寄りが、今の"自分ファースト"の若いモンの相手ができると思うか」

――確かに…。

本因坊師「世の中の役に立ちたくても、必要とされる場所がないなんて、ワシも含めて、老人は邪魔なだけ。行き場のない厄介者ちゅうわけや(苦笑)」

――年輪を重ねた"老木"には"若木"にはない味があるのに…勿体ないですよ。どうすればいいんでしょうかねえ?

本因坊師「『老兵は消え去るのみ』――安楽死もエエが、他人の手を煩わせるのも申し訳ないし、65歳過ぎたら希望する年寄には、お上からポックリ薬を配給したらどないやろか」

――そ、そんな!"迷案"すぎますよ。

本因坊師「アカンかな? ワシなら迷わず手を挙げるがなあ」

――たとえポンコツ車でも、エンジンが動く間は、トコトン走るのがクルマの使命ですよ。老師も、身体を労わりながら、最期の最後まで頑張ってください。 (了)

 

 

 

 

 

 

 


2017年1月26日配信「南無大師遍照金剛――川崎大師初詣」<寄稿>











 


2017年1月25日配信「東京仙人島通信局週間ミニ情報」<連載>

 「中央銀行の政府からの独立が大事なのは、どんな政権に代わっても、貨幣価値は変わらない金融政策を続けることが、一国の経済活動の安定には必要だからです。それなのに中央銀行の独立はもはや死語。時の政権とつるんで、ひたすら成長のためだけに前代未聞の金融緩和策を次々と繰り出す黒田日銀は極めて危うい。お札をどんどん刷って国債を野放図に買い支えるというイビツな構図は、中央銀行が政府の借金を丸抱えする『財政ファイナンス』という禁じ手そのものです」

「GDPを極限まで引き上げれば、全ての国民が幸せになれる。成長一本ヤリの安倍政権はそう言いたげですが、個々の人間が何をもって、豊かさや幸福を実感するかは千差万別。その尺度を成長だけに押し付ける経済政策は、国策の無理強いです。しかも過去25年、この国の名目成長率はほぼゼロ。無理やり市場を膨張させ、強引に『成長』を試みれば必ず綻びが生じます。すでに『働き方改革』と称し、出来高払いの成長主義が横行しつつある。競争や格差は激しくなり、環境も破壊されて」いく。行き着く先は国民の幸福追求権がないがしろにされた絶望の社会です。本来ならゼロ成長を受け入れる成熟社会をつくることこそ、今の日本は優先すべきです」(小林弥六氏・日刊ゲンダイ1/6

 

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<社会>

 

★「いじましき国賊公務員!」厚労省社会・援護局の課長補佐ら3人が出張費水増しで145万円を着服。

 

★「共謀もなく違法性もない!」…「日本歯科医師連盟」をめぐる政治資金規正法違反事件の初公判で同連盟前会長の高木某、元会長の堤某両被告無罪を主張。

 

★「摘発62人で幕引き」…警視庁交通捜査課が身代わり出頭の「佐川急便」社員ら18人を犯人隠避容疑で書類送検。

 

◆「受信料着服に続いて〜wwwNHK・福島放送局記者がタクシー券の不正使用、架空の深夜・早朝手当請求が発覚。

 

◆「弁護士バカ、2審も敗訴」…大阪高裁が「週刊新潮」のメガネ防衛相への取材をめぐる名誉棄損訴訟で「論評に域を出ない」夫・稲田龍示弁護士の請求を再び棄却。

 

★「TOYOSU  POISON  FISH-MARKET!」出来レース検査だった?――9回目の豊洲新市場地下水モニタリング検査で環境基準値79倍のベンゼンシアンなど複数の有害物質を検出。

 

◆「デタラメ木っ端役人!」…経産省が27年前の数字を使い回して調査品目40品目超の「繊維流通統計」"偽造"が発覚。

 

◆「関電にイエローカード」…高浜原発担当課長の過労自殺で厚労省福井労働局岩根茂樹・関西電力社長に管理職の勤務把握を指導。

 

★「医は詐術!」…警視庁捜査2課が性病と偽り投薬代数千万円を詐取した林某・新宿セントラルクリニック院長を詐欺容疑で強制捜査。

 

★「お前らこそクズ!」仕事がきつかったらいつでも辞めなはれ!――小田原市役所生活保護担当職員が「正義の味方」気取りの"SHATジャンパー"着用の大バカ!!

 

◆「大甘処分で幕引き!?「電通」が"ネット広告詐欺"で高田佳夫専務以下執行役員17人に減給10〜20%・3ヶ月、「過労死事件」中本洋一副社長ら5人に減給20%・3ヶ月の懲戒処分。

 

◆「初の労基法での指名停止」「JRA」が長時間労働で書類送検された「電通」に1ヶ月の指名停止処分。

 

★「不当訴訟!?…日弁連がAV出演拒否女性に対する「損害賠償請求事件」の代理人を務めた弁護士に「懲戒審査相当」の決定。

 

◆「変態クン、OUT!」…最高裁が下半身露出の司法修習生を罷免。

 

★「他省庁からもっと上手にやらんかいの声!」吉田大輔・前文科省高等局長が御法度(国家公務員法)破って早稲田大学教授に華麗なる天下りで前川喜平事務次官が辞職。

 

★「有醜の退任!」…退任する籾井・NHK会長が妄言連発のハチャメチャ退任会見。

 

 

<政治>

 

★「MISILE? NO,  THANK  YOU!」ドゥテルテ・比大統領ミサイル売り込みシンゾウ首相の申し出を拒否。

 

★「何かの間違いでは?」…JNN調べで安倍内閣の支持率が10%増の67%だって!?

 

◆「政敵に拓の"ひと刺し"!?」高木毅・前復興相の「パンツ泥棒事件」を調査していた山本拓・自民党福井県連会長「クロ」と断定。

 

◆「忠臣の不覚?」安慶田光男・沖縄県副知事に教員採用口利き疑惑。

 

◆「旧悪追及?」…東京都が豊洲市場の汚染土地購入を指示したシンタロウ元知事の法的責任調査を指示。

 

★「弟に続け?」…千代田区長選に五十嵐立青・つくば市長の実兄・五十嵐朝青氏が名乗り。

 

 

<企業>

 

★「再びの合併話が進行中!?」…空(MRJ)と海(豪華客船)の躓きで苦境の「三菱重工」が水面下で「日立製作所」との合併話を模索中。。

 

◆「最大1兆4000億円」…財務省が今年後半にも日本郵政株を追加売却。

 

◆「垣根を越えて"バクチ資金"を同じ財布に!?」「みずほFG」(資産管理サービス信託銀行)「三井住友トラストHD」(日本トラスティ・サービス信託銀行)が資産管理事業を統合。

 

◆「地獄にホトケ?」「キャノン」が「東芝メディカル」に続き半導体事業への出資で沈没寸前の「東芝」支援を検討。

 

 

<国際>

 

★「お笑い記者会見!?」「私は神が創造した最高の雇用創出者になる」「バズフイードは出来損ないのゴミの山」――米・ジャイアン次期大統領が気にくわないメデイア相手に言いたい放題のクラップ(がらくた)会見。

 

★「ツイッター政権が船出!」…不支持率歴代最高のドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任。

 

◆「身内の不祥事も何のその!?潘基文・前国連事務総長次期韓国大統領選に出馬宣言。

 

◆「正義より"経済"!?」…韓国・特別検察が李在鎔・サムスン電子副会長金淇春・元大統領秘書室長充旋・文化体育観光相事情聴取。

 

 

<原発>

 

<訃報>

 

◆能楽宝生流シテ方の本間英孝さんが心不全のため死去。享年83。合掌。

 

野崎欣宏・伸童舎会長が悪性リンパ腫のため死去。享年75。合掌。

 

◆ノーベル賞受賞の遺伝学者、英オリバー・シーミーズさんが死去。享年91。合掌。

 

◆台湾・自由時報会長の呉阿明さんが死去。享年92。合掌。

 

山本紘子・日本女医会会長が膵臓がんのため死去。享年73。合掌。

 

◆米作家のウイリアム・ピーター・ブラッティさんが骨髄腫のため死去。享年89。合掌。

 

◆俳優の神山 繁さんが肺炎のため死去。享年87。合掌。

 

◆米プロレスラーのジミー・スヌーカさんが死去。享年73。合掌。

 

◆万葉学者の渡瀬昌忠さんが肺腺ガンのため死去。享年87。合掌。

 

塚田和敏・元福音館書店社長が脳出血のため死去。享年69。合掌。

 

◆放送作家の山路洋平さんが直腸ガンのため死去。享年82。合掌。

 

加納時男・自民党元参院議員が死去。享年82。合掌。

 

◆落語家の露の雅さんが虚血性疾患で死去。享年35。合掌。

 

 

 

 

 

 

 


2017年1月24日配信「会津小鉄会分裂騒動でますますハッキリした神戸山口組VS6代目山口組の実相」<事件>


 
会津小鉄会(wikipedia)


 年明け早々、京都の広域暴力団・会津小鉄会で発生した原田昇若頭によるクーデターは、馬場美次・6代目会長が巻き返しを図り、原田若頭を絶縁処分にするとともに、自らは総裁にあがり、7代目会長を金子利典・4代目いろは会会長に譲ることで決着した。

 原田氏が、7代目の看板を下ろしたわけではないものの、親分の力が絶対の暴力団社会で絶縁の回状が出された以上、正統な7代目は金子氏ということになる。

 それにしても、150年の歴史を持ち、「大ひょうたん」の代紋で知られた「会津小鉄会」が、今や何の力も持ち得ないことを知らしめた事件だった。

 始まりは、1月10日、会津小鉄会傘下の心誠会会長の原田若頭が、6代目山口組傘下の弘道会の組員20〜30人を従えて馬場6代目に面談、引退を迫ったことだった。

 馬場氏は、通帳をだまし取ったとする詐欺罪で、昨年、懲役1年の実刑判決を受けているが、捜査の過程で自らの引退を捜査当局に示唆したことが、引退を迫られた理由だったという。

 「原田昇をもって、7代目会津小鉄会会長とし、不肖私の跡目とすることを決定しました」

 この文書が、馬場氏の本意でないことは、すぐに判明。馬場氏と連携する神戸山口組傘下の「山健組」の組員40人以上が、11日早朝、会津小鉄会本部を訪れ、留守番の若い衆を袋叩きにして追い出し、馬場氏の釈明と原田氏の絶縁を回状にして、全国の組織にFAX。馬場総裁=金子会長体制の発表は、翌12日だった。

 それにしても、クーデターを仕掛けた原田氏の実行部隊が弘道会で、その奪還を行ったのが山健組であるところに山口組分裂騒動の実相が表れている。

 山口組を名古屋の弘道会方式で締め上げ、締め付けることへの不満が5代目山口組体制下で中核だった山健組にあり、決起して神戸山口組を立ち上げた。

 究極の争いは、山健組VS弘道会――。

 当初から指摘されていたことではあるが、神戸山口組では「弘道会以外の6代目山口組関係者と付き合うのは構わない」という“内示”を出すなど、対立構図はより鮮明になってきている。

 それにしても、跡目争いに他組織の力を借りる会津小鉄会はどうなっているのか。

 「会津小鉄で威勢のいいのは、もう外に出て、両山口組に吸収され、今は年寄りしか残ってない。現役で活動する組員は100名強で、そのうち弘道会派が7割ぐらいで、残りが山健組派。そういう意味では、同組内でもっとも勢力があり、人望もある原田若頭が、京都を抑えたい弘道会の思惑に乗って、クーデターを起こすのは分からんでもない」(6代目山口組系幹部)

 当局に対して、引退を示唆していたという馬場6代目は、75歳と高齢のうえ、詐欺罪での1年間の服役は免れない。

 弘道会としては、この機に原田氏を前面に立てて、「京都侵略」を果たしたかった。

 もともと馬場氏は、山健組先代の桑田兼吉3代目の頃から山健組に近く、その関係は現在の井上邦雄4代目体制となってからも続いている。

 従って、井上氏が「逆盃」となるのを厭わず、神戸山口組を立ち上げると、神戸山口組派であることを隠さなかった。

 「会津の小鉄」こと、上坂仙吉を初代に1868年に結成された会津小鉄会は、京都を地盤に、人数的には少なくとも、神戸を拠点とする山口組に対して一歩も引かず、独自の存在感を保ってきた。

 しかし、今回のクーデター騒動で判明したのは、もはや独立組織ではなくなっていることで、それは同時に、「山健組VS弘道会」という対立構図が、全国の組織を巻き込みつつ、消耗戦によって弱体化していく暴力団の将来像を映している。【辰】

 

 

 

 

 

 

 


2017年1月21日配信「週刊0510のおススメ舞台」

 

 

 


2017年1月20日配信≪週刊0510archive≫「改竄されたDNA鑑定書で死刑判決!? そして性急過ぎた死刑執行!?――中井洽元国家公安委員長(09年当時)の“懸念”通り、『飯塚事件』久間三千年元死刑囚に冤罪の疑い?」



霖雨の時計台 西村寿行(徳間文庫)

 


 明和63年12月4日、福岡県飯塚市明星団地に住んでいたひとりの少女が行方不明になった。潤野小学校1年、松野愛子である。日曜の午前7時半頃、町内の廃品回収を手伝った後、団地内の公園で友達と遊び、さらに同10時頃、一人の男の自宅で弟と遊んでいるのを近所の人に目撃されるが、これを最後にこの女児は失踪した。この男こそ、久間三千年であった。
 
 久間三千年がこの女児失踪に関与したのか。証拠はない。だが、周囲の印象は、久間が極めて怪しいという雰囲気に包まれた。今度この男の周辺で児童が失踪すれば、重要参考人にされるのは明らかであった。ましてや殺害されるようなことがあったなら、警察は間違いなく久間を“想定した犯人”に仕立て上げるであろう。もちろんこの時点では久間も警察も3年2か月後にお互いが反目し合うことなど予想できなかったに違い。両者を土俵に載せてほくそ笑むものがいた。悪魔の謀略の第一段階は成功したのである。
 
 平成4年2月21日夕、福岡県甘木市野鳥の国道322号道路わきの林で、20日朝から行方不明になっていた潤野小学校1年、中川藍と同、梅野裕莉の二人の女児が死体となって発見された。二人の顔には殴打の跡があり血が流れていたという。二人は20日朝、別の友人と三人で登校したが、登校途中、この友人と別れ、飯塚市内の繁華街で目撃されたとの情報を最後に消息を断っていた。
 
 この時点で、つまり状況証拠すらほとんどない時点で「犯人・久間三千年」は9割方確定された。初めに「犯人・久間三千年ありき」であった。相撲でいえばもろさしで土俵際1メートルの所から無理やり取り組まされたのである。捜査の初期段階から、久間を犯人と匂わす、警察地元マスコミ一体となっての波状攻撃が繰り返し行なわれた。時に警察は、捜査の初めから久間の顔写真を持ち歩いて近所の住民に聞いて回るという人権を蹂躙した不当な捜査を平気で行なったのである。
 
 2女児の遺体発見で、松野愛子の敵が討てる、一部の警察関係者は色めきたったのであろう。だが、これこそ悪魔が想定していたシナリオであった。冷静に考えれば、久間の一連の事件への関与は素人目にも大きな矛盾があることは明白であった。まず久間三千年が知性ある性倒錯者として、かつて嫌疑をかけられたのと同じ自宅の近所に住む潤野小の児童を、何故わざわざ欲望充足の対象に選んだのか、しかも2人も、という素朴な疑問が生じてくる。
 
 我々が「変態久間」の立場なら自宅周辺での対象物色という危険な行為は間違っても犯さなかったであろう。以前に嫌疑がかかっていたのだから尚更である。最も不可解なのが、2女児の遺体や遺品をほぼ100%発見されるであろう道路わきにわざわざ放置したことであった。“殺人事件”になることを確信して。久間が松野愛子失踪に関与していたと仮定するならば、少なくとも欲望を充足した後の処理技術に関しては長けていたわけである。それが2女児殺害のような大それた事後の処理は、確実に己の首を絞めるであろう形で省略した。遺体が発見されれば警察は確実に動く。この“省略”こそ警察をフル嫁働させ、ターゲット久間が総攻撃されるように仕組まれた「起爆剤」であったのである。これより以後の 「久間攻略作戦」は以下のように行なわれた。
 
 3月に警察が得たといわれる「遺品遺棄現場での紺色ワンボックス車を見た」との目撃情報により、「同種の車を所持していた」久間三千年に捜査の対象はほぼ100%絞られ、この男と女児とを結びつける証拠の発見に全力が注がれた。警察は、最悪、決め手となる証拠品が発見されなかった場合、伝家の宝刀である内部工作による証拠のこじつけ、デッチ上けも辞さない覚悟でいた。3月下旬、久間に任意で提出させた毛髪と「現場に残されていたといわれる体液」とが警察庁で行なわれたDNA鑑定の結果「ほぼ一致」し、この時点で久間がほぼ犯人と断定された。だが検察に証拠能力を問われ、第三者の大学研究室で再鑑定したところ、一致の確立は非常に低下したものであった。ここに警察の苦悩がある。捜査は中断したかにみえたが、平成5年12月になって、前年9月に久間が手放した例のワンボックス車内を再度鑑定、翌年2月、1年5か月という歳月を怪て、女児の衣服に「付着していたという4種類の繊維」と前述の「車のシートの繊維とが一致」、さらに「シートの裏に付着していたといわれる「ごく微細な血痕」と女児の一人の「血液型も一致」した。8月、検察との協議の結果、久間三千年の死体遺棄容疑が固まり、9月29日、同容疑で、ついに逮捕された。最初の事件発生から実に5年9か月後、悪魔のシナリオは完遂されたのである。
 
 久間と警察の5年9か月に渡る闘争は警察による久間への一方的な「精神的拷問」という形で行なわれた。本来密室で行なわれるはずの自白強要が、衆人環視、認証の下行なわれたのである。特に2女児殺害以後は、久間の実名と顔写真を所持しての自宅近辺での聞き込み、張り込みが連日続けられた。平成5年9月には、警察の嫌がらせに対して堪忍袋の緒が切れた久間が、張り込みの捜査員に刈りバサミで切りつけるという一幕もあった。状況証拠らしい状況証拠と言えば「久間も持ってた紺色ワンボックス車が遺棄現場で目撃された」という情報のみであった。だがこれは久間に嫌疑が向けられるように作られた情報リークの可能性があったし、それが事実であるとしても、久間のものと同一の車種を使い、たまたま誰かに目撃されたか、あるいはわざと目撃された真犯人のものであろうことは容易に推測できるものであった。
 
 この「目撃」以外はすべてこじつけられた証拠である。DNA鑑定などほとんど信用性がないことが証明されたにもかかわらず、警察は自称「ほぼ一致」にあくまでこだわった。そもそも「現場で発見された体液」はDNA鑑定できるほどの量があったのか。車内の微物の鑑定に1年5か月もの長大な期間を要したのは伝家の宝刀の製作に四苦八苦していたからに他ならない。A、B、AB、O、2女児の型がそれぞれ異なるとして、いずれかが一致する確率は単純計算で二分の一である。こんなのが証拠と言えるのか。警察が久間逮補のよりどころとしている証拠に久間の車の「シートの4種顕の繊維と2女児の衣服に大量に付着していた繊維とが一致した」というのがあるが、これは殆ど詭弁であろう。女児の衣服のものであると100%断定できる繊維が久間の車の中から出てきたわけではないからだ。証拠となるには4種類の繊維が久間固有のものであることが証明されなければならない。4種類の繊維が量販されている、あるいは他者が真似て作れる、使用できる可能性がある以上、確固たる証拠にはなり得ないのである。にもかかわらず警察は、久間三千年を「怪しい」「やったに違いない」という偏見と思い込み、ほとんどこじつけられた状況証拠だけで犯人に仕立て上げたのである。
 
 久間三千年の起訴後、実に“奇妙”な事が起きた。何を思ったのか、警察は今頃になって松野愛子の痕跡を再び捜しに出かけ、それを見事に発見したというのである。地元マスコミはこの出来事を、6年間不明の愛子ちゃんの衣服が25分で発見された「快挙」としてこぞって報道した。この出来事は警察の「本質」というべきものを実に見事に物語っている。松野愛子の衣服(ジャンパーとトレーナー)は明星寺南谷山道斜面で再捜索に加わっていた地元消防団員の手により不法投棄のゴミに混じって発見された。これに対する警察のコメントが「失踪事件の風化を防止するため、当時の捜索でやや不十分だった場所をあらためて探しただけ」という“素晴らしい”ものなのだ。6年掛けて探し続けてきたものを今回はわすか25分で見つけ出したのである。しかも「とても6年前に捨てられたとは思えないほど傷みは少なかった」という関係者のごたいそうなおまけまで付けて。警察はいつから“超能力者”になったのか。よくもこのような見え透いた大うそを憶面もなく平然とつけるものである。まさに遺族と国民を愚弄したと言えるのではないか。この“奇妙な出来事”は一体何を物語るのか。可能性として次の事が推測されよう。
 
‥漸箸諒刀を抜いた。つまり全く同じ衣服を新たに用意し、自ら投棄し発見した。
警察が温存していた証拠(衣服)を今が出し頃であると判断し、偽装する形で発見させた。
松野愛子殺しの真犯人、第三者が久間を嵌める目的で今になって投棄し、リークして発見させた。
ぃ化児殺害で捜査の手が及ぶと判断した久間が、最近になって投棄しそれをたまたま警察が発見した。
ィ暁間野ざらしの衣服がほとんど無傷の状態で奇跡的に警察に発見された。

 
 現場で発見された着衣は、ゴミ不法投棄場所として調査した主婦の証言から平成4年秋頃にはなかったことが確認され、投棄の時期はそれ以降であることが判明している。したがってほとんど「傷みのない着衣」という事実と合わせて考慮するとイ硫椎柔は除外できよう。
 
 次にい砲弔い討世、平成4年秋以降といえば2女児殺害に関して久間に多大な嫌疑がかかっていた時期である。連日張り込みも行なわれており、このような状況での投棄はます不可能である。見つけられた時のリスクを考えればむしろ自宅で燃やすなりして処分するはずである。それにもともと久間はやってないのだから捨てようがないのだ。
 
 残るは´↓であり、この内のどれかが真相である。この時朝に、特定の場所に狙いを定めて、しかも超短時間で確実に“望みのブツ”を発見した。この意味することは4の“たまたま”とか5の“奇跡的に”ということではなく“そこにある”ことを警察は100%確信していたのである。
 
 この警察の“異能”に関して永留慶造飯塚署長は「若干の捜査情報に基づいた可能性もあるが、その情報は明らかにできない」と述べたそうだが、これを素直に解釈すると、すなわち直接の犯人からでないにせよ、何ものからかの情報リークがあったとも受けとれる。これが事実ならばむしろ久間の事件への関与は否定できよう。もしこの事実がなけれは、,△箸いΔ海箸砲覆襦もっとも警察は間違ってもデッチ上げたとは言わないだろう。いすれを取るにせよ、松野愛子殺しも久間に結びつけ、窮地に追い込もうという何者かの意図は見え見えなのである。
 
 ここで松野愛子殺しの意義を若干述べておく。サタンの本命はあくまで『中川藍』にあった。松野愛子の失踪は、〃抻,鬟侫覯覇阿気擦覆つ度に近所の久間に嫌疑がかかるようにする、⇒茲襪戮『中川藍』の儀式のための予行演習、という二つの意味があったと言える。儀式の完遂のための久間というスケープ・ゴートの必要性だ。松野愛子が演習であったことの証明は、その名前「愛」、衣服のあった「8木山」にある。この意味についてはボエドの『7バス報告書』の署長への謎かけと合わせて考えて頂きたい。
 
 この久間事件は、“謀略”により、いかにして無実の日本国民が殺人犯に死立て上げられるのかを端的に表しているケースである。その意味で、久間事件はすべての日本人に関わる問題であると言えよう。この事件の真相を追及しようとする姿勢を見せれば見せるほど、それを妨害しようとする勢力も勢いを増してくるであろう。『中川藍』の儀式の完遂は、サタンにとってどうしても譲れない橋頭堡的役割を合わせ持っているからである。従ってこれより以後も、久間に止めを刺す様々な小細工が仕掛けられる可能性が非常に高い。
 
 日本国民は自身の問題としてこの事件の成行きを監視していく必要がある。【怪文書その参『告発の書』・岩永天佑】


 


2017年1月19日配信<週刊0510archive>「御家人三千綱の『正義の味方・岩手の旅編』(高橋三千綱・特別寄稿)

 

 


 「Mクンへ」。

 江戸ものの時代小説を書くために借りた恩方の家だったが、1年間、何も書けず、ついに撤退することにした。家賃が払えなくなったためである。

 しかし、家に移したものの、恩方からの荷物書籍はまだぜんぜん片づいていない。西新宿、笹塚、赤坂、府中と転々とした、20年越しの荷物なのだから簡単ではないのは承知だったが、それにしてもまだこれほど残っていたとは。

 7月26日に恩方と自宅の両方でだいたい整理したはずだったが、まいった。府中から恩方に運んだときは荷物を三分の一にしたのだが、本の多さは想像以上だった 。
 家にある本を三箇所に分散することを頼んで、家をでる。姉夫婦と甥っ子まかせになる。
 拙者は整理と力仕事は苦手なのである。

 11時に家をでて、新宿にいく。京王デパートで古書展をやっている。
 目的の本はなかったが、なんとなく1万円ほど購入。それを秘書を呼んで渡す。
 そのため、東京駅についたのが、2時35分という時間。40分にはやまびこ57号にのっていた。

 学研の加藤君と待ち合わせ。これが彼との最後の取材になる。
 パーゴルフの川上部長と広瀬編集長は拙者をはじめ、さまざまなリストラをフリーライターに敢行し、自分たちはいまだに居残ってえばっている。
 真っ先にリストラされるべきは彼らだろう。
 川上はパーゴルフを単体の会社として独立させることを企んでいるが、うまくいくことはないだろう。
 そう簡単に上場して儲けようという企みが成功するものではない。
 人格失格で人が離れる。
 パーゴルフはいづれ吸収される運命にある。
 加藤君はどちらにいくかいまだに決心がつかない様子。拙者は学研に残ることをすすめる。

 5時24分水沢江刺着。さみしい町だった。
 武家屋敷を探して歩いていると料亭があった。
 ていうことは、芸者か小粋な仲居でもいて酌をしてくれるのかと思い玄関に入る。
 なんせ、今日で半年間の禁酒が解禁になる夜なのである。
 つらかったなあ。

 ところが訪いをいれても誰も出てこない。
 となりに同じ経営者の「梅ふたり」という料理屋があったので入る。
 酒をおばさんに頼むと一合なのに徳利で出てきた。
 そのほか、肴が6品ほども出てくる。
 最後に飯。
 加藤君とふたりで合計5400円だった。
 それにしても岩手誉れのうまさは腹の底にひびいた。

 ここの店主はでてくるなり「みちつなさんですか」といきなり拙者の名を口にした。
 おおー、有名人と思っていると、なんでも拙者が37年前につとめた山の上ホテルに働いていたことがあるという。
 拙者とは入れ違いで入ったらしいが、よく知っているという。
 水沢地区を活発にしようという活動もしているらしい。
 もともとは田園地帯でうまい米どころでもあるのだが、先は見えない。

 そこを出て、繁華街というかスナック街を散策する。
 拙者はカラオケのあるスナックやできの悪い女がいるスナックは敬遠している。
 それで小料理屋を探したのだが、ない。
 「駅」の高倉健さんみたいな気分で、倍賞千恵子のような女将がいる店はないかと歩いたのだが、ない。

 それで「紅亭」というかろうじて小料理屋ぽいところのドアをあける。
 カウンターだけの店で3人の客がいた。
 拙者は入ると、ふたりは出ていった。
 あとで女将の同級生だときかされた。
 ということは女将は40歳半ばか。体格のある女で、肩も腰も拙者の3倍くらいある。
 それは誇張ではない。
 夫と別れて子供をひとりで育てるために、1年前から店をやりだしたということである。
 しかし、下半身の頑丈さが、可憐とはほど遠い現実を映し出していて同情まではいたらなかった。
 ここでも酒を一合のむ。
 隣の老人は牛乳を飲んでいた。
 怪我をしたとかで酒が呑めないのだという。いい老人だった。

 「みずさわ北ホテル」にもどり、快眠。しかし、それもすぐに破られる。
 6時前に目覚ましがなる。
 起きて顔を洗う。
 6時半にFM放送、「グリーンジャケット」のディレクターから電話がはいる。
 タケ小山司会の生放送に出演。なんだか分からない内に終わる。
 それからまた眠る。7時半に下におりて朝飯。スケバン刑事の3代目の大西なんとかという女優がいた。
 すっぴんであるので分からなかったが、あとからきて加藤君が教えてくれる。

 8時に栗駒カントリークラブ。取材相手の三浦氏は72歳でかつては日本シニアのチャンピォン。ラウンド後、インタビュー。加藤君はそのまま新幹線で東京へ帰る。

 拙者は盛岡にいって「さんさ祭」をみるつもりだったが、ふらりと入った小料理屋の酒がうまく、生ビールと酒、つまみ代でしめて1500円を払って店をでて歩き、水沢祭をみる。
 そのさみしさに盛岡の「さんさ祭」の壮大華麗、「群舞鳴動」とくらべて、思わず涙する。
 見物客もおらず、テキやも出ていない。
 テキやのいない祭は健康すぎて騒ぐ気にはなれない。
 テキやという、整理屋がいるからこそ、日本の祭は表向きに喧嘩ですべて納まってきたのである。
 歩くうちに昨日入った「紅亭」に明かりが入っているのを見て、また入る。
 今日も牛乳を飲む爺さんがいて、テレビを見ていた。店を出て、しじみラーメンを食べる。妙な味だった。
 盛岡行きはあきらめて、北ホテルに投宿。

 8月2日(日)。朝飯後、武家屋敷や後藤新平の生家をみる。
 武家屋敷は式台つきの立派な玄関をそなえていて、正面からまっすぐには式台が見えないように敷石がおかれ、樹木が茂っている。
 中庭との堺には塀がある。
 潜り戸を抜けて庭にでる。
 落ち着きのある庭園で、中の座敷も江戸の趣そのままに残っている。
 こういうものがさり気なく残されているところに文化を感じる。
 無粋な政治家には理解できない境地だろう。
 中国の共産党にいたってはゼンゼン理解できない深淵な世界だ。
 日本のよさと誠実にいきた江戸の人のこころを見る思いがした。

 盛岡まで在来線でいく。バスで盛岡競馬場へ。無料バスである。沿道にはもうゴザやビニールがしいてあって踊りのための場所取りをしている。6時から始まるので、競馬のあとの見物には丁度いい。
 バブルの殿堂、そのなりの果てと貸した競馬場にはいる。2千人足らずの観客しかはいらないところへ、3万人分のハコモノを建てたのは地方競馬に群がった魑魅魍魎の虫どもだ。みんな死んだか、よいよいになっているはずだが、しぶとく生きのびているのもいるときく。
 この建物を建てるために盛岡競馬はすべての蓄えを吐きだし、さらに借金をのこした。儲けた建設会社は東京に逃げていった。日本長期銀行のハイエナだ。連中はアメリカ人の手先となり、ある幹部は2億円のチップをスイス銀行に振り込んでもらって大喜びしている。そのうちのひとりがまたぞろ、3行合併をもくろんで、国から金を奪おうと画策している。死刑にすべき連中だ。住友の西川もしかり。郵政銀行に逃げ込んだが、住銀時代に変額保険で老人たちを破滅させたひとりであることは間違いない。

 盛岡競馬のC1級クラスの競馬は一生懸命走っている馬には可哀相だが、迫力が中央の馬とはゼンゼン違う。
 もう、使役馬かサファリ動物園でライオンの餌になるのが目にみえている。
 無惨な世界だ。
 殺されるところを見たら、牛も馬も肉という肉は喰いたくなくなるだろう。

 ここの建物の中にはレストランはなく、したがってビールも売っていない。
 外に建てられた掘っ建て小屋にいくしかない。
 そのうちのひとつにはテレビがないのでレースがみられない。
 つまり、酒を売れば馬鹿な客が八百長だと騒ぎ出すと競馬組合ではみているのである。

 競輪とおなじ発想である。
 ジュースを飲みながらギャンブルなどできるわけがない。
 客を小馬鹿にした発想が、競輪や地方競馬を破綻させるのである。
 競輪には県の幹部が多いに関わり合い、天下りというか、ドブ鼠くだりをして職についているが、こういう輩の月給が厩務員の待遇のひどさにつながるのである。

 10レースの「フェアリーC」にキングヘイローの子、クインオブクインが出てきた。
 中央組を迎えたマーキュリーカップでは大差の5着とさすがに苦戦したが、ここでは楽勝。ダートの1800を馬なりで勝って150万円を手に入れた。
 30日のビューチフル・ドリマーCが楽しみだ。
 ここには中央からタマノホットプレイやトーセンブライトが出走を予定している。
 固い馬券だったが、2.3倍を手にして祭に向かう。
 
 神社のあるところで降り、小雨の中、乱舞する浴衣姿の女を見ていた。
 新幹線の時間がきて、途中で引き上げざるを得なかったのは、さすらいの馬券術師らしくない。
 やはり、儲けが少なかったのか、それとも、雨の中で飲んだビールが肝硬変を刺激したの分からない。
 いづれにしろ、ぐったりしてはやてに乗った。

 車中で買ったばかりのパソコンでトースポ用の原稿を書いて送る。
 このモバイルを使ったパソコンはテレビショッピングで買ったものでモバイル利用で15000円、ワードなどオフィス使用にプラス1万円の2万5千円で購入したものだ。
 毎月3千円ほどかかるが、さすらいのおっさんには便利なしろもので、ゴルフのクラブが一本8万円もすることと比べると、先端頭脳がいかに、安くこき使われているか、悲しいまでに理解できる。
 彼らが先行きに暗雲をみつめていることが分かる。

 

 

 

死ぬまで生きる、正義の味方より。

高橋三千綱HP
http://homepage3.nifty.com/michitsuna/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2017年1月18日配信「組織ぐるみは明々白々!――『佐川急便身代わり出頭事件』で検察は罰金刑でも警察の追及は燎原の火の如く!?」<事件>

佐川急便本社(☚wikipedia)


 宅配便大手の「佐川急便」が揺れている。

 警視庁が、2016年9月、運転手が駐車違反での検挙を逃れるために知人らを身代わり出頭させたとして東京営業所を家宅捜索した事件は、検察が12月22日、犯人隠避などで略式起訴、罰金刑で一応は終結した。

 6人を逮捕、40人が関与したとして調べを進めていただけに、「(30万円以下の罰金刑で済んだのは)意外に軽かった」というのが運輸業界に共通した声だが、佐川急便問題の根は深く、これで終わりそうもない。

 ハッキリしているのは、これが東京営業所だけでなく佐川急便全体に万延している事件であることだ。

 違反の取り締まりを受けると、運転業務をしない「下車勤」となって、昇進や収入に悪影響を及ぼす。そこで逮捕された管理職が、運転手が駐車違反をして警察署に出頭する際、「身代わりという手があるよ」と提案。出頭した身代わりには、運転手から2万〜2万5000円の報酬が支払われていたという。

 こうしたシステムが東京営業所だけでないのは、事件化後、多くの内部告発や投書が警察に寄せられたことで明らかだ。

 

 「バイト料を支払って身代わり出頭、ということが普通に行われていたので、それほど悪いことだという認識はなかった。ところが、逮捕者まで出たことで、『自分もやられるんじゃないか』と動揺した社員や家族が、訴え出るようになった」(佐川急便関係者)

 社内の動揺は、退職者が相次いでいることにも証明されている。

 『毎日新聞』(12/27)は、「7都府県で遅配 荷物集中や人員不足原因か」と、題して、現在、「佐川急便」の遅配が目立ち、「クリスマス関連イベントの荷物や歳暮などの配達を待つ利用者から、困惑の声があがっている」としたうえで、解消のメドは立っておらず、「想定以上の荷物集中や人員不足が原因」と、報じている。

 年末へ向けての混乱は、多分に今回の事件が影響していると見て間違いあるまい。

 さらに深刻なのは、「身代わり出頭」の常態化は、コンプライアンスの低下を物語っていること。その象徴が、代引き金額改竄による詐取事件だろう。

 12月18日、ネット社会で著名な人物が、Twitterで、「佐川急便に代引きの値段を書き換えられ、多くお金をとられました」と、呟いた。

 この投稿者は、伝票の画像を添付、荷受人(投稿者)が受け取った伝票金額は1万8783円で「6」が「8」に改ざんしているような痕跡があった。
 指摘を受けた会社側は、改竄の事実があったことを認めたうえで、荷受人に報告して謝罪、お金を返したという。

 広報担当者は「このようなことは、これまでにはなかった」と、説明していたが、コンプライアンスの欠如が指摘されている最中の事件だけに、「佐川急便」の運送業者としての信頼性は失われた。

 では、2016年末をもって、佐川急便を揺るがせたコンプラの欠如、信頼性の喪失は区切りを打ち、17年は再生への道を踏み出すのか。

 警察関係者は、「それほど単純ではない。捜査終結は、あくまで東京営業所で発覚した犯人隠避事件です。その後、都内だけでなく、各府県警に告発や投書が送られている問題を処理しなければなりません。組織ぐるみと判断された場合には、佐川急便本社をターゲットにした合同捜査本部を置くことになる。捜査は今後も継続です」という。

 一部には「警察OBの天下り先確保のための捜査継続」(業界関係者)という穿った指摘もあるが、それはともかく、安易に行っていた身代わり出頭が、「佐川急便」の経営の屋台骨を揺るがす"蟻の一穴"になるかもしれない。【寅】

 

 

 

 

 

 

 



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