「世の中で一番ばかばかしい買い物、民事裁判」<寄稿・連載9>



 <前号よりの続き>

 以下、民事裁判の欠陥について詳述する。
(1) 判決は、裁判官次第で変わる

(2)民事裁判では、勝てる方程式は無いに等しい
 これは先に述べたように、私の本を買ってくれた広島の弁護士が私に云った言葉だ
 が、椎名麻紗枝弁護士も『100万人を破滅させた大銀行の犯罪』で次のように書いている。
 【同じ裁判官が自己矛盾するおかしな判決】
 類似の事件でも解決(判決を含め)内容が裁判官次第で変わり、統一がないというものだ。
 甚だしいのは、「ほとんど類似する事件であるにもあるにもかかわらず、同一の裁判所がわずか1ヶ月の間に、一方では請求を棄却し、別件では、生保に対して、被害者に勝訴の判決を言い渡している。江見弘武裁判長が98年に出した二つの判決だ」

 一人の裁判官が類似事件で1ヶ月の間に、まったく異なった判決を出し、恥としないのだから、裁判官が異なれば、なおさらだろう。
 この江見裁判官は、御小姓(出世)組裁判官(現高松高裁長官)として健在である。

 私の裁判で、地裁裁判官(渡邊 壮)は、相手側の当事者(会社社長)も原告主張の業務委託を認めていても、判決に、本人尋問調書は証拠として認められない、と堂々と書いた。
 こんな判決を、高裁も、最高裁も正しいとした。
 判決に「○○○中、右の認定に反する部分は、たやすく採用することができず、他に右の認定を動かすに足る証拠はない」と書いておけば、どんな証拠でも採用しないで済む。

 これを裁判官心証主義といい、憲法が裁判官に与えている特権というがほどがあろう。
 こんな権限を裁判官たちが自由自在に悪用し、判決を下しているのが今の民事裁判だ。
 こんな杜撰、無責任な民事裁判でどれだけ多くの人が、財産、食を失い、過程を壊され、なかには生命まで捨てているのかと思うと“許せない”という思いが噴き出してくる。

(2) 良い裁判官、悪い裁判官に当たるも運次第
 裁判官は偏りのない公正な裁判を行うため、職権の独立、身分を憲法で保証され、正しいことを正しいと判決するものだ、と我々は信じ込まされている。
 しかし、これがとんでもないウソだということは、民事裁判を経験した者だけが知る。
 国民は民事裁判と無縁だから、裁判や裁判官を非難する方が間違っていると思っている。

 東京の裁判所で私の本を買ってくれた弁護士の先生が、パネル板の『民事裁判の欠陥』を読み、「あなたは良い裁判官はどれくらいいると思うか?」と聞いた。
「10人に1人ぐらいは正しいことを正しいと判決する裁判官がいるのでは」と答えたら、「100人にひとりもいない。まして、出世組裁判官ばかりの東京の裁判所には、そんな裁判官はいない。そんな裁判官は石垣島か、網走のような僻地に飛ばされているよ」と言った。

 ハンセン病の判決で国の責任を認めた判決を出した熊本の裁判官が、判決後、簡易裁判所に左遷された。
 この裁判官は左遷を覚悟し、国民のため判決を出したそうだ。
 気骨ある裁判官は地方に飛ばされ、中央には出世組の裁判官だけ、と本にも書いてある。

 また、ある若い弁護士が、「同期の司法研修所の裁判官も転勤が怖くて、自分の判断で判決は書けない」と、いつも言っている、と私に話してくれた。
 良い裁判官に当たるのは、宝くじに当たるようなものというのでは、国民として情ない。【原 敏恭】(次号に続く)

─崟い涼罎念貳屬个ばかしい買い物、民事裁判」<寄稿・連載8>



 <前号よりの続き>

 国民から金を取り立て、不良品を撒き散らしているのが、日本の民事裁判官たちだ。
 
 <欠陥民事裁判の現状>
“酬茲郎枷輯閏‖茲琶僂錣
¬瓜裁判では勝てる方程式は無いに等しい
N匹ず枷輯院悪い裁判官に当たるも運次第
ず枷輯韻篭い者、大きい者が正しいと判決する
ジ朕佑篌紊ぜ圓量Jの裁判官は少ない
δ鷭个気譴疹攀鮟駑爐眇該困擦此⊂攷与柔舛睛由もなく却下する
ДΕ修鮓世辰討瞎襪瓩茲Δ箸靴覆
判決は自分を評価するところを見て下す
判決に対し無責任、気楽だ
弱い個人には民事裁判は一審制。控訴、上告、再審があるち思うな。書いてあるだけのお題目
裁判官仲間主義
2年で3人も変った裁判官(転勤という弊害)
事件の引き継ぎもなく、常にゼロから始める後任裁判官
裁判官の天下り先は大銀行や生保など大会社
最高裁への上告、特別抗告などは書いてあるだけのお題目
案本の民事裁判官は、適当な和解案で和解させる仕切り、談合屋
叡鳥匯扱残錙一卵性三つ子の裁判村では、本人訴訟で勝つのは難しい
欧気蕕吠鬚譴詭瓜裁判の話

私は,ら韻泙任鬟僖優詒弔謀修蝓∩覆┐討い襦また、チラシでも。
ほとんどの人が弁護士先生も含め、「この通り、今の民事裁判はますます悪くなっている。どうしようもないという。

裁判官に、一部の弁護士、検事までが加わった「団子三兄弟」、「一卵性三つ子」たち裁判村の住民たちが、せっせと杜撰、無責任裁判のやり放題だ。

個人や弱い者が「正しい判決を求めても駄目だ」ということがようやくわかった。
こんな民事裁判をそのまま放置することは、ますます日本が駄目になる。
こんな民事裁判に奈落の底に落とされた自分が、以下「民事裁判の欠点を訴え続けよう」と誓った。【原 敏恭】(以下次号)


「世の中で一番ばかばかしい買い物、民事裁判」<寄稿・連載7>



 <前号よりの続き>

3 裁判官の給与と管理

(裁判官の)給与について、先の安倍晴彦弁護士は、『犬になれなかった裁判官』で
「憲法の定め(憲法第80条2項)により減給はされないが、短期間に定期的、あるいは差別的に不定期に昇給する仕組みになっている。〜給与・昇給が人事政策に取り入れられ、餌に、鞭に使われていく。〜そして一部の裁判官を昇給させ、一部の裁判官を昇給させないという昇給の差別が行われている」と。

 また、朔立木著『お眠り私の魂』では、
「同期で任官した新任者は、初めはまったく同じ新任給で出発し、判事5号、4号まではあまりひどい差なしに上がっていきますが、それ以上になると露骨な差がつけられます。
 その上の3号になるのに、同期の者より5年も送らせたりするのです。
 号は累進的に割高になっていきますから、我々の期で言うなら、良いところにいる者と、悪いところにいる者とでは、月額にして30万円の開きになっています。

 裁判官が公式の会合を開くとき、その席次の順は、司法修習の期の順でもなければ、裁判所での地位の順でもなく、受けている号の順なのです。
 誰がいつこんなことを決めたのでしょう。何位とも露骨な「正義の殿堂」のイメージとはあまりにも違う、金で順位をつけるしきたりです。

 ひどい差別を受けている者が言ったそうです。給与が少ないと言って妻に責められるのは、まだ我慢する。でも、この席次で後輩たちが次々と自分を追いぬいて、上席に座っていく、この屈辱だけには耐えられない。
 今の最高裁当局の「訴訟促進キャンペーン」は凄まじいもので、裁判官の勤務評定である「裁判官考課調査」で、まず重視されるのが、その裁判官が1年に何件の事件を処理し、判決を書いたか、という数字です。
 だから、誰でも判決の件数をこなしたい一心に変わりはないのです」と。

 シェイクスピアも『リヤ王』の中で言っている。
「犬に位階を与える。人それに従う」と。
 
 給与・転勤・官舎に加え、処理件数を勤務評定の最重要基準としたら、原告と被告の間に裁判官だけしかいない民事裁判にあっては、判断基準は、どちらが正しいかではなく、自分の出世にどちらが影響するかを基準に判決をかくようになるのは当然だろう。

 憲法第76条3項がいう「すべて裁判官は、その良心に従い、独立してその職権を行い、この憲法および法律のみに拘束される」と、職務の独立と自由を保障されている正義の番人たちの姿とは程遠い民事裁判官たちの姿だ。
 これだから民事裁判は上に行けば行くほど、不良度合いがひどくなる。【原 敏恭】(以下次号)

桂馬隆志の一刀両断! 「時効廃止法案の“功罪”を問う」



「逃げ得、許すまじ」…犯罪被害者や被害者遺族の声に押されて、重大事件の公訴時効を廃止・延長する刑事訴訟法などが5年ぶりに改正、即日施行された。
 その内容は、最高刑が死刑の罪は25年の時効が廃止され、無期懲役・禁固の罪は15年を30年に延長、20年の懲役・禁固の罪は10年を20年に延長、それ以外の有期懲役・禁固の罪は5年を10年にそれぞれ延長、しかも過去15年間に発生した殺人事件で、未解決の事件(370件)についても、改正法が適用されるというものである。

 ほとんどの大マスコミは、「殺人事件被害者遺族の会(宙の会)」の声を前面に押し立てて、「よくやった!」とばかりに肯定的な報道に終始。特に数時間後に時効が迫っていた、95年4月に起こった倉敷放火殺人事件の捜査が継続されることを“快挙”として好意的に伝えたほどである。

 しかし、国会での審議に要した時間は、わずかに1ヶ月弱。多くの問題点をなおざりにしたままの法改正に問題点はなかったのか? なぜ法務省はいつになく迅速に今回の法改正を進めたのか? 

 確かに、被害者やその遺族の1日も早い犯人検挙を願う気持ちや完全に癒えることのない悲しみ、無念さを思えば、今回の改正に疑問を口にするのは「当事者の苦しみを知らない人間の戯言」との誹りを受けるかもしれないが、それでも次の3つの理由で当欄は敢えて素朴な疑問に拘泥するものである。

 そもそも時効の廃止・延長は、「厳罰化が犯罪を抑止するものである」とする考えに基づくものであり、その延長線上に位置するのが、究極の厳罰である「死刑制度の存続」である。
 法務省が、死刑制度こそが凶悪犯罪の“ブレーキ”であると確信、未だに制度の存続に拘泥しているのは周知の事実である。
 相次ぐ再審請求で「司法の権威」がぐらついている昨今、法務省にしてみれば、その“元凶”たる再審請求をできるだけシャットアウトするには現在、死刑判決を受けて獄舎に在る未決囚の刑を速やかに執行、“死人に口なし状態”にするのが最善の策。とすれば、厳罰化を謳った今回の法改正は、死刑に対する世論の批判を躱には(官僚らしい迂遠な方法ではあるが)うってつけの隠れ蓑といえるのではないか。

 次に、法律施行の時点で過去に遡って改正法を適用するというのは、多くの憲法学者が指摘するように、遡及処罰を禁止した憲法第39条にモロに抵触するのではないか。
 世間の目が普天間基地問題や陸山会事件に向いている折も折、法務省はどさくさに紛れれて“失地回復のための方便”を新法によってゲットしたのではないか。

 そして、最後は時効の廃止・延長による長期にわたる捜査によって起訴された場合に、証拠の散逸や証人の死亡などによって惹起される「冤罪」の危険性である。
 捜査側の「証拠の保全方法」を指摘するムキは多いが、それより格段に問題にすべきは、長い年月の経過によって毀損される被告人の「防御権」であるはずである。
 民主党のマニフェストにあった「取調べの可視化」を放置したままで、冤罪な発生を助長するような法律改正は、まったくもって本末転倒であろう。

「功少なく、罪多し」…就任以来初めて、仕事らしい仕事をしたと思いきや、法務省と二人三脚で法律改正(改悪?)に精を出した千葉景子法務相の見識に首を傾げるのは当欄だけではなかろう。【桂】

映画『BOX』-袴田事件・命とは-を観て<寄稿>



 先夜は、人生において良い経験をさせて頂きました。
 こんな理不尽なことが現実に起こっていたのか?
 「冤罪」「死刑」「裁判員制度」「取調べの可視化」など色々なことを考えさせてくれた衝撃的な映画でした。
 最後の「あなたなら…」のナレーションが心に残ります。【大学講師】

桂馬隆志の一刀両断! 「暴走する君側の奸・生方幸夫副幹事長に喝!」

 いわく「小沢幹事長の政治資金問題について幹事長を辞めるべきだという声が圧倒的に多い。国民は小沢さんが不起訴になったから全部シロとはおもっていない。」
 いわく「自民党政権時代には中央集権を批判したのに、今の民主党は中央集権だ」
 いわく「民主党は教職員組合からあまり献金を受けてはいけない。北海道教職員組合の問題は、これも一番上は輿石さんの責任だ」
 いわく「風通しを良くしてこそ民主党だ。言いたいことが言えないのは言論統制だ」
 いわく「幹部を批判したから辞めさせるという判断自体が間違っているのだから、間違えた人が国民に大迷惑をかけて申し訳ないと言うべきである」。
 いわく「元の鞘に収まったのだから、それでいいのではないかとはならない。なぜこんなことになったのか。反省がないとダメだ」。
 いわく「ダメだと言われれば、その場にわたしが留まるのがいいのかどうか、判断しなければならない」。
 いわく「引き続き説明を求めていく。やって戴けないときの身の処し方は自分で考えている。一緒に出来ないということなら辞めざるをえない」。
 いわく「われわれは絶えず国民と対峙しているのだ。国民に向かってモノを言うのは当たり前の話だ。これからもメディアを通じて批判し続けるつもりだ」。
 いわく「自分が最もでなければならない会議には出席している。俺は朝が弱いんだ。さして重要でもない会議に、いちいち出席する必要はない」。

 少々長くなったが、これすべて先々週から先週にかけて生方幸夫・民主党副幹事長が口にした“生方語録”である。
 言いも言ったり、よくもまあこれだけゴタクを並べたもの!と呆れてしまうが、“生方語録”の内容の是非はともかく、本誌が問題にしているのは同氏の「立ち位置」である。

 いやしくも同氏は、国対担当の副幹事長である。民主党の要職に在る御仁である。
 本来ならば、沖縄米軍基地移転問題を筆頭とする数々の難問に苦慮、思ったような政策運営ができないことで支持率が急落している鳩山内閣をここぞとばかりに支えなければならない責任者のひとりである。
 にもかかわらず、まるで自民党差し回しの“間諜”の如く味方を窮地に陥れる振る舞いは「組織に籍を置く者としては絶対にあってはならない言動」である。

 生方副幹事長は千葉6区の有権者108270人の負託を受けてバッジをつけている衆院議員のひとりである。
 308人もの代議士がいれば、自分の意見と真逆の意見を口にする“同志”もいよう。意に添わぬこともあろう。気に入らぬヤツもいよう。腹が立つこともあろう。
 しかしである。
 当選4回。いやしくも党執行部に名を連ねる以上は、たとえ不平不満があろうとも、そこは“じっと我慢の大五郎”。歯を食いしばって党務に邁進するのが、国会議員以前に「組織人としての道」ではないのか。

 「逆名利君」…それでも、なお腹に据えかねるものがあるのなら、潔く役職を返上したうえで、堂々と自らの信念を口にするべきであり、それでこそ10万人以上の有権者も「さすがはオラが先生!」と喝采を贈るに違いない。

 テレビカメラに囲まれてヒーロー然とする前に、「立ち位置」をわきまえた折り目、筋目の通った人間として行動して初めて発言に重みが増すのであり、国民の信頼を得られるというものである。
 今のままでは党内の風通しを良くするどころか、百害あって一利なし。党内の“お邪魔虫”として、“蝶々の収集家”と同じ運命を辿るのは目に見えている。…好漢・生方幸夫・副幹事長に喝!喝!喝!【桂】

「東京オリンピック招致事業」の“正体”は税金無駄遣いイベントだった!?<寄稿>

 さる10月19日に開かれた東京都議会特別決算委員会で、失敗した東京オリンピック招致活動に使われた費用150億円のうち60%強に該たる95億円が、いわゆる「イベント開催など招致機運を盛り上げるための費用」に充てられていたことが明らかになりました。
 そもそも、「招致機運を盛り上げるための費用」とは具体的に何のための費用なのでしょうか。
 「オリンピックメダリストや芸能人などの有名人を呼んでトークショーや講演会、体操教室、サッカー教室などを開催、『東京都はこんなにも一生懸命努力しています』という姿勢をアピールするイベントですが、要するに大金をかけた“お遊び”みたいなものです」
 都庁に勤務する友人は、あっけらかんとした顔で、こう“解説”してくれましたが、100年に1度の不景気というご時世に、なんとまあ納税者をバカにした発想でしょう。
 しかも、イベント開催業者との契約は、総費用の35%に該たる約54億円の事業費を獲得した博報堂をトップに、ほとんどが一般競争入札ではなく、随意契約というではありませんか。
 このことについて、都議会で民主党議員から質問を受けた担当者は、「専門的な知識を必要とする業務だから…」と答弁したそうですが、なぜ“お遊び”に近いイベントに「専門的な知識」が必要なのでしょうか。
 なかには都下にあるパチンコ屋専門の広告業者が、日本体操協会からの紹介で、都内で開催されたイベントを受注していた(780万円)例もあるそうです。さっぱり理解できません。
 また、複数の市区町村から開催イベントを請け負った業者が8社もあり、そのうちの3社は、招致委員会本体の事業も請け負っていたということも明らかになっています。これまた特定の業者との“癒着”を疑われてもやむをえない異常な受注です。
 また、呆れたことに東村山市では、招致に失敗した(10月2日)後の今月24日になって、なんと700万円もの税金で「招致イベント」を開催したというのですから、何をかいわんや。狂気の沙汰と言うほかありません。
 「オリンピック招致という錦の御旗を掲げれば、誰も文句は言わないし、言わせない」…“火事場泥棒”にも似た「税金の無駄遣い」が徹底追及されることを願わずにはいられません。【桜吹雪】

桂馬隆志の一刀両断! 「鳩山政権1ヶ月の公約進捗状況を点検する」

 「脱官僚」を掲げた新政権が発足して早くも1ヶ月が経過した。民主党にとっては、何から何まで初物尽くし、それも前政権の“厄介な置き土産”が山積している修羅場に素手で駆けつけたような政権交代だっただけに、まさに緒についたばかりの段階。性急に採点するのもどうかと思うが、敢えて鳩山民主党の掲げた『主要公約25』の進捗状況を点検してみた。

 まず、政権交代の最大の眼目であった「政治主導の予算編成」は、補正予算を3兆円近くカット、90兆円の大台乗せになった来年度本予算概算請求を行政刷新会議で精査、無駄を削減して大ナタを奮う。鳩山首相が国連で高らかに宣言した「温室効果ガス25%削減」は、実現に向け必要な国民負担や経済効果を試算するワーキング・チームを発足。「米国とのFTA締結交渉」は、赤松農水省が渡米、カーク米通商代表部代表と会談するも本交渉には至っていない。「インド洋での補給」は、来年1月の根拠法失効に伴い、海上自衛隊を撤収。代替案として民生支援を検討、岡田外相がアフガニスタンを電撃訪問した。「普天間飛行場移設」は、具体的な移設先が決まらず、鳩山首相は県内移設容認を表明するに止まっている。また「東アジア共同体構想」は、中・韓からは評価されたが、米国には説明せず、先送りの公算大。
 「北朝鮮拉致問題」は、新しく対策本部を設置、首相自らが充実させることを明言した。

 「暫定税率廃止」については、来年度からの廃止をに向けて、政府税制調査会で議論をスタート。「国債発行抑制」は、藤井財務相は歯止めをかける方針も、税収落ち込みで赤字国債発行の公算大。「税制改正」は、党税調を廃止、政府税調に一本化。租税特別措置見直しを協議。「天下り禁止」は、原則廃止を閣議決定。但し当面は公募方式で維持。「公務員制度改革」は、来年4月の内閣人事局設置は未定のまま。「地域主権の推進」は、地域主権戦略室を新設。来年の通常国会に基本法の提出を検討。「国会議員の定数削減」は、民主党が衆院比例定数80議席削減案を出すも、社民・国民新党の反対で頓挫。「政府入り議員増員」については、議員100人以上の政府入り法案は先送りされた。

 前原国交相の現地訪問で話題を呼んだ「脱ダム」は、八ツ場ダム・川辺川ダムの建設中止を表明したのをはじめ、全国48ダムの一時中止を宣言。反対意見が多い「高速道路無料化」は、場所は未定だが、平成22年度から地方を中心に段階的に実施することを表明した。「郵政民営化見直し」は、臨時国会に株式放出凍結法案提出の予定だが、会社形態など具体案は未定。「雇用対策、製造業派遣禁止」については、緊急雇用対策本部を設置。製造業派遣禁止についても検討を開始する。

 「子ども手当支給」は、官房長官が来年6月後半からの支給を表明。「母子加算手当の復活」については、年内の復活を確約。不評の「後期高齢者医療制度」廃止は、平成25年度からの新制度移行を検討するための有識者会議を設置。未だにすっきりしない「年金記録問題」は、日本年金機構を来年1月に暫定発足、対策チームを設置し本格的な全面照合に着手。「公立高校無償化」は、政策会議でヒアリング、来年度からの実施を目指して、来年の通常国会に関連法案を提出することを、それぞれ決定。また「農業戸別補償」についてはコメを対象とするモデル事業の来年度実施を検討中である。

 以上、駆け足で25の主要公約について現在の進捗状況を点検してきたが、既に本格的に走り出したものあり、スタートラインに就いたばかりのものあり、未だ準備に手間取って“銭湯の暖簾状態”のものあり。千差万別だが、実際問題1世紀以上も続いてきた「官僚政治」の打破を一朝一夕に望むのは酷というもの。国民は100年余の間、この日を待ってきたのである。僅か4年が待てないはずはない。「急いてはことを仕損じる」。「政権交代」の実効化を静かに待ちたいものである。【桂】

御家人三千綱の「正義の味方・ジャパネットたかた&学研編」<高橋三千綱・特別寄稿・癸魁

「M君へ
 昨日は母の一周忌にきてくれてありがとう。賑やかに喋ってくれる君がいたおかげで、座があかるくなった。
脊椎損傷で一時は一生車椅子での人生を送るのことを余儀なくされていた君が、一応歩けるし、電車にものれるようになった姿をみるのは一安心だ。
 だが奥さんの苦労は大変なものだろうな。君は自分自身の生きている意味を考えているようだが、それに対して拙者は無責任でいる立場をくずすことはないだろう。
 ただ、一緒にできる仕事はこれからもやっていきたい。やりがいのある仕事を頼みたいと思っている。

 最近のことを書いてみる。

 8月12日のことだが、新幹線でもどる車中で、トースポの原稿をかいた。ジャパネットたかたで15000円で買ったNECのLaVieを使った。これは、買った当時は安いと喜んでいたものだが、2週間後に9800円で売りだしたことが判明。
 いくらなんでもひどい。あのキンキン声にだまされたのかと思うと、たとえ5000円でも腹がたつ。
 それで質問状と返金請求を書いて出すことにする。なめんなよ、といいたい。
 こういうことが公表できる世の中になったのは、見晴らしがよくなって大変いい。コンピューターにも使い方がある。

 それから車中で還暦ルーキーの古市プロのことを「テーミス」に書いた。彼は40歳のときゴルフ倶楽部に入会して、クラブ選手権を10回とったカメラ屋のオヤジだが、阪神大震災ですべてを失い、一念発起してプロになったオヤジだ。
 彼をモデルにした映画「ありがとう」も2年前に完成した。彼の神さまは「感謝」の神である。
 あらゆる壁にぶつかるたびにそれを切り抜け、やがて優しくなれる自分に勇気が湧く、それが「感謝」の神さまというわけだ。
 人様々だが、気力のある人が楽しい人生を送れるということだろうな。
 拙者はなかなか真似できないが、まず、雨の中でも歩くことから始めてみようかと思っている。

 拙者の仕事はまずまずだが、講談社に渡した「素浪人浪人心得」がまだ本にならない。新担当のM氏は700枚を越える原稿をどう縮めるか苦慮している様子だった。
 どこの出版社も不況で苦しんでいるが、それをいいだしたらきりがない。前に進むしかないないのだから、やるしかない。そう、ハッパをかけておいた。

 そういえば、君も知っている学研のK氏のことだが、いつのまにかパーゴルフを離れていた。副編集長から編集長になると思っていたので、その人事異動は不快であった。
 編集のトップは取締役掘氏で、全て彼の判断だいわれているが、しかし、直接の上司だったK部長に気に入られていないのが左遷の原因だと拙者は思っている。K部長は信用ができない。
 パーゴルフを独立した出版社にして自分が社長になろうと企んでいるようだが、ついていく編集者はどんなやつになるか。しかし、蛇のような生き方をするやつが横柄な面構えをしていられる会社組織というものは不思議だ。
 拙者の連載も劇画、チャンピォン物語ともにK部長の情実判断のもとで斬られた。劇画が途中でおわったとき、パーゴルフの部数は月刊で2万部落ちたという。年間で5000万円の損失だ。
 それでも部長が居座ることができる組織なのだ。首にされたままの拙者は当然面白くない。悪口をいうのは当たり前だ。正義漢らしくないかもしれないが、いい人ぶっていられるほど呆けてはいられない。
 向こうが正しい判断だというなら、ライターであるこっちにも生活権がある。いっそのこと、「著作者人格権の侵害」でK部長と掘氏を訴えてやろうか思っている。
 ただし、学研本体とは喧嘩しない。当たり前だ。弱い者いじめをするやつをやっつけるのが正義の人なのだ。
 負ける勝負はしない。しかし、顧問の中山氏がやめろというので、まだ、考慮中だがね。ともあれ事業部として独立する編集局は掘氏の指揮のもとでどんな編集をすることになるのか。
 パーゴルフで拙者の担当だった加藤氏は独立するパーゴルフの編集局にはいかず、学研に残ることにしたという。いい決断だ。
 学研は人事がまだ迷走中。出版部で拙者の担当部長だった人はゼンゼン別の部署にいったという。仕事をする約束になっていたのだが、まだ連絡はない。新部長からも何の連絡もない。そういう会社なのだと割り切るほかないだろう。怒るだけなら、訴訟したほうが健康にはいいのだろうと思っている。

 それはともかく、民主党の教育路線期待で学研の株価が急騰して250円になったが、拙者は9月半ばには200円を切るとふんでいる。
 五反田に建てた新社屋は実はすぐに売り払って、おなじところで賃借中の状態でいる。まずは個人的な憤慨を君にぶつけた格好になった。許されよ。
 君も同じ雑誌で仕事をしていて突然きられた経験があるし、とりあえず、やられた同士の怒りをどこにどう向けていくか、考えてみようというわけだ。泣き寝入りは体に悪いからな。怒ろうぜ、同士。

さすらいの御家人より」


高橋三千綱HP
http://homepage3.nifty.com/michitsuna/


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